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ディレクションとは?意味や仕事内容を解説

2024.8.14
読了まで約 11

ビジネスシーンでよく耳にする言葉の一つに「ディレクション」があります。しかし、マネジメントやプロデュースとは何が違うのか、具体的にどのような業務を指す言葉なのかわからない方もいるでしょう。
この記事では、ディレクションの意味や類義語との違い、ディレクターがいる業界や実際の業務内容を解説します。

ディレクションとは

ビジネスシーンにおけるディレクションとは、プロジェクトに関わるメンバーに指示を出し、プロジェクトの成功や制作物の完成を目指す業務のことです。
具体的な業務として、プロジェクト・制作物の企画・立案や進捗管理、社内外へのスタッフ・メンバーへの指示やクライアントとの交渉・ヒアリングなどが挙げられます。業種やプロジェクト・制作物によっては、ディレクションの業務内容が異なる場合もあります。主にディレクション業務が行われている業界は、Web業界や広告業界やテレビ業界などです。

ディレクション業務を行うのがディレクター

ディレクション業務を行う人を「ディレクター」と呼びます。ディレクターはさまざまな業界で欠かせない役割であり、非常に重要なポジションです。また、ディレクション業務を補佐する人を「アシスタントディレクター」や「サブディレクター」と呼ぶこともあります。
なお、ディレクターは会社内の役職を表す場合にも使われる言葉です。「エグゼクティブディレクター」「シニアディレクター」「アソシエイトディレクター」などさまざまな呼び名があり、役割や責任は企業によって異なります。ほとんどのケースでは、特定の部署を管理・監督する部門長を指しますが、一部の企業では取締役や役員などの経営陣を指すこともあります。

類義語との違い

ディレクションとよく似た言葉に「マネジメント」と「プロデュース」があります。
ビジネスシーンでのコミュニケーションのミスを防ぐためにも、類義語との違いを確認しておきましょう。

マネジメントとの違い

ビジネスシーンにおけるマネジメントとは、企業が組織の成果を上げるために経営資源を効率的に活用し、リスク管理を行いながら目標の達成を目指すことです。
マネジメント業務の具体例として以下が挙げられます。

● 部下や部署の目標設定や進捗管理
● 部下のモチベーション維持・向上
● 人材育成
● プロジェクトの予算管理
● 請求書や見積書の送付対応

一見、ディレクションと同じように見えますが、ディレクションとマネジメントでは目的や求められる能力が異なります。主に特定の現場の管理を行うディレクションとは異なり、マネジメントは会社の経営全般に関わり、経営目線で業務を管理します。そのため、マネジメントは制作だけでなく会社や経営についての戦略的な知識を持っていなければ務まらない業務なのです。
また、マネジメント業務を行う人は「マネージャー」と呼ばれており、ディレクターとも区別されています。

プロデュースとの違い

ビジネスシーンにおけるプロデュースとは、プロジェクトやテレビ番組や雑誌などを企画・制作することです。プロデュース業務を行う人を「プロデューサー」と呼びます。
以下はプロデュース業務の具体例です。

● 企画の立案
● スポンサーやクライアントへの交渉
● 資金調達や予算管理
● スタッフの選出や手配

プロデュースはディレクションと似ている部分が多いものの、ディレクションは現場に対して責任を負うのに対し、プロデュースは企画全体の責任を負います。そのため、プロデューサーはディレクターよりも上の立場であるケースがほとんどです。
また、プロデューサーは人事や経理や企画などを総合的に管理する立場であることから、ディレクターよりも高い能力と豊富な業界経験が求められるともいわれます。プロデューサーが企画を立ち上げ、ディレクターがプロジェクトを成功させるために現場で指揮を執ると考えると両者の関係性がわかりやすいでしょう。
なお、業種や企業やプロジェクトによってはプロデューサーとディレクターの業務が重複している場合があります。

ディレクターがいる業界

ディレクション業務の理解を深めるには、ディレクターが担っている役割を知ることが大切です。
ここでは、ディレクターがいる業界とその役割を解説します。

Web業界

Web業界においてディレクション業務を担う人を「Webディレクター」と呼びます。
Webディレクターは、Webサイトの制作においてクライアントへのヒアリングから企画・制作・運用・更新までを管理する責任者です。ライターやプログラマーやWebデザイナーなど、Webサイトの制作に関わるさまざまなスタッフを指揮し、Webサイトの完成を目指します。スケジュールの管理や制作物の品質の確認も、Webディレクターの業務です。また、Webサイトが完成した後も運用状況の確認や、マーケティングに有効なコンテンツの提案を行うこともあります。
WebディレクターはWeb制作の総合的な知識が必要ですが、WebスキルよりもWebマーケティングの知識や管理能力やコミュニケーション能力が求められる傾向です。
なお、Webディレクターはプロジェクトや制作規模に応じて二人以上でディレクションを行ったり、逆に一人で同時に複数の案件をこなしたりする場合があります。

広告業界

広告業界においてディレクション業務を担う人を「クリエイティブディレクター」と呼びます。分野に応じて、「アートディレクター」「CMディレクター」「テクニカルディレクター」「CGディレクター」「イベントディレクター」などと分けるケースもあります。
クリエイティブディレクターの業務は、広告・デザインの企画・提案やスタッフ・進捗の管理やクライアントとの調整などさまざまです。制作に関わるスタッフの中にはクリエイターとして活動する人も多いため、それぞれの個性を生かしながら制作物の品質を管理する必要があります。また、クライアントからのフィードバックをチームに伝えることもクリエイティブディレクターの重要な業務です。
クリエイティブディレクターには管理能力やコミュニケーション能力はもちろん、広告制作に関する幅広い知識や発想力なども求められます。

映画やTV制作業界

映画業界でディレクション業務を担う人を「映像監督」と呼びます。現場によっては、役に適した俳優をキャスティングする「キャスティングディレクター」も存在します。
映像監督は、企画・構成の立案や撮影や編集まで全ての工程に携わる重要なポジションです。企画・構成の立案では、制作の目的やコンセプトやターゲット層を決め、シナリオを作ります。映画のイメージや詳細がスタッフに伝わるように、絵コンテを作る場合もあるでしょう。
撮影では絵コンテのイメージを基に、カメラマンやモデル・役者などに細かく指示を出します。スケジュール通り撮影するためには、映像ディレクターの判断が欠かせません。
編集では必要な内容やカットが含まれているか、品質に問題は無いか確認し、字幕やテロップやBGMなどを入れます。編集した映像をクライアントに確認してもらい、問題が無ければ終了です。
なお、場合によっては映像ディレクター自ら撮影や編集を行うこともあります。そのため、映像ディレクターには映像制作に関する幅広い知識や技術の他、企画を立案するための発想力や構成力も必要です。
また、テレビ業界でディレクション業務を担う人を「テレビディレクター」と呼びます。テレビディレクターは、テレビ制作において中心的な役割を持つポジションです。
番組の制作会議では、テレビディレクターも参加して現場からの意見を伝えるケースもあります。番組収録の際は、カメラマンや照明や音声などのスタッフ、出演者にも指示を出します。出演者への配慮や撮影しやすいスタジオの雰囲気作りも、ディレクターの重要な業務です。加えて、収録した映像の編集作業も行うため、テレビディレクターのセンスやスキルによって番組の質が左右されます。
テレビディレクターには、撮影や編集など番組制作に必要なスキルの他、情報収集力や演出力や映像センスなどが求められます。

アパレル業界

アパレル業界でディレクション業務を担う人を「ブランドディレクター」と呼びます。
ブランドディレクターは、ブランドのイメージを一挙に背負っている重要なポジションです。ブランドの企画やデザイン、広告やマーケティングだけでなく生産管理まで指揮します。
また、商品の展開方法や宣伝企画も担っている他、ファッションショーに出す商品やショーでの演出を指示することもあるでしょう。
ブランドディレクターには、ディレクションやマーケティングに関するスキルはもちろん、ブランディングスキルやファッションセンスも求められます。

ディレクションに必要なスキル

現場をまとめ、プロジェクトの達成を目指すディレクターは誰でもできるわけではありません。ディレクション業務を行うには、リーダーシップやスケジュール管理能力などが必要です。
ここでは、ディレクションに必要なスキルを解説します。

リーダーシップ

ディレクションでは、プロジェクトや制作に関わるスタッフ全員をまとめなければならないため、リーダーシップが求められます。リーダーシップを持つことで、スタッフ全体にプロジェクトの目標や方向性を明確に示せます。スタッフのモチベーションの維持やチームワークの向上も期待できるため、スタッフのパフォーマンスを効果的に引き出せるでしょう。
また、問題が発生した際はディレクターが迅速かつ的確な対応を行わなければなりません。イレギュラーな事態にもディレクターがリーダーとして責任を持って対応できれば、スタッフはそれぞれの役割に集中できます。
スケジュール通りに十分な品質の成果を出すためにも、リーダーシップは欠かせません。

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スケジューリング力

スケジュール管理能力は、現場責任者であるディレクターにおいて必要不可欠であり、最も重要な能力です。
プロジェクトのほとんどには納期が設定されているため、ディレクターには品質を保ちながら納期までに業務を完遂させるスケジュール管理能力が求められます。プロジェクトを始める際はプロジェクトの内容と納期を確認し、業務が完遂するまでどのような作業が必要か、作業にどのくらい時間がかかるか把握しなければなりません。プロジェクトの内容と納期を基に、日程や工程を示したスケジュールをスタッフごとに割り振ることで、数多くのスタッフを統率でき、効率良くプロジェクトを進められます。
また、プロジェクトが開始した後も全体を見ながら人員と作業内容を調整し、リスクをあらかじめ防いでスケジュール通りにプロジェクトが進められるように管理が必要です。スタッフが円滑に作業を進められるように指導したりモチベーションを維持させたりすることも、スケジュールを管理するうえで欠かせません。

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コミュニケーションスキル

ディレクションするうえで人との関わりは避けられないため、ディレクターにはコミュニケーションスキルも必要です。コミュニケーションスキルには、対面での意思疎通やスムーズな情報伝達だけでなく、スタッフが意見を言いやすい雰囲気を作ることも含まれます。
スタッフ同士の関係や現場の雰囲気によって、プロジェクトの進捗や制作物の品質が変わる場合もあるため、ディレクターはお互いに協力できる基盤を整えなければなりません。悩みや困りごとがありそうなスタッフに声をかけたり、スタッフに対してフィードバックを与えてモチベーションを向上させたりすることが重要です。
また、社内での根回しやクライアントとの交渉などでもコミュニケーションスキルが求められます。特に、クライアントとのコミュニケーションが不足しているとクライアントの意図を正しく汲み取れず、プロジェクトを進める際にトラブルが生じやすくなるでしょう。
クライアントの求めるレベルの制作物を完成させるには、クライアントの意向を聞き取る力とスタッフに正しく伝達する力が必要です。

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業界での実務経験・スキル

ディレクションでは業務内容に関する幅広い知識が求められるため、ディレクター自身が業界での実務経験やスキルを持っている必要があります。例えば、Web業界でディレクターとして働くには、インターネットの仕組みやホームページの構成やデザインに関する知識があるとよいでしょう。
基礎的な知識やスキルが不足していると、クライアントとの打ち合わせやスタッフへの指示が十分に行えず、プロジェクト全体を管理できなくなります。ただし、業界での実務経験が無くてもマネージャーやリーダーとしての実績を持っている場合は、例外的にディレクターとして採用されるケースもあります。

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Webディレクターの業務

ここでは、Webディレクターの業務を紹介します。
なお、紹介するWebディレクターはクライアントから依頼を受けてWebサイトの制作を行う制作会社に勤めているケースを想定しています。

クライアントのヒアリング~企画提案

プロジェクトの中でWebディレクターが最初に行う業務は、クライアントとのヒアリングです。
クライアントとヒアリングを行うことで、どのような方向性でサイトを制作するのかが定まります。一度だけでなく、何度もヒアリングを行ってクライアントと入念に制作の内容や方針を擦り合わせます。
ヒアリングで聞き出すポイントは以下の通りです。

● 制作するWebサイトの種類
● Webサイトの目的
● ターゲット層
● 完成イメージ

社内から出た案をまとめ、企画を形にしてクライアントに提案するのもWebディレクターの業務です。そのため、ヒアリングが終わったら、ヒアリング内容を基に社内で企画を作ります。
企画に対するクライアントからの要望を基に都度修正し、クライアントとのイメージのズレを無くします。

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要件定義~デザイン構造、仕様の決定

要件定義とは、担当者やスタッフがWebサイトを制作するうえで必要な情報をまとめる作業のことです。Webディレクターは、この要件定義を決定する重要な業務を担っています。
要件定義に記載する内容は以下の通りです。

● 制作期間や納期
● 制作予算
● 実装したい機能や対応言語
● 開発言語や使用するソフトウェアやサーバー
● 公開後の運用方針
● セキュリティ対策

また、Webディレクターはサイトのコンセプトやイメージに沿ってデザインや雰囲気のルールを決めたり、サイト構造の設計をしたりします。
サイト構造の設計の流れは以下の通りです。

1. コンテンツのカテゴリを体系化する
2. コンテンツごとの関連性を明確にする
3. ユーザーが快適にページを移動できるようにサイトの全体を設計する
4. コンテンツを整理してカテゴライズする

要件定義を決定したら、制作のスケジュールも作成します。

デザイナー等チームをまとめて制作~進捗管理

Webディレクターが作成した要件定義や構成案を基に、Webデザイナーやライターにサイトのデザインや原稿の作成を指示します。もし、Webデザイナーやライターから上がってきた制作物に修正点や問題点があれば、修正箇所を共有したうえで修正させなければなりません。
一般的にWebディレクター自らデザインや原稿を作成することはありませんが、Webデザイナーや編集者が不在のときはWebディレクターが行う場合もあります。また、Webサイトとして制作するためのシステム設計やプログラム開発もエンジニアに依頼し、都度プログラムやシステムの修正や調整の指示も行います。もちろん、制作物のチェックだけでなくプロジェクトがスケジュール通りに進んでいるか、問題が起きていないか管理することもWebディレクターの業務です。
制作がスムーズに進まない場合は、Webディレクターが対策を講じなければなりません。

納品~運用

一通り制作し終えたら、Webサイトをサーバーにアップして動作や機能に不具合は無いか確認します。公開してから問題が生じるとクライアントに損害が生じる恐れがあるため、納品する前に入念にチェックしなければなりません。問題が無ければWebサイトを公開・納品し、クライアントに連絡を行います。
また、依頼内容によってはWebサイトの作成だけでなく、Webサイトの運用を行う場合もあるでしょう。Webサイトをユーザーに利用し続けてもらうために、サイトの管理や記事の更新や問い合わせの対応などを行います。
クライアントからコンテンツの変更を求められる場合もあるため、WebディレクターはWebサイトの管理システムや開発言語なども把握しておかなければなりません。

関連記事:ホームページ制作や運用でやってはいけない31のことを解説!

アクセス解析~改善、修正

新規顧客の獲得や商品の認知度向上など、クライアントが掲げる目標を達成させるためにサイト公開後もアクセスを解析し、改善業務も行います。具体的には、特定の期間ごとにアクセス数や問い合わせ数などを計測し、想定通りに運用できているかチェックします。もし事前に設定した目標値に届いていなければ、都度改善・修正しなければなりません。
また、アクセスしているユーザーが想定しているターゲット層と合っているか確認することも重要です。
想定しているターゲット層がWebサイトに訪問していない場合は、Webサイト内の表現や情報やデザインなどを変更します。

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Webディレクションの関連資格

ここでは、Webディレクションに関する資格を紹介します。
Webディレクターになるうえで必要な資格はありませんが、以下の資格を取っておくとWebディレクターとしてのスキルを証明できるでしょう。

Webディレクション試験(資格名:Webディレクター)

Webディレクション試験(資格名:Webディレクター)は、資格の正式名称は「社団法人 全日本能率連盟登録資格 Web検定 Webディレクター」で、インターネットビジネス、プロジェクトマネジメント、Webサイトの企画、Webサイトの設計、Webマーケティングの知識を問う試験です。試験時間は90分で出題数は65問、受験料は11,000円(税込)となっています。
公式テキストもあり、これからWebディレクションを学びたい人にもチャレンジしやすいでしょう。

Webアナリスト検定

Webアナリスト検定とは、日本Web協会が主催しているWebアナリストに求められる基礎的な知識を問われる検定試験です。
アクセス解析ツールである「Googleアナリティクス」を中心としたデータ分析の知識やスキルが求められます。
出題範囲は以下の通りです。

● Webアナリストとは
● ユーザーフローに沿ったデータ分析の考え方
● 集客・流入
● 回遊
● コンバージョン
● リテンション(リピート)フェーズ
● デジタルマーケティング概論
● コミュニケーションプランニング
● データマネジメント
● 問題深堀のための調査・分析の手法

試験はパソコンで実施されており、受験費用は主催者や会場によって異なります。試験時間は80分、出題数は70問、合格基準は各カテゴリで正解率40%以上かつ総合正解率75%以上です。
また、講座ではWebマーケティングの実務を行ううえで求められる知識や仕組みを体系的に学べます。5時間の講座で基礎知識を習得できるため、初心者でも検定に挑戦しやすいでしょう。費用例は講座・試験・公式テキストがセットで26,400円(税込)で、協会が認定する運営会社によって若干相違があるようです。

ITパスポート試験

ITパスポート試験とは、ITに関する基礎知識が問われる経済産業省認定の国家試験です。
マーケティングやネットワークやマネジメントなどの知識を理解しているかが問われます。
出題範囲は以下の通りです。

分野 大分類 中分類
ストラテジ系(経営全般) 企業と法務 企業活動
法務
経営戦略 経営戦略マネジメント
技術戦略マネジメント
ビジネスインダストリ
システム戦略 システム戦略
システム企画
マネジメント系(IT管理) 開発技術 システム開発技術
ソフトウェア開発管理技術
プロジェクトマネジメント プロジェクトマネジメント
サービスマネジメント サービスマネジメント
システム監査
テクノロジ系(IT技術) 基礎理論 基礎理論
アルゴリズムとプログラミング
コンピュータシステム コンピュータ構成要素
システム構成要素
ソフトウェア
ハードウェア
技術要素 情報デザイン
情報メディア
データベース
ネットワーク
セキュリティ

エンジニア職だけでなく幅広い職種の社会人や学生も多く受験しており、合格率も50%前後と他の国家試験に比べて難しくない点が特徴です。試験は全国で随時行われており、受験料は税込7,500円となっています。試験時間は120分、出題数は100問、合格基準は総合評価点が600点以上、分野別評価点が300点以上です。

その他マーケティング関連資格

「ネットマーケティング検定」や「マーケティング・ビジネス実務検定」など、マーケティングに関する資格もWebディレクションを行ううえで役立ちます。ネットマーケティング検定とは、株式会社サーティファイが運営するネットマーケティングの基本を体系的に習得できる検定です。パソコンやインターネットの知識、マーケティングの企画・立案から効果測定までの総合的な知識が問われます。
また、マーケティング・ビジネス実務検定とは、国際実務マーケティング協会が運営するマーケティング理論と手法の理解度が問われる検定です。マーケティングそのものを広く深く習得できるため、さまざまな分野の会社で知識を応用できます。
マーケティングの知識はWebディレクターにとって新サイトや新事業の企画・設計に欠かせません。特に、Webプロデューサーへステップアップを目指す方は習得すべきでしょう。

関連記事:マーケティング資格はどんなものがある?解説します!

まとめ

ディレクションはWeb業界に限らず広告業界やテレビ業界など、さまざまな業界で行われている業務です。
ディレクション業務を行う人をディレクターと呼び、主にプロジェクト・制作物の企画・立案や進捗管理や社内外へのスタッフ・メンバーへの指示を行います。現場をまとめなければならないため、ディレクターにはリーダーシップやスケジュール管理能力やコミュニケーションスキルが求められます。
ディレクションの意味や業務内容を理解し、必要なスキルを磨いてディレクション業務を行いましょう。

監修者

古宮 大志(こみや だいし)

ProFuture株式会社 取締役 マーケティングソリューション部 部長

大手インターネット関連サービス/大手鉄鋼メーカーの営業・マーケティング職を経て、ProFuture株式会社にジョイン。これまでの経験で蓄積したノウハウを活かし、クライアントのオウンドメディアの構築・運用支援やマーケティング戦略、新規事業の立案や戦略を担当。Webマーケティングはもちろん、SEOやデジタル技術の知見など、あらゆる分野に精通し、日々情報のアップデートに邁進している。

※プロフィールに記載された所属、肩書き等の情報は、取材・執筆・公開時点のものです

執筆者

『MarkeTRUNK』編集部(マーケトランクへんしゅうぶ)

マーケターが知りたい情報や、今、読むべき記事を発信。Webマーケティングの基礎知識から、知っておきたいトレンドニュース、実践に役立つSEO最新事例など詳しく紹介します。 さらに人事・採用分野で注目を集める「採用マーケティング」に関する情報もお届けします。 独自の視点で、読んだ後から使えるマーケティング全般の情報を発信します。

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