Googleでは検索履歴が自動で保存され、検索履歴を見るとその人が何を検索したのかが分かってしまう為、個人情報の一つとも言えます。インターネットを活用する上で、検索履歴は便利でもありますが、使い方を誤るとトラブルを引き起こすこともあります。
そのため、検索履歴の正しい活用方法を理解し、自分に合わせた活用方法を実施することが、快適なインターネットライフを送るポイントとなります。本記事では、検索履歴の基礎知識や活用方法、検索履歴を表示させる方法、削除する方法について解説します。
目次
検索履歴は何のためにあるのか
インターネット検索をする際に、検索エンジンが提供する検索履歴は、過去に検索したキーワードやクエリの履歴を保存する機能です。検索履歴は、検索エンジンを利用する際に、利用者が検索した履歴を自動的に保存し、後で再利用することができるようにします。検索履歴は、検索エンジンを利用する上での便利な機能ですが、その利用目的は様々です。
インターネット検索をする際に利用したキーワード
検索履歴を保存する最も大きな利点は、過去に検索したキーワードやクエリを後で再利用することができる点です。
例えば、過去に特定の検索ワードで情報を探した際に、その検索ワードを忘れてしまった場合、検索履歴を確認することで、再度同じキーワードで検索することができます。また、同じキーワードで何度も検索を繰り返す必要がある場合にも、過去の検索履歴からキーワードを探すことで時間や手間を省くことができます。
ユーザーがより検索を行いやすくなる
検索履歴は、過去に検索したキーワードやクエリを保存する機能です。この機能によって、ユーザーは過去に検索した情報を簡単に再検索することができます。
例えば、あるユーザーが「レストラン 東京」というキーワードで検索を行った場合、その検索履歴には「レストラン 東京」というクエリが保存されます。このユーザーが後で同じ検索を行いたい場合、再度「レストラン 東京」と入力することなく、検索履歴から選択するだけで再検索することができます。
このように、検索履歴によって過去に検索したキーワードやクエリを簡単に再利用することができます。さらに、検索エンジンは検索履歴を利用して、過去に検索した内容に基づいて、より適切な情報を提供することができます。
例えば、あるユーザーが過去に「レストラン 東京」というキーワードで検索した場合、検索エンジンは、そのユーザーに対して、今後も東京のレストランに関する情報を提供することができます。
また、検索履歴によって自分自身の検索の傾向や、興味を把握することもできます。例えば、あるユーザーが過去に「旅行」というキーワードで検索を行った場合、そのユーザーは旅行に興味があると推測できます。この情報を利用して、検索エンジンはそのユーザーに対して、旅行に関連する情報や広告を表示することができます。
閲覧履歴との違い
検索履歴と閲覧履歴は異なる概念です。閲覧履歴は、利用者が閲覧したWebサイトやページの履歴を保存する機能です。一方、検索履歴は過去に検索したキーワードやクエリの履歴を保存する機能です。
閲覧履歴は、過去に閲覧したWebサイトやページを後で再度アクセスする際に便利です。また、閲覧履歴から過去に閲覧したWebサイトの傾向や興味を把握することができ、それを基に情報の推薦や広告の表示などが行われることがあります。
しかし、閲覧履歴と検索履歴は、プライバシーの観点から異なる扱いを受けることがあります。閲覧履歴は、利用者が閲覧したページの情報が保存されるため、第三者による個人情報の収集やプライバシー侵害のリスクがあるとされています。一方、検索履歴は利用者が検索したキーワードやクエリの情報が保存されるため、閲覧履歴に比べて個人情報の収集やプライバシー侵害のリスクが比較的低いとされています。
検索履歴の削除方法についても、利用者が自由に削除することができるため、プライバシー保護の面でも優れています。また、検索履歴を利用することで、検索エンジン側もより適切な情報を提供することができるため、利用者と検索エンジンの双方にとってメリットがある機能であると言えるでしょう。
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検索履歴は削除することも必要?
検索履歴は便利な機能である一方、プライバシーの問題を引き起こすことがあります。個人的な情報が保存されるため、万が一にも情報漏洩や不正アクセスが発生した場合、重大な被害を引き起こすことがあります。そのため、検索履歴を削除することも必要です。
検索履歴を削除するメリット
検索履歴を削除するメリットは、主に以下の2つです。
プライバシーの保護
検索履歴には、個人がどのようなキーワードで検索を行ったかが記録されています。例えば、健康に関するキーワードや性的な内容に関するキーワードなど、プライバシーに関わる内容が含まれる場合があります。これらの情報が第三者に漏洩した場合、個人のプライバシーが侵害される可能性があります。
さらに、検索履歴からは個人が持つ嗜好や傾向が推測されることもあります。例えば、特定のブランドや商品について検索している場合、その個人がその商品に関心を持っていることが分かります。このような情報が第三者に漏洩した場合、その個人が広告などでターゲティングされる可能性があるため、プライバシーの問題が発生することがあります。
また、最近では検索履歴を取得して、それを元に詐欺や不正行為を行う事件も発生しています。例えば、ネットバンキングのIDやパスワードを詐取するために、検索履歴から被害者の口座情報を収集するケースなどが報告されています。
以上のように、検索履歴はプライバシーに関わる情報を含んでいるため、適切な管理が必要です。
ストレージの節約
検索履歴は、インターネットを使用している間に大量に蓄積されるため、ストレージの節約には不可欠な要素です。検索履歴を削除することで、デバイスのストレージ容量を節約することができます。
例えば、スマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスでは、ストレージ容量が限られているため、検索履歴を削除することでストレージの空き容量を確保することができます。また、パソコンなどのデスクトップ環境でも、検索履歴が大量に蓄積されることでストレージ容量が圧迫されることがあります。そのため、定期的に検索履歴を削除することでストレージの節約ができます。
さらに、検索履歴を削除することで、デバイスの動作速度を改善することもできます。検索履歴が膨大な量になると、デバイスのパフォーマンスに影響を与える可能性があります。特に、古いデバイスやストレージ容量が少ないデバイスでは、検索履歴の削除が重要になります。
さらに、検索履歴を削除することで、デバイスのセキュリティを高めることもできます。検索履歴からは、ユーザーのプライバシーに関わる情報が漏洩する可能性があります。そのため、検索履歴を削除することで、デバイスのセキュリティレベルを向上させることができます。
以上のように、検索履歴を削除することで、ストレージの節約、デバイスの動作速度の改善、セキュリティの向上など、様々なメリットがあります。
Googleの検索履歴を表示させる方法
Googleは、検索履歴を保存することができます。これは、ユーザーが過去に検索したキーワードや閲覧したページを覚えておくことができるため、同じキーワードを再度検索する必要がなくなります。また、Googleは検索履歴を使用して、ユーザーに役立つ情報や広告を提供することもできます。
しかし、検索履歴を保存することで、プライバシーに関する懸念が生じる場合もあります。したがって、ユーザーは自分の検索履歴を確認することができるように、Googleは検索履歴を表示する方法を提供しています。
PCで検索履歴を表示させる
PCでGoogleの検索履歴を表示させる方法は、以下の手順に従って行うことができます。
Step 1: Googleアカウントにログイン
Googleアカウントにログインすることで、自分の検索履歴を表示することができます。Googleアカウントを持っていない場合は、Googleアカウントを作成してください。
Step 2: Googleのホームページにアクセス
ブラウザでGoogleのホームページにアクセスします。
Step 3: 「設定」をクリック
画面右上の歯車のようなアイコンをクリックし、「設定」を選択します。
Step 4: 「検索設定」をクリック
「設定」画面で、「検索設定」をクリックします。
Step 5: 「検索履歴を表示」をクリック
「検索設定」画面で、「検索履歴を表示」をクリックします。
Step 6: 検索履歴を確認
「検索履歴を表示」をクリックすると、過去に行った検索履歴が表示されます。また、「削除」ボタンをクリックして、検索履歴を削除することもできます。
以上の手順に従うことで、PCでGoogleの検索履歴を表示することができます。
スマホで検索履歴を表示させる
スマホでGoogleの検索履歴を表示させる方法は、以下の手順に従って行うことができます。
Step 1: Googleアプリを起動
スマホのホーム画面やアプリ一覧からGoogleアプリを開きます。Googleアプリをインストールしていない場合は、Google Playストアからダウンロードしてください。
Step 2: 「設定」を選択
Googleアプリを開いたら、画面左下のメニューアイコンをタップしてメニューを開きます。その中から「設定」を選択してください。
Step 3: 「アカウント情報」を選択
設定画面が表示されたら、一番上の「アカウント情報」を選択してください。
Step 4: 「プライバシー」を選択
アカウント情報画面が表示されたら、一番下の「プライバシー」を選択してください。
Step 5: 「検索アクティビティ」を選択
プライバシー画面が表示されたら、一番上の「検索アクティビティ」を選択してください。
Step 6: 検索履歴を確認
「検索アクティビティ」画面が表示されたら、過去の検索履歴が表示されます。日付で絞り込んだり、キーワードで検索したりすることもできます。
以上が、スマホでGoogleの検索履歴を表示させる方法の手順になります。
関連記事:Googleアカウントの作成方法を画像付きで徹底解説します!
Safariの検索履歴を表示させる方法
WebブラウザのSafariは、Apple製品に標準で搭載されているため、多くの人が利用しています。SafariにもGoogleと同様に検索履歴が蓄積されており、便利な一方でプライバシー上の問題もあるため、自分の検索履歴を確認したい場合があります。ここでは、Safariの検索履歴を表示させる方法について説明します。
PCで検索履歴を表示させる
Step 1: Safariを起動
まずは、Safariを起動してください。
Step 2: 履歴を表示
画面上部にある「履歴」をクリックします。
Step 3: 履歴をクリア
一覧が表示されますが、その中に「履歴をクリア」の項目があります。ここをクリックすると、全ての履歴を消去できます。
Step 4: 履歴を表示
履歴をクリアせずに、そのまま一覧を表示させたい場合は、「表示」→「履歴」→「直近の履歴項目」をクリックしてください。
Step 5: 検索履歴を表示
履歴を表示した状態で、画面左上部にある「履歴」をクリックします。次に、「検索履歴」を選択します。これで、Safariでの検索履歴を確認できます。
スマホで検索履歴を表示させる
Step 1: Safariを起動する
まずは、iPhoneやiPadに搭載されているSafariを起動してください。
Step 2: 履歴を表示
画面下部にある「履歴」をタップします。
Step 3: 履歴を表示
一覧が表示されます。ここでは、過去1時間、過去今日、昨日、先週、先月、すべての履歴から選ぶことができます。また、全期間で検索履歴を表示させたい場合は、「消去済みアイテムを含む」をオンにします。
Step 4: 検索履歴を表示
履歴を表示した状態で、画面下部にある「検索履歴」をタップします。これで、Safariでの検索履歴を確認できます。
関連記事:ブラウザ(browser)ってなに?その意味や知っておくと便利な基礎知識を解説!
Googleの検索履歴を削除する方法
Googleの検索履歴は便利な機能ではありますが、個人情報が含まれているため、セキュリティー上の問題やプライバシーの問題が生じることがあります。そのため、必要な場合以外は削除することをおすすめします。ここでは、Googleの検索履歴を削除する方法について説明します。
PCで検索履歴を削除させる
Googleの検索履歴をPCで削除する方法を紹介します。
Step 1:Googleにアクセスして、「Google アカウント」にログインします。
Step 2:「データとパーソナライズ」をクリックします。
Step 3:「アクティビティのコントロール」をクリックします。
Step 4:「Web & App アクティビティ」をクリックします。
Step 5:「今すぐアクティビティを確認する」をクリックします。
Step 6:「削除する」をクリックし、削除する期間を選択します。期間を指定しない場合は、「すべての期間」を選択します。
Step 7:「削除する」をクリックします。
これで、Googleの検索履歴を削除することができます。
スマホで検索履歴を削除する方法
スマホでGoogleの検索履歴を削除する方法を紹介します。スマホの場合は、アプリを使用して削除することができます。
Step 1:Googleアプリを開き、「検索」をタップします。
Step 2:「履歴」をタップします。
Step 3:削除したい検索履歴を選択し、「削除」をタップします。
Step 4:「この期間の履歴をすべて削除」をタップし、削除する期間を選択します。期間を指定しない場合は、「すべての期間」を選択します。
Step 5:「削除」をタップします。
これで、スマホでGoogleの検索履歴を削除することができます。
一度削除すると復元は不可
検索履歴を削除した場合、一度削除したデータを復元することはできません。そのため、必要な情報は別の方法で保存する必要があります。
また、削除後に再度検索を行った場合は、新しい検索履歴が作成されます。
期間の設定を行って検索履歴を削除することもできる
Googleでは、自動的に過去の検索履歴を保存しています。これは、ユーザーがよりスムーズな検索を行えるようにするためです。
しかし、長期間にわたって保存された検索履歴は、プライバシー上の問題やストレージの節約の面で問題がある場合があります。そのため、Googleでは、期間を設定して検索履歴を削除することができます。
期間の設定方法は以下の通りです。
Step 1:Googleアカウントにログインします。
Step 2:左上の「メニュー」アイコンをクリックします。
Step 3:「アクティビティコントロール」をクリックします。
Step 4:「検索履歴を管理する」をクリックします。
Step 5:「期間」をクリックして、削除したい期間を選択します。
Step 6:「削除」をクリックします。
期間を選択することで、選択した期間に該当する検索履歴が削除されます。例えば、1週間前までの検索履歴を削除する場合は、「期間」に「最近の1週間」と選択して削除することができます。
Googleの検索履歴が表示されない理由とは?
Googleの検索履歴は、検索した内容を記録し、自分が過去にどのような情報を検索したかを確認することができます。しかし、時には検索履歴が表示されないことがあります。ここでは、その理由と解決方法について解説します。
普段利用しているGoogleアカウントにログインしていない
Googleの検索履歴は、ログインしているアカウントに紐付いています。もし、普段利用しているGoogleアカウントにログインしていない場合、検索履歴は表示されません。
解決方法としては、Googleアカウントにログインし、再度検索履歴を確認することです。もし、ログインしているアカウントが正しいのに検索履歴が表示されない場合は、次の原因が考えられます。
検索履歴を残す設定がオフになっている
Googleでは、検索履歴を残すかどうかを設定することができます。もし、検索履歴を残す設定がオフになっている場合は、検索履歴は表示されません。
解決方法としては、以下の手順に従って設定を変更することです。
Step 1: Googleにログイン
まずは、Googleにログインします。Googleアカウントを持っていない場合は、作成する必要があります。
Step 2: 設定画面を開く
画面右上の「アイコン」をクリックし、表示されるメニューから「設定」を選択します。
Step 3: 検索履歴の設定を確認
「プライバシー」の項目があるので、そこをクリックします。
すると、検索履歴に関する設定が表示されます。この画面で、検索履歴を保存するかどうかを選択できます。
Step 4: 検索履歴を保存する設定に変更
もし、現在「検索履歴を保存しない」になっている場合は、「検索履歴を保存する」に変更します。その際、どの期間分の検索履歴を保存するかも選択できます。
Step 5: 設定を保存
最後に、「保存」をクリックして、設定を保存します。これで、検索履歴を保存する設定に変更できます。
Googleマイアクティビティの活用もおすすめ
Googleの検索履歴を確認する方法を紹介してきましたが、Googleには様々なサービスがあります。ここでは、Googleマイアクティビティというサービスの活用方法について紹介します。
Googleに関連する利用したコンテンツの振り返りができるサービス
Googleマイアクティビティは、Googleの利用履歴を保存するサービスです。Google検索だけでなく、YouTube、Googleマップ、Google Chromeなど、Googleに関連するあらゆるアプリケーションの履歴を保存しています。これにより、これまでにアクセスした場所、検索したこと、閲覧した動画などを確認できます。
また、Googleマイアクティビティは、あなたの趣味や興味を学び、あなたに合わせた広告を提供するための情報をGoogleに提供します。例えば、あなたが旅行に興味があることをGoogleが知っている場合、旅行に関する広告が表示される可能性が高くなります。
Googleマイアクティビティで検索履歴を見る方法
Googleマイアクティビティは、Googleアカウントの全ての活動を保存する場所です。検索履歴だけでなく、YouTubeの閲覧履歴、Googleマップの履歴、Googleカレンダーの予定など、多岐にわたる活動が保存されます。
Googleマイアクティビティで検索履歴を見るには、以下の手順を実行します。
Step 1: Googleマイアクティビティにログイン
Googleマイアクティビティにログインするには、以下のURLにアクセスします。 https://myactivity.google.com/
Googleアカウントにログインした状態であれば、自動的にログインされます。ログインされていない場合は、Googleアカウントにログインしてください。
Step 2:検索履歴を表示
Googleマイアクティビティのトップページで、左側のメニューから「検索」を選択します。
すると、検索履歴が表示されます。ここでは、過去の検索クエリの一覧や、検索結果にクリックしたリンクの一覧を確認できます。また、時間帯やデバイスなどでフィルタリングすることも可能です。
Step 3:検索履歴を削除
Googleマイアクティビティで検索履歴を削除する場合は、以下の手順を実行します。
● 検索履歴の右上にある三点リーダーをクリックします。
● 「削除」をクリックします。
● 「今日までのアイテムを削除」を選択します。
● 「削除」をクリックします。
ここで「今日までのアイテムを削除」を選択すると、今日の日付以前の検索履歴が削除されます。このように期間を指定して削除することもできます。
また、「すべてのアイテムを削除」というオプションもあります。この場合、Googleアカウントに関する全ての活動が削除されます。ただし、この操作は取り消し不可能であるため、慎重に行ってください。
まとめ
本記事では、検索履歴を使いこなすポイントについて解説しました。検索履歴機能があることによって、ユーザーは過去に検索した情報を簡単に再検索することができます。
検索履歴は、自分が検索したキーワードや閲覧したWebサイトの情報が自動的に保存されるため、検索履歴を見ることで過去の自分自身や、興味のあるトピックに関する情報を思い出すことができます。
ただし、検索履歴を保存することによってプライバシーが侵害される可能性があるため、削除することも重要です。Googleの検索履歴を削除する方法は、PCやスマホで異なりますが、どちらも簡単に削除することができます。
検索履歴を上手く使いこなし、より快適なインターネットライフを送ってみてはいかがでしょうか。