ITとは、コンピュータやネットワークなどを活用した技術の総称で、現代の情報社会で使われる技術を表す言葉として広義に使用されています。
英語のInformation Technologyの略語で、日本語では情報技術と訳されます。
ITの歴史は、第二次世界大戦における軍事目的からスタートしたといわれ、1950年代以降一般のビジネスに活用されるようになりました。現在のようにITが日常生活にまで及ぶきっかけとなったのが、パソコンなどのデバイスの登場とインターネットの普及です。1990年後半からITは世界規模で急速に拡大し、同時にIT社会、IT企業といったITという言葉自体も一般的に使用されるようになりました。
ICT
ITと並び使用される言葉にICTがあります。ICTは英語のInformation and Communication Technologyの略語で、日本語では情報通信技術と訳されます。
ICTは、ITのうち通信を代表とするコミュニケーションに関わる技術について表す場合に使われるケースが多くみられます。
たとえば、インターネットやデジタル通信など通信技術そのものを指す言葉として使われる場合や、コミュニティーやライフスタイルへのIT技術の応用について使われる場合があります。
IT社会
現代はIT社会(情報化社会・情報社会)とよばれ、情報が中心となって機能する社会になっています。ITは、コンピュータだけの範囲ではなく、テレビやゲーム機、エアコン、スピーカーなどの家電や自動車に装備されネットワーク化が進んでいます。身の回りのあらゆるモノがインターネットに接続されることを意味する「IoT」はInternet of Thingsの略です。
ITを活用したIT社会への変化は、グローバル規模で社会経済構造の変化を起こしており、変化に適応することが国家レベルの喫緊の課題になっています。
IT企業
ITの普及によって、IT関連を取扱う企業全般がIT企業と呼ばれるようになっています。
代表的なIT企業に、ソフトウェア、ハードウェア、システムサービスを提案する企業などがあげられます。
ソフトウェアを提案する企業は、アプリケーションやオペレーションシステムなどソフトウェア自体を制作します。
ハードウェアを提案する企業は、パソコン・モニター・マウスなどのハードウェアを製造します。
システムサービスを提案する企業は、ユーザーのニーズに合ったシステムを企画提案し、開発、運用を請け負います。
参考記事
・潜在顧客の開拓につながる、行動データに基づいたWebマーケティングとは
関連用語
・ニーズ