プラットフォームとは
プラットフォームとは、英語で「台、台地、舞台」という意味の英単語で、特にITの文脈ではサービスやシステム、ソフトウェアを提供するための土台や基盤となる環境のことを指します。
例えばコンピューターやスマートフォンでアプリケーションを動作させるためには、プラットフォームとなるOSが必要です。一方で、スマートフォンでアプリをダウンロードするためのApp StoreやGoogle Playなどは、コンテンツを配信するためのプラットフォームとも言えます。また、Googleなどの検索エンジンやAmazonなどのECサイトも、インターネット上で展開されるWebサービスで多くの人が利用するという点で、オンライン上でのプラットフォームと言えます。このように、プラットフォームといっても幅広い意味を指す場合があります。
プラットフォーム戦略
プラットフォーム戦略とは、業種・業態に依らず、情報や商品、サービスなどをやりとする場としてプラットフォームを構築することを目指す戦略です。特にこのような事業者のことをプラットフォーマーと呼びます。
プラットフォーム戦略が注目されるようになった背景としては、インターネットの普及があります。TwitterやFacebookなどは、インターネット上でサービスを展開したことで、世界中の人々が利用するプラットフォームにまで成長したと言えるでしょう。
プラットフォーム戦略では、ユーザーの数が増えれば増えるほどコンテンツやサービスとしての利便性が向上し、結果としてプラットフォーム全体の価値が高まります。そしてさらにプラットフォームを利用するユーザーが増加するという好循環が生まれます。
またプラットフォーム上では、サービスを利用する企業やユーザーが増えるにつれて、多くのデータを集めることができます。例えば、プラットフォームを利用する企業の属性を分析して、マーケティングなどに活用することができます。このように、プラットフォームを利用する企業のビッグデータを分析して、新たな価値を生むことが期待できます。
参考記事
・GAFAとは!いまさら聞けない巨大IT企業や呼称の背景を解説
・SNS(ソーシャルネットワークサービス)の基礎知識と現代のSNSマーケティングがもたらす効果をご紹介
・オウンドメディアの運用に便利なプラットフォーム(CMS)について
関連用語
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