アフィリエイトは、初期投資が非常に少なく、昔から人気のWebビジネスの1つで近年は副業としても注目を集めています。しかし、実際にアフィリエイトを始めようと思っても、何から取り組めば良いのか分からない方は多いのではないでしょうか。また、アフィリエイトを始めても、本当に稼げるのか不安な方も多いと思います。
そこで本記事では、アフィリエイトの概要や3種類の稼ぎ方、人気の理由を紹介します。また、アフィリエイトを実際に始める手順も解説しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
アフェリエイトとは
アフィリエイトとは、成果報酬型広告の1つです。自分が運営しているWebサイトやSNSにて、他の企業や個人が提供しているサービスを紹介し、自分が運営しているサービス経由でサービスが申し込まれると、一定の報酬が発生する仕組みになっています。
例えば、自分のWebサイトで「転職エージェント」に関する記事を公開したとします。仮に、そこで紹介している転職エージェントにユーザーが申し込んだ場合、成果報酬として5,000円〜10,000円程度が発生します。
実際、アフィリエイトで月100万円以上の報酬を得ている人もいるため、昔から人気のWebビジネスの1つとして注目を集め続けています。
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アフェリエイトの仕組み
アフィリエイトの仕組みは、非常にシンプルです。自分が運営しているWebサービスにて、個人や企業の商品・サービスを紹介し、自分が運営しているWebサービス経由で商品が申し込まれると、報酬が発生するという仕組みになります。
また、アフィリエイトを始める際は、基本的にアフィリエイト広告をまとめて取り扱っているASP(アフィリエイトサービスプロパイダ)に登録することになります。ASPでは、多種多様な商品、サービスを取り扱っています。ASPに登録することで、「他の企業や個人の商品を紹介しても良い」という権利を得ることが可能です。
それにより、自分専用の「アフィリエイトリンク」と呼ばれるURLが発行され、そのURL経由で商品が申し込まれると、自分に一定の報酬が発生するような仕組みになっています。そのため、アフィリエイトを始める際は、必ずASPの概要に対する理解を深めておきましょう。
● 広告主
● ASP
● アフィリエイター(ブログ運営者、ブロガー)
● ユーザー(読者)
広告主
広告主はアフィリエイト広告を出稿する企業もしくは個人を指します。自社で扱う商品やサービスの販促のためにASPに広告出稿を依頼します。出稿した広告から商品やサービスが購入された場合に、あらかじめ取り決めている報酬額をアフィリエイターに支払います。
ASP
ASPは広告主とアフィリエイターを仲介している企業のことで、広告主とアフィリエイターの双方を管理しています。いわゆる広告主とアフィリエイターをつなぐ役割を担っており、トラブルの解決などもASPが行います。
また報酬の支払いなども広告主から直接アフィリエイターに支払われるのではなく、いちどすべての報酬をASPが預かったあとASPから各アフィリエイターに支払われる仕組みとなっています。
アフィリエイター(ブログ運営者、ブロガー)
アフィリエイターは広告主が出稿したアフィリエイト広告を用いて、実際に販促活動を行う企業や個人のことを言います。アフィリエイト広告は、主に自身が運営するブログやメルマガ、SNSなどに掲載し報酬の獲得を狙っていきます。
ユーザー(読者)
ユーザーはいわゆる読者のことで、広告主及びアフィリエイターの販促活動の対象者を指します。ユーザーから商品やサービスが購入されれば、広告主とアフィリエイターの双方に報酬が発生することになります。
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アフェリエイトの例
アフィリエイトの具体的な例としては以下があります。
アフィリエイトサイト運用事例 | |
映画関連アフィリエイト | 趣味は映画鑑賞なので映画をレビューする記事を書いておすすめを紹介する |
インテリア関連アフィリエイト | インテリアの知識が人一倍あるのでおしゃれな室内インテリア術を解説する |
ブランド品関連アフィリエイト | ブランド品に人一倍お金をかけるのでブランド品の魅力を伝える記事を執筆 |
アフェリエイトの3つの稼ぎ方
アフィリエイトと一口に言っても、稼ぎ方は複数あります。代表的なものは下記のとおりです。
● インプレッション型
● クリック型
● 成果報酬型
それぞれ順番に解説します。
インプレッション型
インプレッション型は、バナー広告などがWebサイトで表示された回数だけ稼げるアフィリエイトです。ページビュー数が多いほど稼ぎやすい方法であり、1,000回のインプレッションに対して、どの程度の利益が発生するかを示す「CPM」という指標で表されることもあります。
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クリック型
クリック型は、言葉のとおり1クリックごとに報酬が発生するアフィリエイトです。クリック単価は案件によって異なるものの、30円程度〜1,000円以上と非常に幅が広いです。クリック型に関しても、インプレッション型と同様に、ページビューが多いWebサイトほど報酬が発生しやすくなります。
成果報酬型
成果報酬型は、紹介するサービスへの申し込みが発生したり、商品が購入されたりしたら報酬を得られるアフィリエイトです。最も一般的なアフィリエイトの形態と言えるでしょう。成果報酬型は、成果が発生するまでは報酬を得られないため、難易度が非常に高いです。
しかし難易度が高い分、報酬もクリック型などと比較して高い傾向にあり、中には1つの申し込みに対して30,000円以上の報酬が発生するケースもあります。そのため、アフィリエイトで多くの収入を得ている個人の大半は、成果報酬型広告でのアフィリエイトに取り組んでいます。
アフィリエイトの種類
アフィリエイトには複数の稼ぎ方があるように、種類も複数存在します。代表的なものは以下の3つです。
● SEOアフィリエイト
● PPCアフィリエイト
● ペラサイト
それぞれ順番に見ていきましょう。
SEOアフィリエイト
SEOアフィリエイトは、公開した記事のSEO順位を上げ、そこからアクセスを得て見込み客を集める方法です。SEOは「検索エンジン最適化」と呼ばれ、主にGoogleに対して対策を行います。
例えば、転職に関するジャンルを扱っているWebサイトを立ち上げたとします。この場合、まずは「転職エージェント 無料」などのキーワードで検索上位を取ります。
すると、無料の転職エージェントを求めているユーザーがWebサイトに集まるため、そこで無料の転職エージェントサービスを紹介することで、ユーザーが申し込みをするという流れになります。
SEOアフィリエイトは検索上位を取るまでに時間がかかるものの、一度検索上位を獲得してしまえば、一定期間は安定してアクセスを集められるというメリットがあります。
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PCCアフィリエイト
PPCアフィリエイトは、リスティング広告などのクリック型課金の広告を出稿し、見込み客を集める方法です。まずは、LP(ランディングページ)と呼ばれる1枚のページを作成し、そのLPに対して広告を出稿し、ユーザーを集めていきます。
1クリックごとに課金される仕組みとなっており、1クリックあたり30円〜1,000円以上の費用が発生します。そのため、広告費以上の申し込みがLP経由で発生すれば、その分が運営者の利益になります。広告知識、一定の予算を用意する必要があるため、中級者以上の方に推奨する方法です。
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ペラサイト
ペラサイトは、1ページのみを用意し、そのページにSEO経由で見込み客を集める方法です。そのため、SEOアフィリエイトの1ページ版だと捉えれば良いでしょう。通常、SEOアフィリエイトは50記事〜100記事程度用意し、Webサイト全体をSEOに最適化させていきます。しかし、ペラサイトは1ページで集客し、売上を上げる手法です。
1ページで集客する必要があるため、必然的に文字数も非常に多くなり、選定するキーワードも非常に難しくなります。しかし、SEOアフィリエイトと比較して労力が少なくて済むことがメリットです。
アフィリエイトが人気な3つの理由
本記事でも触れているとおり、アフィリエイトは今も昔も非常に人気のあるWebビジネスです。アフィリエイトが人気の理由は、下記3つが挙げられます。
● 初期投資が少ない
● 収入が青天井
● 副業でも取り組める
初期投資が少ない
アフィリエイトを始める際、必要となる初期投資は主に「ドメイン代」と「サーバー代」です。これらは、合計しても年間数千円から数万円程度の費用で済むため、失敗しても致命的な損失を被ることがありません。
収入が青天井
アフィリエイトの収入はよく青天井と言われるように報酬に上限がありません。基本的に商品やサービスを売った分だけ本人の収入となります。こういったこともアフィリエイトの人気が高い理由のひとつとなっています。
副業でも取り組める
アフィリエイトは在宅でできるためスキマ時間を見つけて作業を着々と進行できます。本格的に取り組まなくても作業ができるため副業でも楽々取り組めます。これらの理由から、アフィリエイトは非常に人気なWebビジネスとなっています。
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アフィリエイトの始め方(サイト/ブログ)
ここまで、アフィリエイトの概要を解説してきました。ここからは、アフィリエイトの進め方(始め方)を解説します。
・ ドメインとサーバーを用意してWordPressをインストール
・ WordPressの初期設定を行う
・ 発信するジャンルを選定する
・ 実際に記事を書く
・ アフィリエイトリンクを設置する
それぞれ順番に見ていきましょう。
ドメインとサーバーを用意してWordPressをインストール
まずは、ドメインとサーバーを用意しましょう。ドメインは年間100円〜1,000円程度、サーバーはレンタルサーバーを借りれば、年間10,000円程度で用意できます。また、レンタルサーバーを借りると、そこにWordPressと呼ばれる、Webサイトを作成できるシステムをインストールできます。WordPressの利用に関しては完全無料であるため、以後ランニングコストがかかることはありません。
WordPressの初期設定を行う
WordPressの初期設定では、主に3つを行いましょう。
・SSL化(https化)
・デザインを整える
・サイト名を決定する
SSL化とは、Webサイトの情報を暗号化し、個人情報等を守るためのセキュリティを強化することです。次に、WordPressはインストールしたのみではデザインが簡素であるため、WordPressテーマと呼ばれる、無料のテンプレートデザインを使ってデザインを整えましょう。
最後に、サイト名を決定します。サイト名に関しては、次で紹介する「ジャンル」に合わせたものが望ましいです。例えば、転職系のブログを運営するのであれば、「転職完全攻略ブログ」などになります。
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実際に記事を書く
ジャンルを決めたら、実際に記事を書いていきましょう。記事を書く際は、必ずユーザーが検索するキーワードを選定することが大切です。例えば、「お花 初めて おすすめ」というキーワードを狙って記事を書く場合は、お花を初めて育てたいものの、どのようなお花を育てれば良いのか分からないユーザーに対して記事を書きます。
キーワードと記事の内容がずれていると、どうしてもSEOで検索上位を取ることは難しくなります。そのため、まずは自分が書けそうなキーワードを選定し、そのキーワードに内容を最適化させましょう。
関連記事:SEOを意識しポイントを押さえたライティングとは?
アフィリエイトリンクを設置する
記事を書いたら、紹介するサービスのアフィリエイトリンクを設置します。なお、アフィリエイトリンクは、すべての記事に設置すれば良いというわけではありません。なぜなら、すべての記事に設置してしまうと押し売り感が出てしまい、結果的にどの記事からも商品が売れなくなってしまうためです。
必ず、ユーザーが求めているであろうサービスを、ユーザーが欲しいタイミングの部分でアフィリエイトリンクを設置するようにしましょう。
アフィリエイトの始め方(SNS)
SNSを利用してアフィリエイトを始める場合は以下を必ず確認するようにします。
● SNSの利用規約を確認する
● ASPの利用規約を確認する
● SNSアカウントを開設する
SNSの利用規約を確認する
通常ほとんどのSNSではアフィリエイト広告の表示について規制や制限を設けており、これらを利用規約に細かく記載し提示しています。この利用規約に違反するとアカウント停止などのペナルティを課せられる場合があるので、アフィリエイトを始める前によく確認しておきます。
ASPの利用規約を確認する
一方ASPが定めている利用規約もあります。SNS掲載に関してASP各社が個別の規約を用意してある場合があり、この規約に違反するとアカウントの停止や報酬の没収といったペナルティを課せられる場合があります。特にステマ規制施行後は、より厳しくなっているため注意が必要です。
SNSアカウントを開設する
SNSとASPの双方の利用規約を確認し、アフィリエイト広告の運用に問題がないことが確認できたらSNSアカウントを開設します。
アフィリエイト収益化のポイント
アフィリエイトを効率よく収益化するには以下のポイント踏まえて行います。
● 自身が詳しい分野で書く
● 読者にとって有益な情報を書く
● 記事を継続して書き記事数を増やす
● 検索キーワードを参考に内容を決める
● SEOを理解し対策を行う
● SNSと組み合わせる
自身が詳しい分野で書く
アフィリエイト広告は主にブログなどに掲載するため、自身が詳しい分野や得意なジャンルを選定すると成果を出しやすくなります。自身が運営するブログで記事を書き、検索エンジン上位表示を達成した記事にアフィリエイト広告を掲載すれば、ユーザーが広告をクリックする可能性が高まります。
読者にとって有益な情報を書く
いわゆるコンテンツマーケティングのことで、読者にとって有益な情報が記載されているWebサイトはユーザーが来訪する意思を持って訪れるようになります。そういったWebサイトに掲載されている広告は、ユーザーも受け入れる可能性が高く商品やサービスの購入につながりやすくなります。
記事を継続して書き記事数を増やす
記事を継続して書き記事数を増やすことでSEO効果が高くなります。また同時にユーザーの流入経路も増加することにつながり、トラフィックやアクセスの増加も期待できます。このように記事数を増やしてWebサイトにボリュームを出すことで、充実したWebサイトとして検索エンジンに認識させることができます。
検索キーワードを参考に内容を決める
記事はユーザーが検索したキーワードで執筆しなければアクセスが期待できません。ユーザーに検索されないキーワードも多数あるため、そのようなキーワードで記事を執筆しても徒労に終わる可能性が高くなります。そういった無駄な記事を執筆しないためにも、検索キーワードを参考に記事内容を決める必要があります。
SEOを理解し対策を行う
執筆した記事の検索エンジン上位表示を達成するにはSEOを理解し対策を行う必要があります。記事に書きたいことを書いていてもSEO効果は得られないため、SEO効果が期待できる書き方で記事を執筆する必要があります。
SNSと組み合わせる
SNSとWebサイトを組み合わせることで相乗効果が期待できます。検索エンジンで上位表示できない記事もSNSで発信することによりユーザーを集めることができます。また、その記事が拡散されて「バズる」可能性もあるため、SNSとWebサイトは非常に相性がよい組み合わせと言えます。
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アフィリエイト広告で注意すること
2023年10月1日より施行された景品表示法ステルスマーケティング(ステマ)規制によりアフィリエイト広告の扱いがより一層厳しいものになりました。そういったこともあり、アフィリエイト広告を扱う上で以下の点に十分注意する必要があります。
● 法律違反ではないか
● 副業が禁止されていないか(会社員の場合)
● 課税対象のため確定申告が必要
法律違反ではないか
法律違反と一口に言ってもさまざまなケースがあります。とりわけアフィリエイターが注意することは文章の表現と扱いです。例えば、薬機法や景品表示法に抵触する恐れのある誇大表現や不当表示の他、他人の文章を剽窃、盗用すると抵触してしまう著作権法などがあります。アフィリエイターはこういった文章の表現や扱いに特に注意する必要があります。
副業が禁止されていないか(会社員の場合)
企業によっては副業が禁止されているところもあります。特に正規雇用の正社員である場合は就業規則違反となることもあり、場合によっては懲戒処分を受ける場合もあります。「会社にバレなければよい」などと思わずに、潔くアフィリエイトを諦めることが得策です。
課税対象のため確定申告が必要
アフィリエイトで得た収益は雑所得に分類されるため、年間で20万円以上の所得がある場合は確定申告が必要となります。もし正規雇用の正社員として働きながらアフィリエイトの収益を得た場合は、給与所得と雑所得をそれぞれ確定申告書に記載します。
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まとめ
本記事では、アフィリエイトについて解説をしてきました。アフィリエイトは初期投資が少なく、副業でも取り組めます。また、SEOアフィリエイト、PPCアフィリエイト、ペラサイトと様々な方法が存在するため、自分に合わせた方法で取り組めることがメリットです。
まずは、ドメインとサーバーを用意し、WordPressをインストールすることから始めてみてはいかがでしょうか。