ポジショニングマップとは、STP戦略の最終工程であるポジショニングで用いられるフレームワークで、競合との差別化を図り、競争優位性のある独自ポジションを導き出す際に使用される手法です。
ポジショニングマップでは、市場における各商品のポジションを、縦軸と横軸とからなる2次元の座標によって表現します。よって、市場の状況や各商品の関係性をひと目で把握することができます。
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ポジショニングマップの作り方
ポジショニングマップは、次の手順で作成します。
1.ポジショニングマップの軸を選定する。
2.選定した軸を縦軸、および横軸として、自社および競合の商品をプロットする。
ポジショニングマップを作成する際は、軸の決め方が重要です。軸としては、以下の4つが挙げられます。
・商品の仕様や機能にもとづく軸
・商品が満たすニーズや提供するベネフィットにもとづく軸
・使われる機会や用途にもとづく軸
・競合製品にもとづく軸
ポジショニングマップを作成する際は、購買決定要因(KBS)を考慮し、相関の高い要素を軸として選ばないように注意しましょう。
また、ポジショニングマップを作成する目的は「競合と差別化でき、競争優位性のある独自なポジションを探す」ことにあるので、競合が存在しない領域を意識して軸の選定を行う必要があります。
参考記事
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