PCにおけるインターフェースは時代とともに進化を遂げており、現代ではGUIが多くの人に利用されています。GUIという言葉を知ってはいるものの、具体的にどのような意味を持っているのか分からない人も多いのではないでしょうか。
本記事では、GUIの意味や特徴について解説するとともに、GUIともう一つの代表的なインターフェースである、CUIとの違いについても解説します。
GUIの意味を再確認したい人は、ぜひ参考にしてください。
GUIとは
GUIとは、現在のWindowsPCやMacPCでも採用されている、マウスや指によってPCの操作を行える画面のことです。「Graphical User Interface」の略であり、コンピューターと人間の接点となる画面と考えると分かりやすいです。
GUIは1963年のアメリカの空軍システムである「SAGE」で導入が始まり、1984年の「Macintosh」や1985年の「Windows 1.0」で家庭向けのPCにも普及しました。これ以降、PCはもちろんのこと家電製品などにも導入されており、電子機器全般の使いやすさを支える技術となっています。
GUIは多くの人に直感的にPCや電子機器を使用してもらうきっかけになるとともに、それらの機能によって得られる、生活の豊かさや便利さの礎になっていると言えるでしょう。
GUIとCUIの違い
GUIと似た言葉にCUIがあります。GUIでは画面上に表示されたものをマウスで選択するなどして、操作を行うインターフェースであるのに対し、CUIではキーボードからPCに命令文を入力することによって、PCの操作を行うインターフェースです。
GUIが普及するまでは、PCにはCUIが採用されており、利用者はPCに対する命令文などを把握したうえで使用する必要がありました。これによって、専門的な学習を行った人にしかPCが使えず、GUIが普及したときのようにPCの流行が起きなかったのです。
なお、一般の人々はGUIによってPCを操作する機会がほとんどであるものの、現代でもCUIは利用されています。特に、複雑なOSの操作などを行う際に使用されており、MacOSのターミナルや、WindowsOSのコマンドプロンプトによる操作が、CUIに当てはまります。
CUIは一般の人々に使用される機会はほとんどないものの、開発者・技術者に使用されるインターフェースとして、現代にも存在していると考えると良いでしょう。
参考記事
・インターフェースとはどういう意味だろうか?様々な場面で使われる意味を解説!
・UI(ユーザーインターフェース)とは?意味や役割、UIデザインのポイント