スマホアプリではなく、ブラウザからX(旧Twitter)を利用したいけれどやり方がわからないとお困りではありませんか。ブラウザ版のXは高度な検索機能や予約投稿など、アプリにはない機能を備えています。手軽に使えるアプリとさまざまな機能を活用できるブラウザを併用すれば、SNSマーケティングを成功させられるでしょう。
この記事では、ブラウザでXを開く手順をスマホ・パソコンそれぞれの方法について解説します。ブラウザ版でのみ使える機能も紹介するので、さまざまな機能を駆使してSNSを活用したい方はぜひ参考にしてください。
目次
X(Twitter)をブラウザ版で開くことはできる
Xはブラウザ版で開くことも可能です。アプリではなく、インターネットからURLを入力することで、Xのログイン画面にアクセスできます。ログインIDとパスワードを入力すれば、ブラウザ版のXから投稿ができるのです。
関連記事:ブラウザ(browser)とは?意味や種類、仕組みを解説
ブラウザで開くためのURL
ブラウザからXを開くには、Xのサイトにアクセスしなければなりません。XのサイトURLは「https://x.com/」です。アクセスするとログイン画面が表示されるので、アカウントのIDとパスワードを入力し、ログインしましょう。
X(Twitter)をブラウザ版で開く:スマホ
スマホのインターネットブラウザからXにログインする流れを紹介します。スマホの場合、Xにアクセスするとインストールしているアプリが開いてしまう可能性があります。その際の対処法も解説するので、参考にしてください。
ブラウザ版URLからログイン
ブラウザからXにログインする流れを見てみましょう。Xアカウントの有無によって流れは変わります。新規登録の手順は後ほど紹介するため、ここではすでにアカウントを所有している場合の流れを解説します。
1. 「https://x.com/」にアクセスする
2. 「アカウントをお持ちの場合」の下にある「ログイン」ボタンをタップ
3. Googleでログイン・Appleのアカウントでログイン・電話番号/メールアドレス/ユーザー名のいずれかからログイン方法を選択
4. パスワードを入力してログインボタンをタップ
ログイン方法はGoogleアカウント・Appleアカウント、または登録している電話番号・メールアドレス・ユーザー名があります。アカウント登録時に選んだ方法とパスワードを入力すれば、問題なくログインできるでしょう。
パスワードを忘れた場合は、入力画面の下にある「パスワードを忘れた場合はこちら」をタップすることで再設定できます。
アプリが開いてしまう場合
スマホにXのアプリをインストールしていると、ブラウザ版でアクセスした際にアプリが開くことがあります。アプリが開いてしまうときの対処法はiPhoneとAndroidで異なるため、それぞれの手順を見ていきましょう。まずはiPhoneの対処法を紹介します。
1. iPhoneの「Safari」を開く
2. 検索窓に「https://x.com/」を入力して検索する
3. 表示されたXのページを長押しする
4. メニューの「新規タブで開く」をタップする
続いて、Androidの対処法を紹介します。
1. Androidの「Chrome」を開く
2. 検索窓に「https://x.com/」を入力して検索する
3. 表示されたXのページを長押しする
4. メニューの「新しいタブで開く」をタップする
どちらも手順は変わりませんが、メニュー内の文言が少し違うため、間違えないよう注意しましょう。検索窓ではなく、ここで紹介するリンクからアクセスする際は、リンクボタンを長押しすることでメニューが表示されます。
アカウントがなければ「新規登録」
Xのアカウントを持っていない場合は、新規登録しましょう。登録の流れは以下の通りです。
1. 「twitter.com/signup」にアクセスする
2. 登録方法を選ぶ
3. 案内に従い、名前・電話番号・メールアドレスなどを入力する
4. 入力したメールアドレス、または電話番号にメール・電話番号認証コードの案内が届く
5. 認証コードを入力する
6. ログインパスワードを設定する
7. プロフィール画像やユーザー名などを設定する
前述したように、アカウントの登録方法はGoogleアカウント・Appleアカウントに加え、電話番号やメールアドレスも可能です。登録は数分で終わるため、アカウントを持っていない方は新規登録から始めましょう。
関連記事:アカウントの意味とは?適切に管理し運用していく方法とは
X(Twitter)をブラウザ版で開く:PC
ブラウザからXを活用したいと考える方は、ブラウザ版のログイン方法を確認しておきましょう。ここでログインの流れとアカウントを登録する手順を紹介します。
ブラウザ版URLからログイン
ブラウザ版のXにログインする流れは以下の通りです。
1. 「https://x.com/」にアクセスする
2. 「アカウントをお持ちの場合」の下にある「ログイン」ボタンをタップ
3. Googleでログイン・Appleのアカウントでログイン・電話番号/メールアドレス/ユーザー名のいずれかからログイン方法を選択
4. パスワードを入力してログインボタンをタップ
スマホ・パソコンともにログインの流れは同じです。ただし、画面に多少の違いがあるため、手順を確認しながら進めていきましょう。
アカウントがなければ「新規登録」
Xのアカウントを持っていない場合は、新規登録を行います。
1. 「twitter.com/signup」にアクセスする
2. 登録方法を選ぶ
3. 案内に従い、名前・電話番号・メールアドレスなどを入力する
4. 入力したメールアドレス、または電話番号にメール・電話番号認証の案内が届く
5. 認証コードを入力する
6. ログインパスワードを設定する
7. プロフィール画像やユーザー名などを設定する
電話番号で登録する場合、番号のSIMカードを入れているスマホが必要になります。スマホに届く認証コードを入力しなければ登録できないため、登録時に使うスマホもあわせて用意しておきましょう。
企業アカウントを登録する際は、事前にプロフィール画像を用意しておきます。パスワード設定後にプロフィール写真を選べますから、前もって準備しておくことでアカウント作成をスムーズに進めることが可能です。
関連記事:X(旧Twitter)のヘッダーとは?画像サイズや作成方法を紹介
X(Twitter)はブラウザ版のみの機能もある
ブラウザ版のXには、アプリにはない機能も用意されています。予約投稿や検索オプションなど、個人・企業どちらも活用できる便利な機能があるため、ここで紹介しましょう。
予約投稿
ポストを好きな時間帯に投稿できるのが、予約投稿機能です。毎日決まった時間にポストしたくても、スケジュールによっては投稿できないこともあるでしょう。予約投稿をしておけば、指定した日時に作成したポストが自動で投稿されます。
予約投稿をする流れは、以下の通りです。
1. ブラウザ版の投稿画面にメッセージを入力する
2. 入力画面下にあるカレンダー+時計のアイコンを選択する
3. 予約設定の画面から投稿日時を決定する
ポストは指定した日時に自動的に投稿されます。予約投稿済みのポストを編集する流れも確認しておきましょう。
1. ブラウザ版の投稿画面を開く
2. 上部の「下書き」を選択する
3. 「予約済み」のタブから編集したいポストを選択する
4. 内容を編集し、予約設定を押す
予約投稿は、毎日投稿したい方におすすめの機能です。こまめにポストすることでユーザーが目を通す回数も増えるため、自社商品や企業ブランドを周知したい・企業の知名度を上げたいと考える方にもぴったりだといえます。
関連記事:ハッシュタグの付け方は?インスタやTwitter(X)での基本と注意
検索オプションが使える
ブラウザ版は、アプリよりも検索設定が豊富です。ブラウザ版で利用できる検索オプションを見てみましょう。ブラウザ版の検索結果ページ右上の「検索フィルター」下部にある「高度な検索」、もしくは「その他」から「高度な検索」をクリックすると、以下のような詳細な検索設定ができます。「X 調べる」を検索する場合の例文もあわせて紹介します。
● すべての単語が含まれる(Xと調べるの両方が入った投稿を検索)
● 語順通りのワードが含まれる(「X 調べる」が含まれる投稿を検索)
● いずれかのワードが含まれる(X、または調べるのどちらかが含まれる投稿を検索)
● 特定のワードを含まない(Xを含み、調べるを含まない投稿を検索)
● 特定のハッシュタグが付いている(#X、または#調べるを含む投稿を検索)
● 特定の言語のポスト(日本語や英語などの指定した言語で投稿されるポストを検索)
● 特定の場所から投稿されるポスト(指定する国や都市などから投稿されたポストを検索)
● 特定の日時や期間内に投稿されたポスト(2025年1月1日と指定した場合、指定日時の投稿を検索)
ブラウザ版の検索は高度な設定ができるため、特定の投稿を探す際に便利です。たとえば、自社商品を売り出す際に、同業他社がどのように宣伝しているかをチェックするとします。企業名や商品名だけでなく、商品販売後の一定期間の投稿も簡単に検索できるため、他社の宣伝方法を把握できるでしょう。
関連記事
・Twitter(X)の便利な検索方法、コマンドとは
・エゴサ(エゴサーチ)とは?意味や企業としてのやり方
PNG画像の投稿
背景が透過されたPNG画像の投稿も可能です。個人であればアイコン用の素材、企業であればロゴや商品画像をアップする際に透過画像を選びたい場合もあるでしょう。JPG画像を透過したPNGに変更しても、アプリ版でアップロードするとJPGに変換されてしまいます。
JPGに変換されると背景の透過が無効になるため、希望する画像を使えません。しかし、ブラウザ版であればPNGのままアップロードが可能です。透過画像を使う場合は、必ずブラウザ版からアップロードしましょう。
フォントサイズや文字色の変更
ブラウザ版では投稿のフォントサイズや文字色を変更できます。ポストをまとめてみたいからフォントサイズを小さくしたい、通常の設定だと見にくいからサイズを大きくしたいと考える方も多いでしょう。アプリではサイズの変更はできませんが、ブラウザ版は設定からサイズの変更が可能です。
1. ブラウザ版のXを開く
2. メニューから「設定とプライバシー」を開く
3. 「アクセシビリティ、表示、言語」から「表示」を選択
4. フォントサイズを変更する
同様の手順で、メッセージの強調文字の変更も可能です。青や黄色、ピンクなどから好みの色を選べるので、見やすい色や好きな色を選択しましょう。
ログインなしの「見るだけ」はできる?
Xのアカウントを持っていないけれど、ほかの人の投稿を見たいと考える方も多いでしょう。ここでは、ログインなしでほかの人のポストを見ることができるのかを解説します。
以前は閲覧できたが今はできない
2025年1月現在、ログインせずにXの投稿を自由に閲覧することはできません。以前はログインせずに閲覧できましたが、現在は仕様が変更され、ログインが必須です。
ブラウザで検索した際に表示される、またはサイトに貼り付けられているリンクからアクセスすれば、単一の投稿を閲覧できます。しかし、投稿へのリプライやほかの人の投稿を自由に見ることはできません。
Xに投稿されるポストを自由に閲覧したい場合は、アカウントを作成する必要があります。
Yahoo!リアルタイム検索で「トレンド」は確認できる
Xのトレンドを知りたい方は、Yahoo!リアルタイム検索から確認できます。Yahoo!リアルタイム検索のトレンドを確認すれば、どのような話題が注目を集めているかがわかるため、トレンドの動向が気になる方におすすめです。
個人で使う場合はアカウントを作成せず、Yahoo!リアルタイム検索でトレンドを追うことができます。
しかし、企業がマーケティング目的でXを利用する際はアカウントを作成しておいた方がいいでしょう。同業他社の宣伝方法を把握できるだけでなく、自社ブランドや商品の宣伝、企業の知名度をアップするポストを投稿できます。SNSで多くの人の目に触れれば、商品やサービスを利用する人も増える効果が期待できますから、ぜひ活用してみてください。
まとめ
X(旧Twitter)は、アプリだけでなく、ブラウザからも利用できます。アプリは手軽に使える魅力があるものの、機能が不足している点がデメリットでしょう。一方で、ブラウザ版は高度な検索を使えたり、予約投稿を活用できたりするので、便利な機能を活用しながらSNSマーケティングを展開できます。
2025年1月現在のXは、ログインなしで投稿を自由に見ることができません。そのため、アカウントを持っていない方は、ここで紹介した手順に従って新規作成することがおすすめです。アプリ・ブラウザどちらからも作成できるため、早速実践してみましょう。