ビジネスシーンにおいて捨てメアドを上手く活用することで、競合サービスの調査や、新たなサービスの試験的な導入がしやすくなるケースもあります。使い方によってはマーケティング活動においても利用でき、企業の戦略実行にも役立つでしょう。
今回は、そんな捨てメアドの作り方や活用事例をご紹介していきます。また、捨てメアドを利用する際の注意点や管理方法についてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
「捨てメアド」の基礎知識
捨てメアドとは、使い捨てのメールアドレスのことを指します。アカウントを作成することで誰でも利用でき、Webブラウザやアプリをとおして、端末に関係なく使えるのが特徴です。
捨てメアドはフリーメールとも呼ばれており、代表的なものにはGoogleやYahoo!、iCloudなどが提供するメールサービスがあります。
捨てメアドとよく比較されるキャリアメールとは、auやdocomo、SoftBankなどのキャリアが提供するメールアドレスのことです。該当するキャリアを契約している人だけが使うことができるメールアドレスのことを指します。
捨てメアドは、以下のようなビジネスシーンで活用可能です。
● 業務用のアドレスを外部で使用したくないとき
● 競合サービスの資料請求に使用するとき
● 一時的なサービス利用時
● マーケティング施策におけるテストのとき
捨てメアドは、メインとするメールアドレスと使い分けることで、興味のない営業メールやメルマガを排除できる点が魅力です。
また、競合に知られることなく調査やサービスの利用が可能となるため、ビジネスシーンにおいては非常に重要な役割を果たすといえるでしょう。一方で、利用するフリーメールサービスによってはセキュリティ面での不安や信頼性が低くなるといったデメリットがあります。
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安全な捨てメアドの作成方法・特徴
ここからは、捨てメアドの作成方法とそれぞれの特徴についてご紹介していきます。
Yahoo!メール
Yahoo!メールは、Yahoo!JAPANが提供している無料で使えるメールサービスです。Yahoo!メールでは、セーフティアドレスと呼ばれる捨てメアドが最大で10個まで作成可能でと、基本的な構成は「ベースネーム」-「キーワード」@ドメインとなっています。
ベースネームはほかの人が使用していないものであれば使うことができ、キーワードも好きなものを利用できます。
Yahoo! IDは一度登録されているものは使用できないため、他人と同じメールアドレスにならない点は安心です。6ヶ月間使用がない場合にはメールが削除されてしまう点は、注意しましょう。
Yahoo!メールの作成方法は、以下のとおりです。
1. Yahoo!メールのアドレス作成ページを開く
2. 携帯電話番号を入力し、「次へ」をクリック
3. SMSで受け取った確認コードを入力し、「確認」をクリック
4. 性別・生年月日・郵便番号・表示名(サービス内で表示される名前)・連絡用メールアドレス・お知らせメールの受信の有無を入力し、「登録する」をクリック
5. 登録完了画面が表示され、ID登録が完了する
6. 自動で作成されたメールアドレスの下の「変更はこちら」をクリック
7. メールアドレス変更画面に移るため、「メールアドレスを変更する」をクリック
8. ニックネーム(@の前の部分にあたる文字列)を入力し、追加をクリック
9. 「ご利用中のサービスに戻る」をクリックし、移動したページで自分が作成したメールアドレスを選択し、「選択した内容を確認」をクリック
10. 確認画面をチェックし、「同意のうえ変更する」をクリックしたら、メールアドレスの作成完了
Gmail
Gmailは、世界最大の検索エンジンを持つGoogleが提供する無料のメールサービスです。Googleアカウントを作成することで、使えるようになります。「令和5年 情報通信に関する現状報告(総務省)」によると、日本国内でのGmailの普及率は56.1%とされており、多くの方が所有している代表的なメールアドレスといえるでしょう。
汎用性が高く「Googleでログイン」を利用することで、Google以外のアプリやサービスであってもスムーズに会員登録が行える点が魅力です。
機能が豊富で、例えばGoogleフォトやGoogleドライブなどGoogleが提供するほかのサービスとの連携も可能ですから、使い勝手は抜群のサービスといえます。
Gmailの作成方法は以下のとおりです。
1. Googleアカウント作成ページを開き、姓名を入力する。姓は省略可能。
2. 生年(西暦)月日を入力し、性別を選択する。性別は男性、女性、指定しない、カスタムなどから選べる。
3. すでに他のアドレスがある場合は下記が表示されるため、ユーザー名を入力する。
4. パスワードを設定する。
5. 電話番号・再設定用メールアドレス・生年月日・性別を入力する(電話番号と再設定用メールアドレスの入力は省略可能)
6. 電話番号を追加し、SMSで確認コードを受け取り、入力する
7. 作成したアカウントでGmailにログインし、メールが使用できることを確認する
(Googleアカウントは1人につき複数を所持できるため、アカウントの数だけメールアドレスが作成できます)
Outlook
Outlookは、マイクロソフト社が提供するフリーメールサービスです。ビジネスシーンで使われることが多く、エクセルやワードといったOfficeファイルのやり取りがしやすいのが特徴です。
また、メールだけでなく、カレンダーやOnenoteと呼ばれるメモなどの付帯機能が充実しています。「ビジネスメール実態調査2023」によると、58.75%が仕事でOutlookを利用しているという調査結果が出ているほど、ビジネスシーンでの利用が多いメールサービスです。
Outlookの作成方法は以下のとおりです。
1. Outlookのページにアクセス
2. 「無料アカウントを作成」をクリック
3. ドメインを「outlook.jp」「outlook.com」「hotmail.com」の中から選ぶ
4. 作成したメールアドレスを入力し、「次へ」をクリック
5. パスワードを入力する
6. 姓名を入力する
7. 国/地域、生年月日を選択する
8. ロボットでないことを証明するために、クイズに回答する
9. 設定完了のポップアップが表示されたら、「OK」をクリック
10. 受信トレイが表示され、アカウント・メールアドレスの作成完了
iCloud Mail
iCloud Mailは、Appleが提供する無料のメールサービスです。AppleIDを作成することで、iPhoneだけでなく、AndroidやWindowsからでも作成できます。
広告の表示がなく、iPhoneユーザーには馴染み深くて使いやすいですが、容量は5GBと少なめです。また、iCloud+への登録をすると「メールの非公開」の設定ができ、相手にメールアドレスを知られることなく送受信が可能となります。そのため、いつも使っているメールアドレスを捨てメール感覚で使えるようになります。
iCloud Mailの作成方法は以下のとおりです。
<iPhone・iPad・iPod touchでアドレスを作成する場合>
1. 「設定」を開き、「自分の名前」「iCloud」の順にタップ
2. 「iCloudメール」をタップし、好きなメールアドレスを入力
3. 「メールアドレスの確認」が表示され、完了をタップしたら作成完了
<Macでアドレスを作成する場合>
【macOS Venture】
1. Appleメニューを開き、「システム設定」をクリック
2. サイドバー上部に位置する自分の名前(Apple ID)をクリックし、「iCloud」を選択
3. 「iCloudメール」をオンにし、画面の指示に沿ってメールアドレスを作成
4. メールアドレス入力後、「OK」をクリック
5. 確認メッセージの表示を確認し、「作成」をクリックしたら、作成完了
【macOS 12以前】
1. Appleメニューを開き、「システム環境設定」をクリック
2. 「Apple ID」をクリックし、「iCloud」を選択
3. 「iCloudメール」(もしくは「メール」)を選択し、画面の指示に沿ってメールアドレスを作成
4. メールアドレス入力後、「OK」をクリック
5. 確認メッセージの表示を確認し、「作成」をクリックしたら、作成完了
<Windowsでアドレスを作成する場合>
1. 最新バージョンのiTunes for Windowsを開く
2. 「アカウント」→「サインイン」の順に選択し、「Apple IDを新規作成」をクリック
3. 画面案内に沿って、メールアドレス・パスワード・デバイス地域の設定を行う(メールアドレスがApple IDになる)
4. Appleからの確認メールを確認し、作成完了
AOL Mail(エーオーエル)
AOL Mail(エーオーエル) は、アメリカのOathが提供しているフリーメールサービスです。保存容量に制限がないのが最大のメリットで、メール1通あたりの上限も16MBと書類や画像の送受信にも対応しています。
感覚的に使える高い操作性が魅力で、カレンダーやタスク管理などの多機能性も充実しています。
しかし、2021年3月に日本でのサービスが終了し、引き続きフリーメールとしては利用可能ですが、日本語でサポートが受けることができなくなっている点には注意が必要です。
AOL Mailのメールアドレス作成方法は以下のとおりです。
1. AOLのサイトを開き、「アカウントを作成」をクリック
2. 姓名・作成したいメールアドレス・パスワード・携帯電話番号・生年月日・性別を入力し、「続ける」をクリック
3. ロボットでないことの証明を行う
4. リカバリー用の携帯電話番号を入力後、コード送信し認証を完了させる
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失敗しない捨てメアドの選び方
捨てメアドには、多くの種類が存在します。ここからは、捨てメアドを選ぶ際の重要なポイントをご紹介していきます。
容量が十分あるか
捨てメアドを選ぶ際の1つ目のポイントは、容量が十分にあるかを確認しましょう。容量は各社さまざまですが、おおよそ2GBから15GBの間となっています。
文章のみのやり取りや、会員登録のためだけに使用するのであればそれほど容量を気にすることはありませんが、メールでのやり取りが発生する場合や、画像などのファイルを添付したい場合には、容量が小さいとストレスとなるでしょう。
また、容量がいっぱいになると、古いものから勝手に削除されるケースもあります。取引先とのやり取りに使用する場合には、過去の履歴がなくなってしまうので注意が必要です。
機能が豊富かどうか
捨てメアドを選ぶ2つ目のポイントは、機能の充実度です。捨てメアドであるフリーメールには、カレンダーやタスク管理、ファイルや画像の保管など、メールの送受信や振り分け以外の機能が揃っているものがあります。
例えば、Googleであればメールの内容をそのままGoogleカレンダーやTodoと呼ばれるタスク管理にメールの内容をそのまま登録することができます。また、送信日時をあらかじめ決められる、予約送信機能も付いています。
これらの機能はアプリとしてスマホにダウンロードできるものもあるため、スマホを利用して仕事をする方は事前に調べておくといいでしょう。
スマホ使いが問題ないか
捨てメアドを選ぶ際の3つ目のポイントは、スマホアプリがあるかどうかです。スマホアプリがないと、ブラウザを立ち上げて、ログインする手間がかかります。
スマホから簡単に立ち上げられて、感覚的に使える操作性の高さは重要です。アプリではスマホで使いやすいような工夫が施されているため、ブラウザで利用するよりも使い勝手がいい点が魅力といえるでしょう。
ただし、フリーメールサービスは突然終了するリスクもあります。しかし、アプリを展開しているサービスは、少なからずフリーメールに力を入れており、簡単に終了となる可能性は低い傾向にあります。スマホで使いやすいだけでなく、長く使えるという意味においても、アプリの有無は確認しておきたいポイントです。
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ビジネス上での使い方・活用例
ここからは、捨てメアドのビジネスシーンでの活用方法について、詳しく解説していきます。
情報収集での活用方法
1つ目は、情報収集のための使い方です。捨てメアドは、競合に自社ドメインが制限をされている場合に便利です。ドメインとは、メールアドレスでいう@以降のことを指します。
ドメインには以下のとおり2種類あります。
● フリードメイン:利用するサービスによって決められている
● 独自ドメイン:企業名にするなど、自由に決められる唯一のドメイン
具体的には、フリーメールドメインを使用するYahoo!メールであれば、ドメインはyahoo.co.jpとなりますが、独自ドメインの場合には@企業名.co.jpといったものが一般的です。つまり、競合から資料請求をする場合、法人が持つ独自ドメインを利用すると、どの企業が資料請求をしてきたかが明らかになってしまいます。
また、あらかじめ競合が持つドメインから送られてくるメールや問い合わせが迷惑メールに設定されている場合、競合の資料を入手することは困難です。
一方で、フリードメインであるYahoo!メールやGmailは多くの方が使うドメインであるため、誰からの資料請求か見極めることはできません。よって、競合の情報を収集する際には、捨てメアドであるフリーメールが役に立ちます。
マーケティングリサーチにおける使い方
捨てメアドは、マーケティングリサーチにおいてメールアンケートを実施する際にも使うことができます。担当者が業務で使用するメールアドレスが一般消費者へ漏洩しないようにするには、捨てメアドが便利です。
メールによるアンケートでは、自社の保有する顧客名簿から、年齢や性別、住所などのクラスターに仕分け、複数のターゲット層にアプローチします。その際、ターゲットごとに異なる捨てメアドを設定することで、ターゲット別に集計しやすくなるのです。
また、広告運用などで用いられるA/Bテストに使用することも可能です。A/Bテストとは、特定の要素を変更した異なるパターンを複数用意し、それをランダムにユーザーに表示させることで、より効果的なパターンを見つけるというものです。
本格的に配信する前に、捨てメアドで試験を行うことで、より成果が出やすいマーケティングが行えるでしょう。
一時的なサービス利用
捨てメアドの活用方法3つ目は、一時的なサービス利用での活用です。ビジネスにおいて一時的にサービスを利用する際に、捨てメアドを利用するケースがあります。
例えば、経理システムの使い勝手の良さを確認するために、複数のサービスを比較する際などに便利です。
サービスへの登録に業務で利用するメールアドレスを利用すると、営業メールやメルマガが大量に届き、重要なメールが埋もれてしまう恐れがあります。
捨てメアドでサービスの登録を行えば、不要なメールの受信を避けることが可能です。
契約前のクライアントとの一時的なやり取り
捨てメアドの活用方法4つ目は、契約前のクライアントとの連絡手段です。
近年はメールによるサイバー攻撃が増えており、添付されたファイルやメール内のURLをクリックすることで、自社の重要な情報が抜き取られるリスクが潜んでいます。
捨てメアドであれば、万が一の場合でも、抜き取られる情報を最低限に留めることが可能です。まだ信頼関係のない取引先とのやり取りにおいて、捨てメアドを利用することは、企業の機密情報を守ることにもつながります。
捨てメアド活用の注意点とリスク管理
ここからは、捨てメアドを活用する際のリスクについて解説していきます。
メールに信書開封罪は適用されない
メールの場合、信書開封罪は適用されません。信書開封罪とは、DMやハガキ、手紙など本人宛の書類を、第三者が勝手に開封した際に適用される犯罪です。
メールの場合、第三者に開封されても罪に問うことはできません。つまり、捨てメアドの運営元によってメールの内容が閲覧されていても、法的な問題が生じることはないと考えられます。万が一に備えて、捨てメアドでは重要なメールは送らないように注意しましょう。
なお、メールの場合、第三者がIDやパスワードを違法に入手し、ログインした場合には不正アクセス禁止法によって罰せられる可能性はあります。
利用規約違反の可能性
捨てメアドを利用してサービスの登録を行う場合、そのサービスの規約違反となる場合があります。
規約違反の場合、そもそも登録できないケースや使用中のサービス停止、再登録制限といった可能性があります。通常、サービスへの登録は、メールアドレスのほか本人確認のための名前や電話番号を記載することが一般的です。
一度捨てメアドによって規約違反になると、その後同じ電話番号や名前で登録をしようとしてもできないケースも考えられます。捨てメアドでの登録が規約違反にならないかどうかは、サービスへの登録前に確認しておきましょう。
情報漏洩のリスク
捨てメアドを利用することで、重要な情報が漏洩するリスクもあります。捨てメアドをスマホやパソコンなどの複数の端末で利用するためには、IDとパスワードを入力する必要があるのが一般的です。使用するサービスのセキュリティが高くても、IDやパスワードの管理には注意が必要です。
また、カフェや地下鉄などのフリーWi-Fiの利用も安全とはいえません。フリーWi-Fiには、情報を盗むためのものが存在し、知らずのうちに不正ログインをされる恐れがあるからです。
また、一度捨てたメールアドレスを、その後に登録した他人が利用する可能性もあります。送信者が知らないうちに送ったメールに重要事項が含まれる場合、その情報が第三者に渡ってしまうリスクがあるので注意しましょう。
捨てメアドを活用する際には、サービスのセキュリティに加え、IDやパスワードなどの適切な管理、メールアドレス再利用の有無なども確認しましょう。
リスク管理のポイント
捨てメアドにおけるリスク管理のポイントを以下にまとめました。
● サービスのセキュリティレベル
● IDやパスワードの適切な管理
● メールアドレスの使いまわし
● 2段階認証の設定
● フリーWi-Fiは使用しない
捨てメアドを提供するサービスは多くありますが、そのどれもが安全に使えるわけではありません。知名度が低かったり個人情報の利用が不明確な場合には、別のサービスを検討することをお勧めします。
また、ユーザー自身のIDやパスワードの管理に対する姿勢も重要です。名前と誕生日のような単純なパスワードではなく、なるべく長くて複雑なパスワードを設定しましょう。また、メールアドレスが使いまわされるリスクを避けるためにも、サービス内容はしっかりと確認することが重要です。
さらに、サイバー攻撃が流行している昨今、フリーWi-Fiを経由して、知らず知らずのうちに情報が抜き取られるリスクがあります。捨てメアドのサービスを選ぶ際には、2段階認証の設定可否なども確認するといいでしょう。
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捨てメアドの管理方法
ここからは、捨てメアドの管理方法についてまとめていきます。
不要になったら削除する
まず、捨てメアドが不要になったら削除しましょう。不要な捨てメアドを残しておくと、何の目的でどのメールアドレスを使用しているのか分からなくなる恐れがあります。
また、使用するサービスによっては、作成できる捨てメアドの数には上限があるため、不要なものはどんどん削除するのがおすすめです。
なお、捨てメアドを削除した場合、その後受信したメールを確認することはできませんので注意しましょう。
削除した後に他人によって再度同じメールアドレスで登録されるリスクがないかどうかも確認しておきたいポイントです。
iPhoneで非公開に設定しておく
iPhoneの場合、iCloud+のサブスクリプションに登録することで、「メールを非公開」に設定することが可能です。
「メールを非公開」にすると、ランダムに生成されたメールアドレスが利用可能となり、実際のメールアドレスを相手に知られずに使用できるようになります。
具体的な設定手順は以下のとおりです。
1. iPhoneの「設定」を選択する。
2. 自分の名前を選択する。
3. iCloudを選択する。
4. メールを非公開に設定する。
5. 「新規アドレスを作成」をタップして画面の指示に従って作成する。
複数アカウントを使い分ける
捨てメアドは、プライベートと仕事など、目的別に複数のアカウントを使い分けることがおすすめです。
例えば、仕事でGoogle ドキュメントやGoogle スプレッドシートなどのサービスを利用している場合、Gmailのアカウントを持っておくと、メールのやり取りもまとめて管理できます。
また、仕事用で何らかのサービスに登録する必要がある場合、興味のない営業メールや広告が仕事用のメールアドレスに届くのを避けるためにも、捨てメアドは便利でしょう。
LINEやチャットの発展により、メールをプライベートで使用するケースは現在は多くありません。したがって、メールアドレスは銀行やクレジットカード、会員登録などでの利用が中心と考えられます。
銀行やクレジットカードなどの重要なメールについてはキャリアメールを利用し、メルマガが送られてくるものに関しては捨てメアドを利用することをおすすめします。
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まとめ
今回は、ビジネスシーンで活用できる捨てメアドについて解説してきました。LINEやチャットの存在感が強まってきていますが、ビジネスシーンではまだまだメールが主流ですから、上手に使い分けたいものです。
複数のアカウントを所有できるメールは、目的に応じて使い分けることができるため、業務の効率化につながります。
捨てメアドを活用することで、競合調査やアンケート調査を効率よく実施することが可能となり、目まぐるしく変化するビジネス環境に対応することができるでしょう。