WBSは英語Work Breakdown Structureの略語で、日本語で作業分解構成図や作業分解図と呼ばれます。
WBSは作業(Work)を分解(Breakdown)して構造化(Structure)する構成図で、プロジェクトなどで、大きな単位の作業を小さな作業に分解して、階層的に構造化し図表化します。
WBSの作成は、次のような手順です。
① プロジェクト全体の成果物を定義
② プロジェクト全体を大きな単位で成果物に分解
③ 大きな単位の成果物ごとに小さな単位に分解
④ 小さな単位に分解された成果物に対して必要な作業(ワークパッケージ)を考え、コストや人員を算定、スケジュール策定を行う
図表化では、左に大きな単位の成果物を置き、右に小さな単位の成果物とワークパッケージを記載したり、木構造と呼ばれる枝分かれの図になります。
WBSの活用によって、プロジェクト全体が細分化されることで、実際に実務で実施していくべき作業が明確化されます。
細分化された作業に基づいた現実的なスケジュールが立案でき、担当者の分担もクリアになります。
また、プロジェクトにかかる工数が明らかになることで正確な見積りが可能となり、プロジェクト開始後もWBSによる進捗管理がしやすくなります。
ガントチャート
WBSと合わせて使われる表にガントチャートがあります。
ガントチャートとは、プロジェクトのスケジュールを詳細に管理できる進捗管理表のことで、WBSで分解したワークパッケージをもとに作成されます。
ガントチャートは、縦軸にワークパッケージごとの作業内容や担当者、作業の開始・終了予定日などを置き、横軸に詳細な日時を置いて、進捗を一目で確認できるようにします。
OBS(Organization Breakdown Structure)
OBSは、WBSで分解したワークパッケージをもとに、担当人員の配置を図表化した構成図です。OBSはプロジェクトにおける組織の責務を記載した組織図となるため、プロジェクトを進めていくうえで重要です。そのため、担当者変更や組織変更が起きた場合には、OBSを更新していく必要があります。