アルゴリズムとは
アルゴリズムとは、特定の問題や課題を解くための手順を、単純な操作や計算の組み合わせによって表したものです。英語ではalgorithmと言います。用語自体には数学の解法や筆算の意味も含まれますが、ITの文脈では特にコンピュタープログラムとして記述できるものを指します。
アルゴリズムを図式化したものがフローチャートであり、フローチャートではアルゴリズムにおける処理の流れを視覚的に理解することができます。またコンピューターで処理するための具体的な手順をプログラミング言語で記述したものがプログラムやソースコードであり、コンピューターでアルゴリズムを実行する場合は、四則演算や値の大小の比較、条件分岐や繰り返し処理を組み合わせることで解を導きます。
一つの問題に対して複数のアルゴリズムが存在する場合もありますが、その場合は計算の時間効率やメモリー効率、手順のシンプルさ、解の精度などが異なる場合があり、目的によってアルゴリズムを使い分けることが求められます。
アルゴリズムの具体例
アルゴリズムの具体例としては、以下のようなものがあります。
ソートアルゴリズム
数値列を昇順または降順に並べ替える
探索アルゴリズム
対象となるデータの中から目的の値を探し出す
圧縮アルゴリズム
データが表す情報を損なわずに、より小さいデータサイズに変換する
顔検出アルゴリズム
画像の中から人間の顔を検出し、判別する
経路探索アルゴリズム
地図アプリやカーナビなどで出発地から目的地までの最適な経路を探索する
アルゴリズムの知識をつけておくと、一見複雑そうに見える問題も、紐解いていけば簡単なアルゴリズムの組み合わせで解くことができる場合があります。特にプログラミングにおいては、アルゴリズムを活用することでプログラムのパフォーマンスや保守性を高めることができるので、理解を深めておくと良いでしょう。
参考記事
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