タグとは
タグとは、インターネット上に情報をどのように表示させるかを指定する命令文のことです。我々が普段目にしているWebページは、HTMLファイルを通じてGoogle ChromeやInternet Explorerなどのブラウザ上に表示されます。
● 何をどこに表示させるか
● それぞれ何色で表示させるか
● どのような文字・画像を使うか
例えば、以上のような命令文がタグとしてHTMLファイルに組み込まれており、それらをブラウザが読み込んでWebページを表示しています。つまり、タグがあることで初めてWebページが表示されるということであり、タグの命令こそがWebページを成り立たせる重要な要素であることがわかります。
タグにはツール制御タグやコンバージョンタグ、HTMLタグなどの種類があります。
HTMLタグによるSEO対策
HTMLタグに間違いがあったとしても、基本的に検索エンジン(GoogleやYahoo!などの検索プログラム)から罰則等はありません。
例えば、Googleの巡回プログラムである「クローラー」は、インターネット上にあるWebサイト・画像・PDFなどのさまざまな情報を日々取得しており、HTML構造のエラーやミスも補正して判断できるといわれています。
ただし、クローラーがHTML内のリンク間を移動して解析・データベース化した情報をもとに、検索エンジンの結果が表示されているため、作成したページを正しく認知してもらうことは重要です。
クローラーに認識されなければ、自社のWebサイトを検索結果として表示してもらうことはできません。作成したサイトが検索結果の上位に表示され、多くの人に見てもらうためにはHTMLの最適化を行い、効果的なSEO対策を施すことが必要となります。
具体的には、「h1~h4」に適切な配分でキーワードを入れること、また、クローラーの回遊率を上げるために「タグ」の埋め込みリンクには適切なキーワードを入れること、リンク切れに注意すること、などが挙げられます。
h1: 大見出し(タイトル)
h2: 中見出し(章・目次など)
h3: 小見出し(各章のポイント)
h4: 超小見出し(h3よりも小さい補足)
ユーザーと、検索エンジンの両者にとって重要なのが見出しのタグ「h1~h4」です。そのWebサイトの内容を知るために、見出しは重要な手がかりとなります。よく検索されているキーワードや、ユーザーが見つけやすいキーワードを見出しに入れておきましょう。
「<a>タグ」のリンクも同様に、内容がよくわかる適切なキーワードを入れ込むことが大切です。
参考記事
・HTMLとは?簡単なHTMLタグの基本からCSSの基礎まで初心者にもわかりやすく解説
・GTM(Googleタグマネージャー)とは。基本的な概念から使い方まで解説します
関連用語
・HTML
・SEO