マーケティングオートメーションとは、マーケティング活動の中で行っていた手動で手間のかかる部分を定型化・オートメーション化し、マーケティング活動を効率化するソフトウェア・ツールとなります。
これまではBtoCがとても進んでいた印象でしたが、BtoBもかなり進んできた印象で、マーケティングオートメーション業者に聞いても特に人材ベンダーの導入が今年はとても進んでいるようです。
今回はマーケティングオートメーションを使ってみた感想とツール選定について解説をいたします。
マーケティングオートメーションを使って分かったこと
ここ3年くらいで弊社も3社~5社ほどのマーケティングオートメーションツールを見たり触ったり、運用したりと触れてきました。
マーケティングオートメーションツールの個社名を出してしまうと怒られそうなので、総じて感じたことをお伝えしたいと思います。
まず、当たり前のことですがマーケティングオートメーションを導入し、使い始めただけではオートメーション化はされません。
導入後に各キャンペーンやイベント・メール配信設定を行ったり、スコアなどの情報を設定したりとやることがたくさんあります。
この中で私が感じたのが各社によって難易度が全く違うということです。
難しいものは本当に難しく、ベンダー側のコンサルタントを入れて追加料金を取られたりすることがあります。
一方で、簡単なツールは一度覚えてしまえば普通に使えて運用できるものもあります。
簡単なツールと難しいツールとを比較しても、結果として見えてくるデータやコンバージョン率は実はそこまで大きく変わりません。
あとはユーザーインターフェイス(管理画面や設定画面の見え方)やユーザーエクスペリエンス(使い心地)、データベースの持ち方は各社によって違いますし、ここの仕組みによっては、さっぱり使い方が分からなくなってしまうこともあります。
私個人としては、わりとSFA(営業支援システム)等に慣れてしまっている人間なので、それに近い考え方や使い方が出来るツールに出会ったときには感動しました。
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ツールの選び方とは
では自社に合ったツールを選定するにはどうすればよいか。
正直に申し上げると、自社に合ったツールを探し出すのはとても難しいのです。
ベストな選択をして、導入後もすごく合っていてよかった、という話をこれまであまり聞いたことがないからです。
ここはマーケティングオートメーションツールのベンダーや、それに付属しているコンサルなどに聞くのではなく、実務的に使っていた人やマーケティングオートメーションの代理店などではない、いわゆる中立的な業者に聞く事をおすすめします。
ツールをグルーピングして総じた全体的なお話をさせてもらいますと、国内系のベンダーのマーケティングオートメーションも進んできましたが、直近でも外資系の方が進んでいるように感じます。
そもそも外資系のベンダーの方が進んでいる印象であった中で、国内系のベンダーも追いついてはきているものの機能面や使い心地、管理画面の表現方法などではまだまだ追い付けていない印象です。
外資系のマーケティングオートメーションを進めるわけではありませんが、外資系のベンダーの方が自社に合わせた中で色々とやりたいことに対して合ったツールを提供していると感じています。
あとは自社でマーケティングオートメーションを実際に使用し、運用していく巨大な労力を要しても、効果があったと思えなければならないので、簡単に分かり易く運用しやすく、活用して結果が出せそうな状況を作れるツールが結果が出るツールと言えます。
まとめ
◆マーケティングオートメーションツールは世の中に色々と出てきており、自社に合ったものを探し出すのはかなり難しい
◆どんな基準で選定をすればよいかを考えた際に、マーケティングオートメーションの経験者や中立的に評価してくれる人にアドバイスを求めるのがよい。自社に合ったものを選定するのが一番であるが、簡単で分かり易く、運用しやすく結果が出せそうなものを選定するのがよい。