ポジショニングとは、ターゲティングで抽出した顧客のニーズに対し、どのような価値を提供するかを決める作業を指します。
ポジショニングは経営学者のフィリップ・コトラー氏によって提唱されたSTP戦略の最終工程で、ポジショニングによって自社の立ち位置をしっかり定め、効果的にマーケティング戦略を進めることが出来ます。
関連資料:ポジショニングマップの作り方とパワポテンプレート【×5パターン】
ポジショニングの6つの基準
コトラーは、ポジショニングを行う上で以下の6つの基準を定めることが重要だと説いています。
1. 特定の製品属性に基づいたポジショニング
「低価格さ」や「素材の質・高級感」など、製品自体の属性を活用することを指します。
2. 製品が提供するベネフィットに基づいたポジショニング
顧客のニーズに対して製品が満たすベネフィットをポジショニングに活用することを指します。
3. 製品が使用される機会によるポジショニング
顧客が製品をどのような場面で使用するか観察し、ポジショニングに生かします。
4. 競合製品との関係性を活用したポジショニング
自社製品と競合製品との関係性から、他社と比較して自社製品ができることを示します。
5. 競合製品と距離をおいたポジショニング
競合製品にはない自社製品の特性を出すことで、顧客に違いを認識してもらう方法です。
6. 製品の種類別のポジショニング
同じ製品でも別の用途でポジショニングすることが効果的なことがあります。
以上6つの戦略を組み合わせて活用することで、より明確な他社製品との差別化を行うことが出来ます。
参考記事
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・ポジショニングマップの作成方法~マーケティング戦略の競合との差別化
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