Facebook Messengerというアプリをご存知でしょうか?
Facebookを利用したことがある人なら聞いたことがあるでしょう。
そんなメッセンジャーアプリですが、実はとても便利な機能を持っています。
「インストールしたけど放置している」「なかなかうまく使うことができない」
といった方に向けて、今回はFacebook Messengerの機能から適切な使用方法、LINEとの違いなどを解説していきます。
目次
フェイスブックメッセンジャーとは?
Facebook Messenger(以下フェイスブックメッセンジャー)とは、Facebookを使用しているユーザーたちが会話をすることができるアプリです。
電話やメッセージ、写真や動画の送信など、LINEに近い感覚で使用することができます。
関連記事:Facebookの基礎知識と新名称の「Meta」について解説します
どんな場面に適している?
フェイスブックメッセンジャーは、その機能の特性・使用方法からビジネスシーンでの使用にも適しています。
会社の上司とのやりとりや、ビジネスパートナーとの会議のセッティングの際に非常に便利です。
使用感:LINEが使えれば問題なく使用できる
本アプリは、LINEやTwitterなどのSNSを使用した経験があればほとんど違和感なく使いこなすことができます。
全世界ユーザー数が13億人を超えるFacebookが運営しているツールでもあるので、このアプリを通して他の人とのやり取りが簡単というのもポイントです。
利用開始の手順は以下のとおりです。
1. フェイスブックメッセンジャーをインストール
2. インストールしたアプリを起動
3. 「Facebookアカウントを持っている」を選択して次へ
4. 自分の名前が表示されるので、それをタップ
5. 電話帳の同期が求められるので、同意するのであれば「オンにする」をタップ
6. 自分の電話番号を登録する場合は番号を入力して「OK」
7. 「次へ」か「OK」を押して登録完了
電話帳の同期は任意で選ぶことができます。
同期することで友達を自動検索することができるので、すぐに友達と繋がりたい場合には同期することをお勧めします。
他の人からもあなたの連絡先を検索できるようになるので、何らかの理由で自分の連絡先を知られたくない場合には、電話帳の同期は避けたほうが良いです。
フェイスブックメッセンジャーの機能9つ
フェイスブックメッセンジャーの代表的な機能を9つ紹介していきます。
メッセージのやり取り
Facebookを利用しているユーザーとメッセージをやりとりすることができます。
手順は非常にシンプルなので、すぐにやりとりができます。
メッセージをやりとりする手順(iPhone)
1. ホーム右上のペンマークをタップ
2. コンタクトしたい相手の名前を入力するか選ぶ
3. テキストボックスに話したい内容を入力→送信
メッセージ機能には相手のメッセージを読んだことを伝える既読機能があり、自分が送ったメッセージを相手が読んだらメッセージの横に相手のアイコンが表示されます。
「既読」と直接表示されるわけではないので、少し慣れが必要です。
グループチャット
messengerでは、個人だけではなくグループを作ってメッセージを送り合うことができます。
LINEのグループをイメージしてもらうと分かりやすいです。
頻繁に連絡を取り合う人同士でのグループを作れば、簡単にいつでも連絡を取り合うことができます。
手順(iPhone)
1. ホーム右上のペンマークをタップ
2. グループに追加したいメンバーを選ぶ
3. 作成完了
グループ名・アイコンは、メッセージ画面上部にあるグループ名から編集することができます。
スタンプ機能
メッセージ機能の一つで、スタンプを送り合うことができます。
スタンプの種類はさまざまで、ユニークなものからアニメーション付きのものまで使用可能です。
スタンプは、メッセージ入力欄のニコニコマークから送ることができます。(画像赤枠部分)
会話を彩る可愛いスタンプで、楽しく会話しましょう。
スタンプは無料のものが多く、ニコニコマークから+アイコンをタップする事でスタンプストアに行ってダウンロードすることができます。
50人まで無料通話が可能&6人までと無料でビデオ通話が可能
フェイスブックメッセンジャーでは、無料通話をすることが可能です。
アプリでネット回線を使用して通話するので、電話料金を心配する必要がありません。
最大50人まで無料で通話を繋いで楽しく話すことができます。
ビデオ通話も6人まで同時に繋ぐことができるので、少し話し合いたいときにこの機能を使って会話することができます。
ビデオ通話で話している時にはウサ耳などのエフェクトを使ってリアルタイムで自分を加工しながら楽しく話すこともできます。
ZoomミーティングやGoogle meetのような形でのビデオ通話が可能なので、パソコンにインストールして大画面でビデオ通話を楽しむということも可能です。
関連記事:Google meetの使い方を解説!便利さ視点からzoomとも比較します
通話の手順(1対1)
1. 通話したい相手のトーク画面を開く
2. 画面上部にある受話器のマークをタップ(ビデオ通話の場合はビデオマーク)
グループで通話する手順
1. 通話するグループ画面を開く
2. 受話器かビデオマークをタップ
3. 通話をタップ
通話をする際にはマイクの利用について聞かれるので、許可をして通話に参加しましょう。
マイクの利用を許可せずに通話してしまうと、自分の声が相手に届かない事態になってしまいます。
通話している最中にもビデオ通話/音声通話への切り替えは可能なので、やりたいと感じたほうへ変更することもできます。
通話する際には、以下の注意点を守るようにしましょう。
通話する際の注意点
1. ネット環境が整っている(Wi-fiへの接続)
2. 相手が現在アプリを利用しているか(オンラインになっている)
1ができていないとスマホの場合は通信量がかさんでしまいます。
特にビデオ通話はかなりの通信料を必要とするので、気をつけるようにしましょう。
2の状態が整っていない場合は相手との通話をすることができないので、相手がオンライン状態かどうかは確認しておくようにしましょう。
相手がオンライン状態であれば、アイコンに緑色のマークがついています。
状態確認の際にはマークの有無を確認しましょう。
写真・動画を共有できる
友達や会社の人に見せたい画像や動画があったら、メッセージ機能から送信することができます。
面白い写真が撮れたときや、会議資料の共有をすぐにしたい場合はこちらの機能を使用すると良いです。
写真・動画を共有する際の手順
1. 写真を送りたい相手のトーク画面を開く
2. メッセージ入力欄の左から3番目のアイコンをタップ
3. 写真・動画を選ぶ
4. 送信
動画の場合は容量が最大25MBまでと決まっているので、動画を送信する際には容量に注意しましょう。
その場で写真を撮影して送りたい場合も、メッセージからカメラに飛んで撮影・送信できます。
位置情報を共有できる
messengerは、自分の現在の位置情報を地図で共有することができます。
自分のいる位置をリアルタイムで共有することができるので、待ち合わせの際に使うと非常に便利な機能です。
通話をしながら待ち合わせをする場合、周囲の状況次第ではうまく相手に自分の居場所が伝わらないことがあります。
位置情報をリアルタイムで共有することができれば、そのような心配もなく行き違いを防ぐことができます。
位置情報を共有する手順
1. 共有する相手のトーク画面を開く
2. メッセージ欄横の赤枠部分をタップ
3. 「位置情報」のアイコンが出てくるので、タップ
4. 位置情報の共有をするかと聞かれるので、許可する
5. 画面下の「60分間リアルタイム位置情報をシェア」をタップ
これで自分の位置情報を相手に教えることができます。
位置情報共有画面に出てくる赤いピンを待ち合わせの場所に留めることで、相手に具体的な待ち合わせの位置情報を送ることもできます。
ボイスメッセージ
文字入力の手間が面倒なときや、通話ができない状況にいるときにはボイスメッセージがお勧めです。
自分の声を録音して相手に伝えることができるので、相手が通話できなかったときに要件を伝える際にも有効です。
文字で履歴が残ると具合が悪い要件の場合にも、録音をすることで盗み見られることなく会話することができます。
ボイスメッセージを送る手順
1. トーク画面を開く
2. メッセージ入力欄横のマイクをタップ
3. マークを長押し、録音開始
4. 録音が終了次第指を離す
5. 相手に送信
ボイスメッセージを用いて送ることのできる時間は最大1分までです。
長押しをしている間録音→指を離したら送信されるという形なので、誤送信には気をつけましょう。
録音中に送信を取りやめたくなった場合は、指を横にスライドすることで取り消すことができます。
友達以外にメッセージを送ることができる
messengerでは、連絡先の登録をしていないユーザー相手にメッセージを送ることができます。
まだ宛先登録をしていない友達などがいたら、この機能を使うと良いでしょう。
逆にこのアプリを使用していると時々来る「知らない人からのメッセージ」は、この機能によるものです。
中身を開いて相手が誰か確認してみると良いでしょう。
メッセージリクエストの手順
1. メニューアイコンから「友達」をタップ
2. 「メッセージリクエスト」をタップ
3. 開く場合は「承認する」、削除する場合は「承認しない」
この手順を通して自分に届いているメッセージリクエストの確認ができます。
この機能の特性上、スパムメールが紛れ込むことが大いにあり得るので、そういったメールには返信しないようにしましょう。
自分がこの機能を使う場合には、相手に避けられてしまわないように「誰からのメッセージなのか」を明記するようにしましょう。
関連記事:スパムとは?その意味と迷惑メールの種類や内容で注意すべき点を解説します!
アプリを開いていなくてもメッセージを確認できる
なかなか手が離せない状況にいるときでも会話のやり取りは気になるものです。
messengerはLINEと同様に、アプリを開いていなくても通知機能で会話内容を見ることができます。
チャットヘッド機能といい、許可することで他の人から送られるメッセージの確認をすることができます。
デフォルト設定ではONになっているので、この機能に関しては自動で使用可能です。
チャットヘッド機能を切り替える際の手順
1. メッセンジャーアプリの自分のアイコンをタップ
2. 「お知らせとサウンド」をタップ
3. 「お知らせを管理」をタップ
4. チャットヘッドのON・OFFを切り替える
メッセンジャー機能まとめ
機能 | 使い道 |
メッセージ | 会話・連絡などのコミュニケーション |
グループチャット | |
スタンプ機能 | |
無料通話&ビデオチャット | |
写真・動画の共有 | 必要資料の共有や、面白い話題の共有 |
位置情報の共有 | 待ち合わせ |
ボイスメッセージ | 文字で送る手間が面倒なときの手段 |
友達以外にメッセージを送る | 交流を広げる |
チャットヘッド機能 | 別のことをしていても会話を見ることができる |
上記の機能を見てみると、普段使用されているLINEと大きな差はありません。
LINEにはない機能として位置情報や友達以外へのメッセージリクエストがありますが、それだけではビジネス向けとは言い切れません。
次は、メッセンジャーの中でもLINEにはない機能について解説していきます。
LINEにはない特別な機能
既読を削除できる
メッセージアプリを使っていると、間違って既読をつけてしまうことがあります。
特に目上の人からのメッセージの場合、既読をつけたらなるべく早く返信しなくてはなりません。
忙しく返信する余裕のない中での既読から人間関係のトラブルに発展してしまうことも。
メッセンジャーは自分がつけた既読を削除することができ、トラブルに発展することを防いでくれます。
既読を削除する手順
1. 未読にしたいトークルームを右スライド
2. 3本線のマークをタップ
3. 「未読にする」をタップ
これだけで既読をつけたメッセージを未読に戻すことができます。
LINEでの既読に悩まされていた人にとっては、この機能は非常にありがたいものです。
秘密のスレッド
外に情報が漏れることを避けたい場合、メッセンジャーでは秘匿会話をすることができます。
秘密のスレッドの特徴
1. 外部に一切漏れることのない会話
2. 一定時間後に消えるメッセージでやり取りができる
この機能でのメッセージは通常よりも強い暗号化が施されており、運営会社にも記録されることのないセキュリティの強い会話環境を作ることができます。
業務に関する連絡で言えば会計資料に関する会話などはこの機能を用いて行うと、外部に会社の財務状況が漏れることを防げます。
秘密のスレッドの利用手順
1. 右上にある新規メッセージのアイコンをタップ
2. 「秘密」をタップ
3. 送信したい相手を選ぶ
4. チャット開始
メッセージの自動削除は5秒〜1日の間で頻度を選ぶことができるので、お好みの時間に合わせて使うと良いです。
相手がアプリを開いているかがわかる
インスタグラムのオンライン機能と仕組みはほとんど同じです。
現在アプリを使用している相手のアイコンに緑色のマークが表示されるので、メッセージをやり取りしたい相手が今会話できる状況か把握することができます。
現在オフラインだったら書き置きのようなイメージで連絡を残し、オンラインだったらしっかりと連絡を取るといった形で使い分けると良いです。
LINEとフェイスブックメッセンジャーを一緒に使うメリット
ここまでLINEとメッセンジャーアプリを比較してきました。どちらも一長一短で適した場面があるので、両方ともインストールしておくことがオススメです。
LINEとメッセンジャーアプリを使い分けるメリットについて解説します。
メッセージアプリを仕事用とプライベートで分けられる
メッセージアプリを一つだけ使用していると、連絡の相手が友人、仕事相手、家族などが区別されずに混ざって連絡がきます。
返信の優先度の高いメッセージをわざわざその中から選んで返信するのはなかなか骨の折れる作業です。
メッセージアプリをLINEとメッセンジャーで「友人などの近しい人」「業務用」と分けてしまえば、「このアプリからの通知は重要な連絡」「こっちは今すぐの返信はいらない」といった形で分けることができます。
メッセージの用途を分類・整理すれば、時間管理もしやすくなります。
業務関係の重要な会話をすることができる
こちらはメッセンジャーを併用することによるメリットです。
メッセンジャーには秘密のスレッド機能があるので、情報が漏れることを防ぎたい会話などはこちらでやりとりすることができます。
友人との会話で「どうしても他人に聞かれたくない」と言われた場合にも、「じゃあメッセンジャーでやり取りしよう」と提案してプライバシーを守ることができます。
まとめ
フェイスブックメッセンジャーは今普及しているアプリと合わせて使いやすいアプリです。
Facebookしか利用しておらず、メッセンジャーは放置しているという人にはぜひ使ってみることをオススメします。