トリプルメディアとはメディア(消費者・ユーザーが情報を得る際に接触する媒体)の代表的なもので、「ペイドメディア」「アーンドメディア」「オウンドメディア」の3つを指します。各メディアの特徴は以下の通りです。
・オウンドメディア(owned media)
自社が所有するメディア。広義では、コーポレートサイトやブランドサイト、コンテンツサイト、ECサイト、会社のパンフレットや広報誌などの種類があります。
・ペイドメディア(paid media)
有料で掲載するメディア。 4マス広告(テレビ・ラジオ・新聞・雑誌)、リスティング広告、バナー広告などが含まれます。
・アーンドメディア(earned media)
第三者が運営し、企業の評判や信用を得るメディア。 口コミサイトや個人のSNSなどがあります。
PESOモデルとシェアードメディア
日本における宣伝媒体の分類基準はトリプルメディアが主流ですが、海外では「PESO」モデルがメインで使われています。PESOモデルは2010年に米国の大手PR会社Ketchum社が発表したもので、トリプルメディアに「シェアードメディア」が加わっています。
「シェアードメディア」とは、消費者が発信するTwitter、Facebook、InstagramなどのSNSを通しての口コミや拡散を指します。先ほど紹介したアーンドメディアの例でもSNSをメディアとしてあげていますが、PESOモデルにおけるシェアードメディアとアーンドメディアの違いは、同じTwitter、Facebook、Instagramなどの上にある情報でも、シェアードメディアは消費者が発信したものであり、アーンドメディアは企業がSNSを活用して発信した宣伝情報である点です。近年、倫理上問題視されているステルスマーケティングを防ぐためにも、シェアードメディアとアーンドメディアの違いを十分に理解する必要があります。
参考記事
・トリプルメディアとは?オウンドメディア・ペイドメディア・アーンドメディアについて
・オウンドメディア活用~トリプルメディアの新基準「PESO」モデルとは?
・オウンドメディアを作りたい!初心者でもわかるオウンドメディアの作り方
・BtoBビジネスにおけるオウンドメディアのメリット、デメリットとは?