アドレス(address)は、住所や宛名という意味で、日常的に広く使われています。IT分野においては、「インターネット上で使われるアドレス」と「コンピュータのメモリアドレス」の2つの意味で使われています。
インターネット上で使われるアドレス
インターネット上で使われるアドレスは、インターネットに接続された機器を特定する「IPアドレス」、Webサイトやホームページなどの場所と属性を指定する「URL」、電子メールを使うユーザーを特定する「メールアドレス」などがあります。
IPアドレス
インターネットのネットワーク上では、IP(Internet Protocol:共通のプロトコル)によって、コンピュータや通信機器が通信を行います。そのためには、コンピュータや通信機器を特定するための識別番号が必要です。この識別番号をIPアドレスと呼びます。
URL
URLは、インターネット上のWebサイトやホームページなどの場所と属性を指定するもので、いわゆるインターネット内のアドレスということになります。具体的にはWEBサイトやホームページなどのリソースの種類、サーバー名、ポート番号、フォルダ名、ファイル名などの情報を決められた書式で表します。
URLは「https://profuture.co.jp/」というように表し、先頭の「https://」はSSL化され、通信にhttpsプロトコルを使ってhttpよりもセキュリティが高いデータ通信を行っていることを示します。
「profuture.co.jp/」の部分をドメインと呼びます。ドメインはインターネット上のサーバーの住所を表すものです。「co.jp」は日本で法人登記を済ませた会社が使用できるドメインです。「co.jp」の「co」は「commercial」の略で、商用であることを示し、「jp」は日本を表します。
メールアドレス
メールアドレスは、インターネット上で電子メールのやりとりをする際にユーザーを特定するための記号です。メールの宛先にメールアドレスを記載してメールの発信・受信を行います。
具体的には@マークの前にユーザーを指定する記号を設定し、@マークの後ろにメールサーバープログラムのアドレスが置かれます。
コンピュータのメモリアドレス
コンピュータのメモリ装置(RAM)内で、データやプログラムの場所を示す番号をメモリアドレスと呼びます。また、メモリ管理によって有効なメモリアドレスの範囲をメモリアドレス空間といいます。
参考記事
・潜在顧客の開拓につながる、行動データに基づいたWebマーケティングとは
・E-A-Tとは?Googleがseo対策で評価する基準を解説!
関連用語
・IT
・ドメイン
・サーバー