SaaSとは、「Software as a Service」の略であり、ベンダーがシステムやサービス、プラットフォームなどを、インターネットを通じてユーザーが利用できるサービスのことです。
SaaSの最も大きな特徴は、インターネット環境があればユーザーがどこにいても利用でき、デバイスの制限も無い点が挙げられます。
また、システムはクラウド上で管理されるため、同時編集や共有なども容易です。クラウド上にあり、システムの管理やアップデート、セキュリティ対策等はすべてベンダーが行うため、社内でこれらのことを考慮する必要もありません。
これらの機能は、それぞれのデバイスごとにインストールする必要のある、パッケージ型のシステムでは不可能であり、SaaSの大きなメリットと言えるでしょう。
さらに、SaaSの場合は導入にかかる初期コストも大幅に抑えられます。
パッケージ型のシステムの場合、システムの構築から行うと初期費用として数百万円以上かかることも珍しくありません。
しかし、SaaSの多くはサブスクリプション形式の課金形態であるため、ランニングコストはかかるものの、導入時の初期費用が非常に少なく済みます。
決済後、すぐに利用開始できることがほとんどであるため、スピーディに業務効率の改善などを図りたい場合は、積極的に検討することを推奨します。
SaaS以外の「as a Service」
SaaSを含む、「as a Service」には複数の種類があり、それぞれ形態は若干異なるものの、いずれも提供されるサービスやシステムが、インターネットを介して利用できることには変わりありません。
SaaS以外の「as a Service」の代表例と、それぞれの意味は下記のとおりです。
・ PaaS:「Platform as a Service」の略。ネットワークやサーバーシステムなど、アプリケーションを動かすために不可欠な土台を、インターネットを通じて提供するサービス
・ IaaS:「Infrastructure as a Service」の略。情報システムを動かす上で必要なサーバーやネットワークを、インターネットを介して提供するサービス
そのほかにも、様々な「as a Service」が存在しており、この形態のサービスは増加傾向にあります。
企業でシステムなどを導入する際は、従来のパッケージ型のものと、SaaSをはじめとする「as a Service」を比較したうえで、選ぶ必要があると考えられます。
参考記事
・ASP(Application Service Provider)とは?その特徴やSaaSとの違いを解説!
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関連用語
・インフラ(infrastructure)
・プラットフォーム
・API(Application Programming Interface)
・IT(Information Technology)情報技術