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Google アドセンスとは?審査基準やポイントを徹底解説

2024.8.27
読了まで約 6

ブログやWebサイトに設置した広告をユーザーがクリックすることで収入を得ることができるGoogleアドセンス。
審査に通れば誰でもGoogleアドセンスを設置できることから、個人で運営するブログやWebサイトで収入を得たい!という初心者の方も始めやすいでしょう。

「Googleアドセンス、聞いたことはあるけど具体的には分からない」「Googleアドセンスを始めてみたい!」「Googleアドセンスの審査基準を知りたい」といった疑問を解決したい方は、是非参考にしてみてください。

Googleアドセンスとは

Googleアドセンスとは、Googleが提供しているWebサイト運営者向けの広告配信サービスです。「クリック報酬型広告」と呼ばれるタイプのWeb広告で、運営するWebサイトに訪れたユーザーに対して最適な広告を表示し、広告のクリックに応じた報酬を受け取ることができる仕組みです。

表示される広告の種類やジャンルにより1クリックあたりの広告単価(CPC:Cost Per Click)は異なりますが、一般的には20円~90円ほどが多いと言われています。

Googleアドセンスを掲載するにあたり、事前にGoogleによる審査が行われます。
「広告を掲載するのにふさわしいWebサイトであるか」をGoogleがきちんと精査しなければならないためです。

詳細は「4.Googleアドセンスの審査基準とは?」で解説しますので、併せてご覧ください。

Googleアドセンスの報酬発生の仕組み

では、Googleアドセンスで報酬を得られる仕組みはどのようになっているのでしょうか?

まずは広告主がGoogleへ広告を出稿します。「こんなサイトに積極的に広告を表示したい」「クリック単価の上限は50円まで」「こういうジャンルのサイトには広告出さないでほしい」といった設定を行います。

広告主の出稿が終わるとGoogle側で広告の審査が行われます。
審査が通るとアドセンスのタグを貼り付けているWEBサイトの条件を満たせば随時表示されていきます。表示された広告がクリックされると広告主からGoogleへお金が支払われ、そのお金がWebサイトの運営者へと支払われます。

Googleアドセンスの広告の種類

Googleアドセンスの広告には以下のようなタイプがあります。
・テキスト広告
・ディスプレイ広告
・関連コンテンツ

Webサイトやブログの構造・特性に応じた配置を行うことで、効果的に収益アップにつながります。

テキスト広告

1~2行の広告タイトルと、Webサイトのアドレスが表示されます。
広告タイトルが宣伝したいWebサイトへのリンクとなっており「スポンサーリンク」とも呼ばれます。Webサイトのテーマカラーやフォントに合わせた広告にカスタマイズすることもできます。

ディスプレイ広告

画像を挿入するタイプの広告です。ユーザーの目に留まりやすいこと、サイズが幅広いことが特徴です。

関連コンテンツ

記事内の関連する記事をオススメしつつ、その中にアドセンス広告を掲載できます。
ユーザーにとって関連性の高いコンテンツが増えるため、PV数や滞在時間、広告表示回数が向上し収益の増加につながります。
関連コンテンツが掲載できる条件は限られており、Googleアドセンスの審査に通過した上で、トラフィック量やページ数の2点がGoogleの条件を満たした場合に表示されます。

Googleアドセンスの広告配信方法

Googleアドセンスの自動配信の仕組みはウェブサイトのコンテンツや訪問者の行動を分析し最適な広告を自動で選択して表示する技術に基づいています。

1. ウェブサイト内のコンテンツに応じた配信
アドセンスはウェブページのコンテンツをクロールしサイト内に入っているキーワードやトピックを識別します。クロールした情報を元にそのページに関連する広告を選定します。
2. ウェブサイトに来訪したユーザーに応じた配信
アドセンスはGoogleが持つユーザーの検索履歴やcookie、ブラウザデータに基づいて特定の人に関連性の高い広告を表示します。パーソナライズド広告と呼び過去にどのようなサイトを訪問したかやどのような広告に反応したかで広告配信が決まります。
3. リアルタイムビッディング(RTB)
アドセンスは広告主がリアルタイムに自動で広告枠に対して入札を行う「リアルタイムビッディング(RTB)」を使用しています。広告主がターゲットとするユーザー層に対して、より高い入札額を提示した場合、その広告が表示される可能性が高くなります。
4. コンプライアンスとフィルタリング
アドセンスは自動的にコンテンツポリシーに違反しない広告のみを配信するようにフィルタリングしています。ウェブサイト運営者が特定の広告主や広告のカテゴリーをブロックをする設定をすることも可能です。
アドセンスはウェブサイト運営者に対して最適な広告を自動的に選定し収益の最大化を図る仕組みを提供しています。

Googleアドセンスの始め方

Googleアドセンスを始めるためには、Googleアカウントの作成と独自ドメインを取得する必要があります。独自ドメインの取得にはレンタルサーバーの契約が必須ですが、月額1,000円程度から契約できます。無料のブログサービスのドメインでは審査に進むことができないため注意しましょう。

関連記事:サーバーとは何か?サーバー構築からサーバーエラーやサーバーダウンまで徹底解説

Googleアドセンスの申し込み手順は以下の通りです。

①Googleアドセンスのトップページにアクセスします。
②「ご利用開始」から自分のGoogleアカウントでログイン後、必要事項を記入し送信します。
③GoogleアドセンスのトップページからAdSenceコードをコピーします。
④自分が運営しているWebサイトの<head>~</head>タグの直後に貼り付けましょう。
⑤タグの貼り付けが終わるとGoogleアドセンスの審査が始まります。
⑥審査に通過すると「おめでとうございます!アカウントの承認手続きが完了しました。」とメールが届き、Webサイト上にアドセンス広告が表示されるようになります。

また、WordPressを利用している場合、④のタグ貼り付けを簡単な工程でGoogleアドセンスにリンクさせることが可能です。

1.「Site Kit by Google」というプラグインをインストールします。
2.「Activate」をクリックします。
3.「Start Setup」をクリックし、手順に沿って進めていきます。
4.プラグインを設定後、AdSenseの「Connect Service」をクリックします。

関連記事:WordpPress(ワードプレス)テーマのおすすめ5選のご紹介!有料と無料の違いも解説

Googleアドセンスの審査基準とは?

以下の審査基準はGoogleのおおよその審査基準です。

独自ドメインを取得している

前項で説明した通り、Googleアドセンスの申請には独自ドメインであることが必須です。
一般的にはWordPressなどが多く利用されています。

コンテンツのポリシー違反が無い

Googleではプログラムポリシーに準拠しているかを審査すると提示しています。
プログラムポリシーに違反するとアドセンスは無効となるなど、継続的にチェックが行なわれています。
禁止コンテンツがあると審査には通らないので注意しましょう。

ポリシー違反の代表例は以下のようなコンテンツです。
・他社の法的権利を侵害したり、違法行為を助長するようなコンテンツ
・正規品と偽ったブランド商品の販売等、著作権や知的財産権を侵害するコンテンツ
・個人または集団に対する差別及び誹謗中傷
・動物への残虐行為
・アダルトコンテンツ
上記は一例ですが、詳細はGoogleの提示しているポリシーが参考になります。
https://support.google.com/adsense/answer/10502938?visit_id=637774841639220669-214732401&rd=2

また、Googleアドセンスのタグを設置できないサイトジャンルもあるため、事前にGoogleアドセンスのガイドラインを確認してください。
https://services.google.com/fh/files/blogs/google_adsense_programpolicy_guidebook.pdf

ユーザーにとって価値のあるコンテンツである

Googleアドセンスを解説した記事では、申請する際に「サイト内に一定の記事数があること」「各コンテンツの文章ボリュームは最低でも1000文字以上が必要」などといった内容をよく目にします。これら文章量や記事数についてはあくまでも審査に通過しやすい傾向であり、Googleは明確な審査基準として提示しているわけではありません。
「20記事書いても審査に落ちた」「5記事で審査を通過した」といった声もよく耳にします。

「Googleが掲げる10の事実」では

"1. ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
Google は、当初からユーザーの利便性を第一に考えています。新しいウェブブラウザを開発するときも、トップページの外観に手を加えるときも、Google 内部の目標や収益ではなく、ユーザーを最も重視してきました。Google のトップページはインターフェースが明快で、ページは瞬時に読み込まれます。金銭と引き換えに検索結果の順位を操作することは一切ありません。広告は、広告であることを明記したうえで、関連性の高い情報を邪魔にならない形で提示します。新しいツールやアプリケーションを開発するときも、もっと違う作りならよかったのに、という思いをユーザーに抱かせない、完成度の高いデザインを目指しています。"

と書かれていることからも、Webサイト内のコンテンツがユーザーにとって価値(メリット)のあるコンテンツであることは必須と言えます。

関連記事:コンテンツの正しい意味合いを理解しましょう!良質なコンテンツとは何か

お問い合わせ・プライバシーポリシーの設置

Googleアドセンスの審査を通過するためには、プライバシーポリシーは必須コンテンツです。ユーザーが疑問を感じた時に質問できるためのお問い合わせフォームを設置することで、ユーザビリティの向上にもつながり評価されるでしょう。

関連記事:ユーザビリティとは?意味やテスト方法、向上のためのポイント

審査にかかる期間は?

Googleアドセンスの審査期間は平均して1~2週間程度と言われていますが、1営業日で審査が完了する場合もあれば1か月程度かかる場合もあり一概には決まっていません。
審査が終了すると審査完了のメールが届くので気長に待ちましょう。
審査の傾向としてはユーザーにとって有益なコンテンツであることは大前提で、年々審査基準が厳しくなっていると言われていますが、ユーザービリティを意識したコンテンツ作りを意識しましょう。

Googleアドセンスで稼ぐコツ

Googleアドセンスの仕組みは前項で紹介した通り、審査に通れば広告側のテクニックはほとんど必要ありません。それぞれのユーザーに表示される広告の内容も自動で最適化されます。

Googleアドセンスで稼ぐコツはシンプルで、WebサイトやブログへのPV数を増やすことが最も重要です。PV数が多ければ多いほど広告のクリック数が多くなるので、それに応じて収益も増加します。

Googleアドセンスでは、月間PVが数百~数千しかない小規模なWebサイトであっても確実に収益が発生します。クリック単価は20円~と小規模サイトであれば数百円程度の収益になりますが、PV数の増加に合わせて収益が増加するのでWebサイトの運営のモチベーションに繋がりやすく、初心者でも始めやすい点がメリットと言えます。

まとめ

今回はGoogleアドセンスとは何か、Googleアドセンスの始め方や審査基準などを解説しました。
Googleアドセンスは、独自ドメインで運営するWebサイトやブログであれば、個人でも簡単に利用を開始することができます。
今回紹介した審査基準を参考に、是非あなたのWebサイトやブログでもGoogleアドセンスを初めてみてください。
仮に審査に落ちてしまった場合でも、Googleアドセンスの提示するポリシーを見直して改善すれば、何度でも審査を受けることが可能です。
審査基準を満たしたWebサイトやブログであれば、その後はPV数に応じてクリック数も多くなり、継続的な収益化コンテンツとなるでしょう。

監修者

古宮 大志(こみや だいし)

ProFuture株式会社 取締役 マーケティングソリューション部 部長

大手インターネット関連サービス/大手鉄鋼メーカーの営業・マーケティング職を経て、ProFuture株式会社にジョイン。これまでの経験で蓄積したノウハウを活かし、クライアントのオウンドメディアの構築・運用支援やマーケティング戦略、新規事業の立案や戦略を担当。Webマーケティングはもちろん、SEOやデジタル技術の知見など、あらゆる分野に精通し、日々情報のアップデートに邁進している。

※プロフィールに記載された所属、肩書き等の情報は、取材・執筆・公開時点のものです

執筆者

『MarkeTRUNK』編集部(マーケトランクへんしゅうぶ)

マーケターが知りたい情報や、今、読むべき記事を発信。Webマーケティングの基礎知識から、知っておきたいトレンドニュース、実践に役立つSEO最新事例など詳しく紹介します。 さらに人事・採用分野で注目を集める「採用マーケティング」に関する情報もお届けします。 独自の視点で、読んだ後から使えるマーケティング全般の情報を発信します。

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