ProFutureマーケティングソリューション|マーケトランク

ProFutureマーケティングソリューションマーケトランクはリードジェネレーションを中心としたソリューションです。HRプロや経営プロを中心としたマーケティング、人事データを活用したDSP、SEOに強いコンテンツマーケティングなどのマーケティングソリューションと情報を提供しています。

【2025年】WordPressおすすめテーマ17選。企業向けは?選び方のポイントを目的別に解説

2025.2.28
読了まで約 17

企業サイトを作るためにWordPress(ワードプレス)テーマを探している担当者の中には、どのテーマを選ぶべきか悩んでいる人も多いでしょう。実際、無料のWordPressテーマは13,000種類以上存在するため、迷ってしまいます。そのため、まずはWordPressテーマを選ぶ際に重要なポイントを明確にする必要があります。具体的には「SEO対策」「カスタマイズ性」「サポート体制」などです。これらのポイントを考慮して、自社のニーズに合ったテーマを選ぶ必要があります。本記事では、WordPressテーマの概要に加え「SEOに強いテーマ」や「企業向けで初心者におすすめのテーマ」など、カテゴリ別におすすめテーマをご紹介します。

WordPressテーマとは

まず、WordPressとは、Webサイトやブログを作成する際に使用するオープンソースのCMS(コンテンツ管理システム)です。サイト管理や記事の投稿が直感的に行えるように工夫されているため、専門的な知識がなくても扱えるうえ、一定の範囲内であれば無料で利用可能です。そして、WordPressテーマとは、サイトのデザインや構成を設定するために使われるテンプレートを指します。WordPress.orgには、無料テーマだけでも13,000種類以上(2025年2月時点)あり*¹、選びきれないほどのテーマが存在します。WordPressでは、テーマを変更・設定するだけでWebサイト全体のデザインや構成、機能などの変更が可能です。そのため、HTMLやCSSなどのプログラミングやWebデザインの知識がない初心者でも、Webサイトを容易に作成できます。ここでは、以下の項目について詳しく解説します。

●WordPressのデザインや機能のテンプレート
●公式と非公式がある
● 無料と有料がある

WordPressのデザインや機能のテンプレート

WordPressテーマは、サイトのデザインや構成を設定するために使われるテンプレートのことです。WordPressサイトを始めるうえで必要な機能や骨組み、全体的な構成まで、すべて出来上がっているものになります。テーマを変更することで、HTML・CSSなどのプログラミングやWebデザインの知識がなくても、デザイン性に優れたWebサイトの制作・運営が可能となります。

公式と非公式がある

WordPressテーマは「公式テーマ」と「非公式テーマ」に分類されます。公式テーマと非公式テーマの違いは、以下の表の通りです。

画像:WordPressテーマは公式と非公式のテーマがある

上記の通り、公式と非公式の違いは、WordPressの公式テーマディレクトリに登録されているか否かです。公式テーマは、世界標準であること、そして厳格な条件をクリアすることが求められます。そのため、信頼性が高く安全とされているのです。一方で非公式テーマは必ずしも信頼性が低いわけではありません。公式テーマとして登録するには、審査のために必要な機能が盛り込めなかったり、逆に不要な機能を盛り込んだりと、時間と手間がかかります。そのため、あえて公式にしないテーマも多数あるのが実情です。また、公式テーマと非公式テーマを比較すると、公式テーマのほうが機能は少なく、日本語に対応していないものも多い傾向にあります。一方、非公式テーマは、機能性や操作性に優れ、日本語に対応しているものが多いとされています。ただし、非公式のテーマを利用する際は、事前に安全性の確認が必要です。特に、開発者の実績・信頼性・利用者数・フォーラムの有無などは確認しましょう。

無料と有料がある

WordPressテーマには、無料テーマと有料テーマがあります。両者の違いを以下の通り、「価格」「品質」「サポート」に分けて解説します。

● 価格
有料テーマを利用するには料金がかかります。購入方法は、「買い切り型」と「サブスクリプション型」があります。一方、無料テーマはお金がかからないため、お試しで利用したい人や予算が少ない人におすすめです。

● 品質
無料テーマは、有料テーマに比べて機能が少ない傾向です。最低限の機能しか搭載されていないものが多いため、機能を拡張したい場合はプラグインを追加する必要があります。また、有料テーマのほうが無料テーマよりもデザイン性が優れている傾向です。

● サポート
無料テーマのサポートは不十分なものが多く、アップデートが途絶えるケースも少なくありません。一方、有料テーマはサポートが充実しており、定期的にアップデートもされている傾向です。

関連記事
WordPress(ワードプレス)とは?使ったことがない人に向けた超基本的な解説!
ワードプレスとは?選ばれる理由や基本機能・メリット・デメリットを完全解説!

有料のWordPressテーマのメリット

無料テーマは、導入コストが無料というメリットはありますが、その分機能が制限されます。一方、有料テーマは、デザイン的にも機能的にも優れていて、手厚いサポートも受けられます。また、あらかじめデザインやSEOに必要な機能が搭載されており、カスタマイズする必要がありません。したがって、無料テーマをカスタマイズするのに2~3時間かかるところを、有料テーマであればそのすべての時間をコンテンツ作成に費やせるのです。また、HTMLやCSSなど 、Webサイト制作に関する専門知識がない人であればなおさら、有料テーマを選んだほうがWebサイトを立ち上げるまでの時間短縮につながります。なお、有料テーマを選ぶ際の唯一のネックといえる「導入コスト」ですが、制作会社に依頼するよりもはるかに安い数万円程度しかかかりません。

企業のホームページなら扱いやすくサポートもある有料

企業のホームページで使うなら、扱いやすくデザインや機能、サポートが充実している有料テーマをおすすめします。ここでは、無料テーマと有料テーマの違いを以下の表にまとめ、なぜ有料テーマがおすすめなのかを解説します。

  無料テーマ 有料テーマ
機能 機能が制限されるケースもある 機能がフルに使用可能
サポート 制限される、またはサポートがない 質問投稿など専用フォーラムへの書き込みやメール対応などを実施しているものもある
(個別対応などの有償オプションがある場合も)
価格相場 年間10,000~20,000円程度

※内容はテーマによって異なります。

上記の通り、無料テーマと有料テーマの「機能」「サポート」「価格相場」を比較した場合、無料テーマのメリットは初期導入コストがかからないところだけです。それ以外は、有料テーマのほうが機能的に優れていてサポートも手厚いものが多いといえます。仮に、何か問題やトラブルがあった場合、初心者であればなおさら自力での解決は難しく、サポートがなければサイトの作成・運用は立ち行かなくなってしまいます。したがって、初心者ほどサポートが制限されていたり、なかったりする無料テーマより、サポートが充実している有料テーマのほうがおすすめなのです。

関連記事
【初心者におすすめ】WordPress(ワードプレス)でブログを始める方法を解説!
WordPress(ワードプレス)のログイン方法やログインできない場合の対処法を解説

有料WordPressテーマの平均価格

無料テーマにも、有料テーマ並みの機能を備えたものは存在します。個人で運用したり使い方に慣れたりするための試験的な運用であれば無料テーマでもいいかもしれません。しかし、長期的にサイトを運用したり使い勝手に慣れていない状態でやっていくのであれば、有料テーマの導入の検討をおすすめします。。有料テーマは、デザイン性や機能性、サポート体制などが無料のテーマより優れています。ただし、導入コストがかかってしまうのが唯一のデメリットです。そこで、ここでは以下の通り有料WordPressテーマの価格を紹介します。

1万円〜2万円が平均的

この後紹介するWordPressテーマの中から、有料テーマの価格を以下の通りに紹介します。

有料テーマ 価格(税込) 備考
SWELL(スウェル) 17,600円 支払いは一度限りです。月額や年額ではありません。
SANGO(サンゴ) BOOTHで購入:14,800円
ConoHa WINGで購入:
14,800円(通常契約)
14,000円(WINGパック)
WINGパックの場合は、3か月以上の契約
JIN:R(ジン:アール) 19,800円 WordPressテーマ「JIN」のユーザーには、優待割引があります。
AFFINGER6
(アフィンガー6)
14,800円  
賢威 27,280円  
Lightning G3 Pro Unit 1年:11,000円
3年:29,700円
5年:44,000円
価格はライセンス期間によって異なります。
XWRITE
(エックスライト)

「サブスクリプション型」
月払い:990円
年払い:9,900円

「買い切り型」
19,800円

各プランともテーマの機能に違いはありません。
LIQUID PRESS
(リキッドプレス)

「サブスクリプション型」
ビジネス:16,280円
エンタープライズ:31,900円

「買い切り型」
個別購入

ビジネス、エンタープライズ共に年払い
Emanon(エマノン) Emanon Premium:27,800円
Emanon Business:12,800円
Emanon Pro:9,800円
Emanon Free:無料
 
Grazioso
(グラツィオーソ)
19,800円  
VENUS 19,800円  
Divi 89ドル 年払い
Snow Monkey
(スノー モンキー)
スタンダード:16,500円/1年
プロ:55,000円/年
 

上記の通り、テーマの価格はおおよそ10,000~20,000円前後が平均的です。

関連記事
WordPress(ワードプレス)を簡単にインストールする方法を解説します

WordPressテーマを選ぶポイント

ここでは、WordPressテーマを選ぶポイントを解説します。選ぶ際のポイントが分かれば、多くの種類の中から、自社のイメージに近いWordPressテーマを探し出せるでしょう。WordPressテーマを選ぶ際のポイントは、以下の3つが挙げられます。

●SEO対策を実施する際に様々な施策に対応できるか
●UXUI視点で容易にカスタマイズができるか
● サポート体制があるか

それぞれについて詳しく解説します。

SEO対策を実施する際に様々な施策に対応できるか

「自社のWebサイトを立ち上げるからには、集客しなければ」と考える人は多いでしょう。そこで、WordPressテーマを選ぶポイントの中でも、集客を目指すための方法の一つ「SEO対策」について解説します。まず、SEOとは、「Search Engine Optimization」の略で、「検索エンジン最適化」と訳されます。簡単に説明すると、「Google」や「Yahoo!」などのいわゆる「検索エンジン」の検索結果で、自社のWebサイトを検索上位に表示させるために実施する対策を指します。検索で上位に表示されれば、Webサイトの露出は増えて集客につながります。WordPressはSEOを考慮して設計されていますが、加えてSEO対策に強いWordPressテーマを選べば、検索結果で上位表示される可能性が高くなるのです。ただし、テーマを選んだだけで上位表示が実現できるわけではありません。テーマ設計が、Googleの「検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド」*²に沿った内容なのかだけでなく、コンテンツ(中身)の品質が重要なのです。

UXUI視点で容易にカスタマイズができるか

テーマをインストールした後でカスタマイズが容易にできるかも、WordPressテーマを選ぶ際の大きなポイントです。Webサイトの検索順位は、検索エンジンのアルゴリズムで決められます。アルゴリズムは、年に数回大きな変更があるだけでなく、日々リアルタイムで更新されています。頻繁に変更されるアルゴリズムに対応するには、WordPressサイトも改修していく必要があるのです。そのため、容易にカスタマイズできるWordPressテーマは、SEOに有利だといえます。また、容易にカスタマイズできて、機能が豊富なWordPressテーマは、プラグインを最小限に抑えられます。プラグインは、入れすぎるとWebサイトが重くなり表示速度が遅くなってしまうため、SEOに不利になるリスクがあるのです。容易にカスタマイズできるWordPressテーマは、表示速度の面でもSEOに強いといえます。
SEOで評価されるためにはユーザーが様々なページを出来るだけ長い時間滞留してもらう必要があります。公開されているページをユーザーが滞留しやすいようにカスタマイズできるかも非常に重要になってきます。

サポート体制があるか

サポートが手厚いかどうかも、WordPressテーマを選ぶ際の大きなポイントです。サイトの作成中または運用時に、分からないことや何らかの問題・トラブルが発生しても、サポートがあれば解決できる可能性が高まります。なお、WordPressに関するあらゆることを質問し、議論できる場であるフォーラムがあります。WordPressに関して分からないことがあれば、何でも質問可能です。ただし、フォーラムは、ボランティアによって運営されているため*³、質問に対して必ず回答があるとは限りません。そこで、サポート体制が充実しているテーマを選ぶことで、企業サイトを作成し運用するうえで必要なさまざまなサポートが受けられるのです。例えば、有料テーマであれば、以下のようなサポートが受けられます。

「有料テーマのサポート例」
● カスタマイズの相談や個別の質問などの有償オプションがある
● テーマ専用のフォーラムがあり、質問できる
● 問い合わせフォームからの質問が可能(メール対応)

インストールしたテーマに関する問題やトラブルは、開発元(販売元)でしか原因が分からないことが多いです。そのため、直接開発元(販売元)に問い合わせて回答が得られれば、それだけスムーズに解決できます。ただし、サポート内容はテーマによってさまざまです。有料テーマではあるものの、電話対応をしていないケースもあります。基本的には、フォーラムによるサポートが中心となります。

関連記事
WordPress(ワードプレス)で作ったサイトに最初に入れておきたいおすすめプラグインのご紹介

SEOに強いおすすめテーマ6選

WordPressテーマを選ぶポイントの中でも解説した通り、集客するために重要なのは、「SEOに強い」ことです。ここでは、SEOに強いおすすめの6つのWordPressテーマを紹介します。

SWELL (スウェル)

SWELL(スウェル)とは、最新のブロックエディタ「Gutenberg」に完全対応したWordPressテーマを指します。株式会社LOOSが提供している有料テーマで、価格は税込17,600円で相場より若干割高です。しかし、買い切り型であるため、初期費用以外の費用は不要です。簡単にデザインの選択やコンテンツの配置ができるため、初心者でも直感的に素早く記事を作成できます。SEO対策もしっかりと実装されているため、初期設定のままでも「HTML Checker」でのエラーはゼロです。また、表示速度の高速化にも注力しており、SEOに有利なWebサイトの作成が可能となります。SWELLは、シンプルながらハイセンスで美しいデザインも特徴の一つです。デザインをそれほどカスタマイズする必要がないため、コンテンツ制作に集中できる点も魅力になります。なお、ここではSEOの強みと特徴を紹介します。

「SEOの強みと特徴」
● 基本的なSEO対策を実装済み
● 表示高速化にも注力
● 直感的な操作で簡単にコンテンツの配置が可能
● WordPressの新エディタ「Gutenberg」に完全対応
● シンプルで美しいデザイン

SANGO (サンゴ)

SANGO(サンゴ)とは、初めからSEOに必要な内部対策が導入されている有料のWordPressテーマを指します。Webメディア「サルワカ」から生まれたWordPressテーマで、1年で200万PV/月を達成したSEOのノウハウが詰まっています。Webサイトの表示速度の高速化技術も導入されており、レスポンシブデザインにも100%対応しています。デザイン性やカスタマイズ性に優れており、SEO対策を考慮したWebサイトを作成するのにおすすめのテーマです。購入方法は2つあります。1つは「BOOTH」から、そしてもう1つは「ConoHa WING」からです。価格は、BOOTHが税込14,800円、ConoHa WINGが税込14,800円(通常契約)と税込14,000円(WINGパック)になります。なお、ここではSEOの強みと特徴を紹介します。

「SEOの強みと特徴」
● SEOに必要な内部対策が実装済み
● 実際の運用で培われたSEOノウハウが凝縮
● 100%レスポンシブデザインに対応
● Webサイトの高速表示化

JIN:R (ジン:アール)

JIN:R(ジン:アール)は、直感的な操作や優れたデザイン性、収益化機能などで人気のWordPressテーマです。アフィリエイターのひつじさんらによって開発され、株式会社CROOVERが運営しています。アフィリエイトの収益性を高めるための機能が意識的に導入されています。価格は税込19,800円と割高ですが、サポート費用は無料です。また、購入者にはアドバイスや講座を受けられるブログコミュニティへの永久参加券が与えられます。SEO内部対策は実装済みですが、表示速度の高速化機能はやや心もとなく、表示速度がそこまで速くないのがデメリットです。ただし、テーマ自体の表示速度の高速化対策は不十分でも、使用するレンタルサーバーやプラグインなどで表示速度は改善できます。なお、ここではJIN:RのSEOの強みと特徴を紹介します。

「SEOの強みと特徴」
● 内部SEO対策済
● 構造化データの自動出力
● 指定ページの一括noidex化
● 指定ページのCanonical正規化
● 構造化データマークアップを自動で行う
● 高速読み込みができるHTML/CSS構造にする
● 画像サイズを端末ごとに自動最適化
● 重いデザイン表現を使わず、できるだけ自前のJSで書く
● アイコンは外部から読み込まず、すべてJIN側で用意する
● レスポンシブデザインに対応

AFFINGER6 (アフィンガー6)

AFFINGER6(アフィンガー6)は、ブログやアフィリエイトサイトで、「稼ぐ」ことに特化したWordPressテーマの最新版です。株式会社オンスピードが提供している有料テーマで、価格は買い切り型で税込14,800円になります。収益化に役立つ機能や分析機能、パーツや装飾が多いことから、アフィリエイターにおすすめのテーマといえます。表示速度の高速化に特化しているわけではありませんが、検索上位を狙ううえでの基本的なSEO内部対策は施策済みです。なお、ここではAFFINGER6のSEOの強みと特徴を紹介します。

「SEOの強みと特徴」
● SEO内部対策を施策済み
● レスポンシブデザインに対応
● サイト全体及び投稿ごとのindex指定やtitle,メタ設定
● JSON-LDによる構造化データマークアップ

賢威

賢威とは、京都のWebマーケティングチーム「ウェブライダー」によって開発されたWordPressテーマを指します。2007年から発売されているSEOに特化したロングセラーのテーマです。価格は、税込27,280円になります。長年にわたり培った「ウェブライダー式SEO」のノウハウがこの賢威には凝縮されています。検索エンジンで多くのユーザーが検索するキーワードである「ビッグキーワード」で、検索上位に掲載されてきたSEO対策が実装されている点が一番の魅力です。なお、ここでは賢威のSEOの強みと特徴を紹介します。

「SEOの強みと特徴」
● 京都の有名なWebマーケティングチーム「ウェブライダー」が開発
● 長年で培ったウェブライダー式SEOのノウハウが凝縮
● フォーラムでの情報収集が可能
● レスポンシブデザイン採用

Cocoon (コクーン)

WordPressの無料テーマの中でも、特におすすめなのがCocoon(コクーン)です。わいひら氏が開発・運営しています。無料ですが有料テーマ級のさまざまな性能や機能が搭載されています。WordPressテーマにかかるコストを極力抑えたい人にとっては、非常におすすめです。また、有料のWordPressテーマをいきなり購入するのに抵抗がある初心者の方も少なくないでしょう。その点、Cocoonであれば無料で利用できるため、最適なテーマといえます。公式サイトのマニュアルも充実しており、操作に困ることはありません。また、画面表示の高速化やページをモバイル端末用に最適化する「モバイルフレンドリー」機能も備わっており、SEO内部対策も施策済みです。シンプルなデザインのサイトで高機能なテーマを求めている人には、ピッタリだといえます。なお、ここではCocoonのSEOの強みと特徴を紹介します。

「SEOの強みと特徴」
● ページ高速化機能搭載(テーマ機能だけでPageSpeed Insights90点後半が取れる)
● モバイルフレンドリー(モバイルファースト)
● ワンクリックでAMP対応
● ワンクリックでPWA対応
● PCとモバイルでソースコードが100%同じ完全レスポンシブ
● W3CのHTML5バリデーションのエラー0
● W3CのCSSバリデーションのエラー0
● 基本的な構造化データタグの適用
● 構造化データエラー0
● メタディスクリプション記入欄の設置
● HTMLアウトラインの最適化

企業向けで初心者におすすめのテーマ4選

企業向けのWordPressテーマは数多くリリースされているため、どれを選べばよいか分からなくなります。加えて、初心者でもスムーズに導入できるテーマとなれば、なおさら絞り込むのは難しいでしょう。そこで、ここでは企業向けで初心者におすすめの4つのWordPressテーマを紹介します。

Lightning G3 Pro Unit

Lightning G3 Pro Unitとは、株式会社Vectorが開発している無料版のLightning G3版の機能を拡張するためのプラグインを指します。Vektor Passport(ベクトルパスポート) を購入することで利用できます。価格は以下の通りライセンス期間によって異なります。

● 1年:税込11,000円
● 3年:税込29,700円
● 5年:税込44,000円

無料のLightningだけでも十分な機能を備えていますが、Lightning G3 Pro Unitを有効化すると、より効率的で柔軟なサイト制作が可能となります。なお、Lightningとは、2015年リリースで有効インストール数が10万件以上(2024年5月時点)を誇るWordPress公式ディレクトリ登録テーマです。WordPress管理画面から簡単にインストールできます。また、クイックスタート機能が備わっており、デモサイトのデータを丸ごとインポートすることで、すぐにセットアップできます。手順は公式サイトで詳しく説明しているので、初心者でも安心です。その他の操作手順も、無料で利用可能なオンライン学習サービス「ベクトレ」で学習できます。デザインや機能もシンプルで使いやすいため、コストや時間をかけずにサイトを制作したい企業におすすめです。

XWRITE (エックスライト)

XWRITE(エックスライト)とは、エックスサーバー株式会社が開発した有料のWordPressテーマを指します。価格は以下の通りです。

「サブスクリプション型」
● 月払い:税込990円
● 年払い:税込9,900円

「買い切り型」
● 税込19,800円

扱いやすい便利なブロックを備えているため、専門的な知識がなくても簡単にブログを作成できます。デザインは、用意されているタイプの異なる複数のデザインスキンから選ぶだけです。デザインスキンとは、テーマは同じでも見映えを変更できる機能を指します。ページの内容やサイトの構造はそのままで、見た目だけを一括変更できるのです。ワンクリックで簡単に設定できるため、初心者でも整ったデザインのブログ運営をすぐに始められます。また、ユーザーフォーラムや充実したマニュアル、細やかなアップデートなど、サポートも充実しています。

LIQUID PRESS

LIQUID PRESS(リキッドプレス)は、WordPress公式有料サポートテーマとして登録されている人気のテーマです。2025年2月時点で50,000ダウンロードを突破しています。価格は、以下の通りです。

「サブスクリプション型」
● ビジネス:税込16,280円(年払い)
● エンタープライズ:税込31,900円(年払い)

「買い切り型」
● 税込16,280円

「CORPORATE」はビジネスサイト向け、「MAGAZINE」「INSIGHT」「SMART」はブログ向けなど、用途別のテーマが充実しています。なお、「MAGAZINE」「INSIGHT」「SMART」には、一目で記事のパフォーマンスが確認できる「コンテンツ分析βツール」を搭載しているため、ブログの分析に便利です。また、WordPressブロックエディタ(Gutenberg)に対応しています。ブロックスタイル機能で見出しなどのデザインを選んで簡単に変更できるだけでなく、コピペで使用可能なブロックパターンやブロックテンプレートも豊富です。

Emanon

Emanon(エマノン)とは、株式会社イノ・コードが開発・販売するWeb集客に特化したWordPressテーマを指します。価格は本格的な企業サイトから初心者におすすめの無料テーマまで目的別に設定されています。それぞれのテーマの価格と特徴は、以下の通りです。

● Emanon Premium:税込27,800円
高機能な6種類のファーストビューや複数設定が可能なCTA(コールトゥアクション)、専用カスタム投稿ページを搭載しています。柔軟性のあるレイアウト機能とオリジナルブロックで、本格的なビジネスサイトやオウンドメディア、企業サイトを制作できる高機能なテーマです。

● Emanon Business:税込12,800円
Emanon Proにフロントページの設定が追加された子テーマになります。デザインパターン通りに、画像とテキストを設定するだけでフロントページは完成します。企業サイトを素早く制作できるテーマです。

● Emanon Pro:税込9,800円
オウンドメディア用のテーマで、Web集客機能を搭載しています。6種類のファーストビューや5種類のCTA設定、そして資料請求用ページやLP機能でコンテンツマーケティングを支援します。

● Emanon Free:無料
Emanon Proの機能を制限したWordPressテーマです。アフィリエイトブログを始めたい人や初心者におすすめのテーマになります。

関連記事
WordpPress(ワードプレス)テーマのおすすめ5選のご紹介!有料と無料の違いも解説

企業向けでデザイン性に優れたおすすめのテーマ3選

企業サイトの場合、デザインが派手で個性的なものより、シンプルで誠実さが感じられるデザインのほうが適しているといわれます。しかし、せっかく自社サイトを立ち上げるのですから、イメージを崩さない程度にデザインにはこだわりたいと考える担当者も多いでしょう。そこで、ここでは企業向けでデザイン性に優れたテーマを紹介します。

Grazioso

Grazioso(グラツィオーソ)は、海外や大手企業のPRサイトなどで主流の「1カラム&フラットデザイン」を簡単に実現できるWordPressテーマです。価格は、税込19,800円になります。完全日本語対応のテーマで、HTMLやCSSなどの知識がなくても簡単操作で部分的に背景画像を設定し、手軽にパララックス効果(視差効果)を活用できます。また、Graziosoは、レスポンシブ・グリッドシステム・フレームワークを採用しています。 メジャーなブラウザだけでなく、スマートフォンやタブレット端末からのアクセスにも最適なレイアウトで表示するように開発されており、美しい表示効果が実現可能です。

VENUS

VENUS(ビーナス)とは、WordPressテーマのブランドであるTCDのWordPressテーマを指します。価格は、税込19,800円です。国内だけでなく、海外でも利用可能な世界最先端のWebデザイン、最高級のファッションブランドの企業サイトなどをイメージしたWordPressテーマになります。VENUSには以下の通り、5種類の固定ページテンプレートが用意されています。どれもデザイン性が高く、ブログやサービス紹介、企業概要なども高級感が出せるテンプレートとなっています。

● デザインテンプレート1(会社概要)
● デザインテンプレート2(ストーリー)
● デザインテンプレート3(企業理念)
● デフォルト
● 1カラム(サイドなし)

なお、TCDとはデザインプラス社が開発するWordPressテーマで、優れた機能・デザイン・実用性をコンセプトとしたサイトテンプレートです。

Divi

Divi(ディビorディヴィ)とは、アメリカのElegant Themes社によって開発されたWordPressテーマを指します。価格は、89ドル(年払い)です。利用者が60万人を超え、「世界で一番使われているWordPressテーマ」となっています。Diviは、コードを書かずにヘッダーの位置やサイズの変換・本文を複数のカラムで表示・画像の位置の調整など、すべて自由にカスタマイズできます。最初から使えるモジュールも46個備わっており、これらをカスタマイズし組み合わせることで、サイトを構築していきます。さらに、インターネット上には多くのDiviモジュールがあり、追加することもできます。また、Diviは最初からデザイナーが作った美しいレイアウトが800以上入っており、そこからサイトを始められます。実用的なものからオシャレなものまでさまざまです。しかも、ネット上でも複数のサイトからレイアウトをダウンロードできます。

日本製の公式WordPressテーマおすすめ4選

無料だけでも13,000種類以上あるWordPressテーマですが、ほとんどが海外で開発されています。テーマが海外製だと、何か分からないことや問題・トラブルが発生した際に調べようとしても、情報が探せないケースがあります。仮にマニュアルが存在していても、日本語に対応していないものが多いといえます。その点、日本製のテーマを選んでおけば、さまざまな情報やマニュアルが日本語のため、何かと安心です。ここでは、日本製の公式WordPressテーマを紹介します。

Lightning

Lightning(ライトニング)とは、株式会社Vectorが開発している無料のWordPressテーマを指します。リリースは2015年で、有効インストール数が2024年5月時点で10万件以上を誇るWordPress公式ディレクトリ登録テーマです。そのため、WordPressの管理画面から簡単にインストールできます。また、操作も簡単で無駄な機能が少ないため、初心者でも利用できます。デザインや機能もシンプルで使いやすいため、コストや時間をかけずにサイトを制作したい企業におすすめです。Lightningの主な特徴は、以下の通りになります。

● 公式ディレクトリ登録テーマ:
Lightningは、WordPressの公式ディレクトリ登録テーマです。簡単に管理画面からインストールできます。

● 必要な機能はプラグインで用意:
アクセス解析との連携やブロック機能拡張など、テーマに縛られることなく使いたい機能については、プラグインで提供されています。

● ブロックパターンで楽々作成:
ブロックエディタに対応しています。ビジネスサイトで利用できるパーツもパターンとして多数用意しており、あっという間にページが出来上がります。

● 初心者も安心のサポート:
毎月開催のオンライン質問会や使用方法などを解説するオンライン学習サイトなどにより、サイト制作をあらゆる方面からサポートしています。

Snow Monkey

Snow Monkey(スノー モンキー)とは、ブロックエディタ(Gutenberg)に対応した、100%GPLのWordPressテーマを指します。Web制作で使えるブロックやパターンを多数用意しており、スムーズなサイト立ち上げが実現できます。また、開発を意識したテンプレート構造やフックで高度なカスタマイズも可能です。Snow Monkeyの主な特徴は、以下の通りになります。

● 100%GPL:
複数インストールも商用利用も可能です。GPLに基づき制限なく自由に利用できます。

● 自由に選べるデザイン:
ヘッダーやページのレイアウトなどの基礎的なデザインは、ノーコードで設定できます。

● タイポグラフィ:
フィボナッチ数列や調和数列など、一定のルールに基づいて余白や文字サイズを設計しています。

● ワンクリックアップデート:
ワンクリックだけで、常に最新のバージョンが利用できます。

● ページ高速化:
ページ高速化のためのさまざまな機能を提供しており、カスタマイザーから簡単にオンオフできます。

● WooCommerce対応:
サイトにショッピング機能を追加するプラグイン「WooCommerce」にも対応しています。

● ブロックエディタ対応:
WordPress5.0から搭載された、ブロックエディタ(Gutenberg)にも完全対応しています。

● 開発者にも最適:
カスタマイズに柔軟に対応できるように多彩なフックを用意しています。また、テンプレート構造も整理されています。

なお、価格は以下の通りになります。

● スタンダード:税込16,500円/1年
● プロ:税込55,000円/年

Arkhe

Arkhe(アルケー)は、株式会社LOOSが提供している無料のWordPressテーマです。「ミニマム」「シンプル」「ちょうどいい」をコンセプトにしており、シンプルなデザインとなっているため、無駄な装飾がありません。ローコードで効率よく制作したいけど、コンテンツはリッチに作りこみたいユーザーが、使いやすくなるようなWordPressテーマです。そのため、初心者が管理画面で設定変更しながらサイトを制作するというより、経験者がカスタマイズしながらサイトを制作するのに向いているテーマだといえます。ただし、経験者にしか使いこなせないかといえばそうではありません。専用プラグインが用意されているため、初心者でもある程度の機能は導入可能です。Arkheの主な特徴は、以下の通りになります。

● 超シンプル:
そのままでも使える程度に整いつつも、無駄な装飾がないためCSSで調整しやすい。

● カスタマイズ性:
豊富なフックがあり、各パーツの書き換えが容易に行える。

● ブロック対応:
Arkhe Blocksと併用することで、ローコードによる柔軟な制作が可能となります。

● 専用パターン:
専用のパターンライブラリも用意しています。コピペだけでリッチな表現ができます。

yStandard

yStandard(ワイスタンダード)は、ただ「簡単にキレイなWebサイトを作れるWordPressテーマ」ではありません。他人とは違う「自分のサイト」を作る楽しさを感じてもらうように、なるべく装飾を減らしています。見出しなどは、余白以外の装飾を含めず、カスタマイズしやすくしているのです。yStandardの主な特徴は、以下の通りになります。

● ブロックエディタ対応:
ブロックエディタ(Gutenberg)に対応しています。ブロックの組み合わせで、より柔軟にサイトを作り込めます。

● 柔軟なデザイン設定:
ヘッダーメニューレイアウト、サイドバーあり・なしをテーマカスタマイザーから変更可能です。ページ単位でワンカラムレイアウトの設定もできます。

● 専用プラグインで機能拡張:
サイト作りがより楽しくなるyStandard専用のプラグインも用意しています。

● 100%GPLライセンス:
yStandardはWordPress本体と同じく、GPLライセンスに準拠しています。個人や商用サイトに制限なく無料で利用できるだけでなく、自由にカスタマイズ可能です。

関連記事
ワードプレス(WordPress)を使いたいと思っている初心者向け!始め方や使い方を解説します!

まとめ

WordPressテーマの概要を解説し、テーマを選ぶポイントを紹介してきました。加えて、「SEOに強い…」「企業向けで初心者におすすめ…」などのカテゴリに分けてWordPressテーマを紹介しています。ただし、ここで紹介したテーマは、ほんの一部に過ぎません。これ以外にも、さまざまな機能やデザインなどを備えたテーマが数多く存在します。WordPressテーマを選ぶ際には、どうしても見た目に注目が集まってしまいます。もちろん、デザイン性に優れていることは重要なポイントの一つです。しかし、それだけでなく、集客につなげるためには検索で上位に表示させ、露出を増やす必要があります。そこで、SEO対策に強いテーマなのか、またはレスポンシブデザインに対応しているかなど、機能面にも注目してテーマを選定する必要があるのです。また、カスタマイズが容易であるかやサポートが充実しているかなども、テーマを選ぶ際の重要なポイントとなります。これらの選考ポイントに着目し、自社のニーズに合ったテーマを選びましょう。

監修者

古宮 大志(こみや だいし)

ProFuture株式会社 取締役 マーケティングソリューション部 部長

大手インターネット関連サービス/大手鉄鋼メーカーの営業・マーケティング職を経て、ProFuture株式会社にジョイン。これまでの経験で蓄積したノウハウを活かし、クライアントのオウンドメディアの構築・運用支援やマーケティング戦略、新規事業の立案や戦略を担当。Webマーケティングはもちろん、SEOやデジタル技術の知見など、あらゆる分野に精通し、日々情報のアップデートに邁進している。

※プロフィールに記載された所属、肩書き等の情報は、取材・執筆・公開時点のものです

執筆者

マーケトランク編集部(マーケトランクへんしゅうぶ)

マーケターが知りたい情報や、今、読むべき記事を発信。Webマーケティングの基礎知識から、知っておきたいトレンドニュース、実践に役立つSEO最新事例など詳しく紹介します。 さらに人事・採用分野で注目を集める「採用マーケティング」に関する情報もお届けします。 独自の視点で、読んだ後から使えるマーケティング全般の情報を発信します。

メルマガ会員登録で最新マーケティング情報やトレンド情報、
セミナーイベント情報をチェック!

メールマガジンのサンプルはこちら

リード獲得などBtoBマーケティングにお困りではありませんか?
マーケティング施策に関するお問い合わせはこちら

アクセスランキング

  • 2024.8.20

    キャッシュとは?初心者でも分かる仕組みやキャッシュクリア(削除)の方法

  • 2024.9.20

    Google画像検索のやり方!スマホ(iPhone・android)とPC別に解説

  • 2024.12.12

    Figma(フィグマ)の使い方!初心者でも分かるWebデザインツール

  • WEBマーケティングカテゴリの
    おすすめ記事

    マーケティングカテゴリの
    おすすめ記事

    SEOカテゴリの
    おすすめ記事

    おすすめ記事

    PAGE TOP
    閉じる
    2024.10.16

    マーケティング担当者必見!資料無料ダウンロード

    図解でわかる!Webマーケティングの仕事内容

    こんな方にオススメ!
    ・社内に詳しい人材がいないため何をしたらよいか分からない…
    ・Webマーケティングのどこから手を付けていいかわからない…

    マーケティングお役⽴ち資料資料ダウンロード