botは、robotの略語で、おもにパソコンやスマートフォンなどのデバイス上で、人間のかわりに自動的に処理を行うアプリケーションやプログラムを総称しています。
botは、進化し続けており、使える機能も増え、ビジネスや日常生活で広く活用されています。
botは、人間のかわりに自動的に処理を行うという広義の中で、つかわれる場面によって大きく分けて2つの意味を表します。
セキュリティ関連で使われるbot
botは、セキュリティ関連で使用される場合、おもに悪意のある不正プログラムである、コンピュータウイルスの一種という意味を表します。
コンピュータウイルスであるbotとは、悪意のある攻撃者が、標的とするコンピュータの外部から遠隔操作する手口を指します。
標的となったコンピュータがbotに攻撃され感染すると、botに感染した他のコンピュータで構成されたbotネットワークに取り込まれ、悪意のある攻撃者の指示で迷惑メールやサーバー攻撃などを行う手段として気付かないうちに使われてしまいます。
プログラムとしてのbot
Chatbotは、インターネット上でbotが人間のかわりに自動的に作動する、テキストや会話でやり取りをするプログラムです。
スマートフォンなどで使用されるMicrosoft社が開発した音声アシスタント機能(Cortana) や、apple社が開発したバーチャルアシスタント(Siri)もChatbotのひとつです。
企業のホームページや商品やサービスのサイトで消費者からの質問や問い合わせに答える窓口としてChatbotが活用されています。
また、Twitterで、決められた間隔で、自動的に投稿を行う自動ツイートを行うアカウントがTwitter botと呼ばれています。
Twitter botでは、自動ツイートのほか、返信や指定したキーワードへの反応なども自動で行います。
Googleに代表される検索エンジンは、インターネット上に拡大し続けているWebサイトを自動的に巡回するbot(searchbot)を使って、データを収集し、データベースを作成しています。
また、オンラインゲームでは、プレーヤーに変わって自動的にゲームプレイを操作するプログラムをbotと呼んでいます。
参考記事
・マーケティングにおけるAI活用〜具体的なツールや導入のポイント
・チャットボット(chatbot)とは?基本的な機能から具体的な導入方法まで!
・チャットボットはマーケティングで活用できる!?効果と可能性を解説
関連用語
・チャット