商品開発とは、消費者のニーズを調査して、顧客に求められるような商品の開発を行う活動のことを指します。
一般的に、新しい商品やサービスの開発を、一人の独断や開発部門の思いだけで進めるのはとても危険です。よくあるのは、開発部門が自ら行った市場調査に基づいて開発を進め、いざ販売の段階になって営業部門から「こんなものは売れない」と判断されて協力が得られないケースです。
マーケティングにおける商品開発のプロセス
特にマーケティングは単なる市場調査ではなく、顧客に価値を届けるまでのすべての活動を指します。そのため、マーケティングにおける商品開発では、市場調査から企画、開発(投資)、販売、回収までのプロセスを一貫して行うことが重要となります。
すなわち、企画部門、開発部門、販売部門のすべてが参加し、以下のプロセスで開発を進めていくのが理想となります。
●環境分析 商品開発の前には、以下にあげるフレームワークを用いて自社を取り巻く環境をしっかりと調査・分析しておかねばなりません。
・PEST分析
・5F分析
・3C分析
・VC分析
・SWOT分析
これらの分析は一商品のためだけでなく、業界における自社の立ち位置を確認するためのもので、定期的に更新しておく必要があります。
●戦略立案
以下はまとめてSTP戦略とも呼ばれます。ここから具体的な顧客像を絞り込みます。
・セグメンテーション
・ターゲティング
・ポジショニング
関連資料:ポジショニングマップの作り方とパワポテンプレート【×5パターン】
●施策立案
4P分析( Product(商品)、Price(価格)、Place(流通・販売)、Promotion(販売促進))を行い、施策の立案を行います。
商品開発においては、この段階で最終的な商品の企画(デザイン、ブランド、パッケージ、品質、保証など)を決めます。
参考記事
・マーケティングにおける商品開発のプロセスとは?基本と具体例をご紹介
・テストマーケティングとは?行う目的や方法を解説!
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・インフルエンサーの有名人活用手法をご紹介!BtoB領域でうまい活用方法とは!
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関連用語
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