セグメンテーションとは、市場をさまざまなカテゴリに分け、小さくグループ化していく作業を言います。分けられた小さなグループをセグメントと呼び、どのセグメントに向けて営業をかけるかを決定するのがターゲティングという作業になります。
セグメンテーションはマーケティング戦略の基本で、セグメンテーションを行うことで、一定のニーズをもつ層を抽出し、そこに経営資源を集中させていくことが出来ます。
セグメンテーションのポイント
セグメンテーションでは、自社にとって意味のある軸や切り口(変数)を見つけることが重要です。顧客の対象が個人消費者である消費財市場のセグメンテーションで用いられる変数としては、一般的に以下が挙げられます。
・地理的変数(ジオグラフィック):
国、地方、気候、人口密度、文化、政府による規制、都市化の進展度、顧客の行動範囲など
・人口統計分布(デモグラフィック):
性別、年齢、職業、家族構成、所得水準、学歴、宗教、人種、国籍など
・心理的変数(サイコグラフィック):
ライフスタイル、価値観、性格、社会的階層、購買動機など
・行動変数:
購買活動、使用頻度、求めるベネフィット、購買パターンなど
一方で生産財市場をセグメンテーションする場合は、顧客対象が法人や公官庁などの団体となるため、上記の変数に加えて、使用頻度、利用状況、購買方法や購買者の特性など複数の変数によって綿密に分けていくことが必要となります。
参考記事
・セグメンテーションとは?ターゲティングとの違いや分類する方法、具体例
・マーケティング戦略の基本「セグメンテーション(市場の細分化)」とは?
・顧客セグメンテーションとは?概要や分類例、実践方法まで解説!
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・マーケティングセグメンテーション|有名事例から活用法を学ぼう
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