エンゲージメントとは、自身の所属する企業の方向性に共感しており、企業に貢献したいと希求する意欲を指します。
コロナウイルスの流行に伴って在宅勤務が導入され、リアルなコミュニケーションを行えない環境では、社員のモチベーションや生産性の維持が課題となっています。その解決策の一つとして、企業と従業員の相互信頼を向上させるエンゲージメントに注目が集まっています。
エンゲージメント向上のメリット
企業が従業員のエンゲージメントの向上を図るメリットは、大きく分けて2つあります。
1. 生産性、顧客満足度、企業業績の向上
海外の調査でも、従業員エンゲージメントの高い企業と低い企業では営業利益率に約1.5倍の差がみられるという結果もあるように、従業員エンゲージメントが高いと、企業の業績向上につながります。また自発的で積極的な従業員が増えることにより、生産性が上がって企業活動の効率と品質が向上し、顧客満足度の上昇にも繋がることが期待できます。
2. 人材リテンションの向上
従業員エンゲージメント向上は、離職率の低下(=定着率の向上)に貢献します。充当要員としての中途採用のコストを削減する効果もあり、自社での従業員定着率向上にも資することから、従業員エンゲージメントの向上は重要であると言えます。
従業員エンゲージメントを高めるには様々な施策がありますが、企業によってそれぞれに文化や仕組みが異なるため、他社の施策をそのまま導入しても効果があるとは限りません。あくまでも自社に最適な施策を採用することが重要になってきます。
参考記事
・エンゲージメントとは?従業員の定着率をあげるためにできるエンゲージメント向上の施策
・リモートワーク時のエンゲージメント向上の秘訣とは?企業ができる具体的な対策
・エンゲージメントを向上させる具体的な方法、事例とは?|内定者・新入社員2021年度版
・採用、従業員のエンゲージメントに効果が。採用オウンドメディアでできることとは
・「レコグニション」制度とは?人事制度としてのメリットについて解説
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