パソコンだけではなくスマートフォンやタブレットを携帯する時代になった現代では、Webを活用したWeb広告の導入は集客に欠かせないものになっています。
インターネットメディアサービスもますます進化し、Web広告の種類も多様化しています。
今回はWeb広告の種類と効果を徹底解説します。
Web広告とは?
Web広告とは、インターネットメディアを通して提供される広告全般を指します。
「ネット広告」「デジタル広告」と呼ばれることもあります。
日本においてWeb広告が浸透してきた歴史は、まだ20数年と浅いにもかかわらず、Web広告の普及のスピードは目を見張るものがあります。
インターネットメディアは、ポータルサイトからはじまりSNSなど新たなサービスが誕生し、Web広告の市場は1兆円を超える規模に拡大しました。
Web広告が集客に最適な理由
Web広告は、集客に結びやすく、購入などの具体的な行動に結びつきやすいといわれています。
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ターゲットを定めることができる
広告が、ユーザーの具体的な行動に結び付くには、どの属性に向けて広告を提案していくのかというターゲッティングが重要になります。
Web広告は、インターネットを通してユーザーの情報を知ることが可能です。
例えばホームページからアンケートなどを通して、ユーザーの詳細な属性や嗜好を取得することができます。
ユーザーの暮らしているエリアや、訪問サイト履歴、検索キーワードなど、過去の行動情報をもとにターゲッティングすることができます。
Web広告は、ユーザーが何を欲するであろうかというニーズを想定したターゲッティングが可能となるのです。
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なぜ購入などの具体的な行動に結びつきやすいのか?
Web広告の多くは、ユーザーが興味を持った広告をクリックすることがトリガーとなり、企業のWebサイトに飛ぶようになっています。
表示されたWebサイトには、ダイレクトに商品を購入できるページが表示されていますので、購入などの具体的な行動に結びつきやすいのです。
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広告の効果を測りやすい
Web広告は、インターネット上のデータを利用できるため、さまざまな視点で、明確な数値を掴むことができます。
データを活用して、Web広告の効果を知ることで、広告の改善をスピーディーに実行することができ、より集客力の高い広告をつくることができるのです。
Web広告の種類と効果
インターネットメディアサービスの進化や、スマートフォンやタブレットの普及によって、Web広告の種類は多様化しています。
今回は代表的なWeb広告6種類の内容と効果を解説しましょう。
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リスティング広告
リスティング広告は、インターネット上でもっとも多く目にする広告です。
リスティング広告には、インターネット上でGoogleやYahooなどの検索欄にいれたキーワードに連動して、検索結果の上下段やサイドに表示される「検索エンジン連動型広告」と、Webサイトのコンテンツ(内容)に沿って表示される「コンテンツ連動型広告」の2タイプがあります。
リスティング広告の効果は次の5点があげられます。
・キーワードやコンテンツに連動しているのでユーザーのニーズに合った広告になる。
・ユーザーがクリックしたときに広告費が発生するので低予算で効果が期待できる。
・GoogleやYahooなどの検索結果画面にすぐ広告が掲載される。
・広告の設定をいつでも変えられる。
・広告実施のデータをタイムリーに活用できる。
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アドネットワーク広告
アドネットワーク広告とは、幾つかのサイトや検索エンジンを横断的にネットワーク化した配信方法(アドネットワーク)を活用して、複数のサイトに広告を配信する手法です。
さらに、複数のアドネットワークへの配信を一元的に管理できるツール(DSP)を採用することで、より膨大なネットワークに広告を配信することが可能です。
アドネットワーク広告の効果は次の4点があげられます。
・アドネットワーク業者と一括で契約するため複数のメディアと契約や打合せをする手間が省ける。
・ターゲットの属性に合った広告を配信できる。
・リスティング広告では対象になりにくいユーザーに広告を表示できる。
・ユーザーがクリックしたときに広告費が発生するので低予算で効果が期待できる。
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SNS広告
SNS広告とは、SNS(Twitter・Facebook・LINEなど)を活用して広告を配信していく方法です。
SNSは世界中で大流行していて、日本でも浸透しています。
SNSの大流行を背景にSNS広告が誕生したのです。
SNS広告の効果は次の4点があげられます。
・SNSは膨大なユーザーが毎日利用する。
・さりげなく自然に広告を表示できる。
・リスティング広告では拾えない潜在層へアプローチできる。
・SNSの拡散力を活用できる。
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アフェリエイト広告
インターネット上には、企業や個人が運営するサイトがあふれています。
アフェリエイト広告とは、運営するサイトに広告を貼ってもらって、サイトを訪問したユーザーが、広告をクリックして商品購入などのアクションを起こした時に、広告主がサイト運営者に報酬を支払う広告手法です。
広告主とサイトの運営者の仲介は、ASP(アフェリエイトサービスプロバイダー)が行い、広告主はASPに掲載費を支払います。
アフェリエイト広告の効果は次の4点があげられます。
・成果報酬型広告のため費用対効果が高い。
・新規顧客獲得や売上アップが期待できる。
・ASPによってサイトの審査があり安全性が期待できる。
・eコマース市場の拡大に比例して効果が上がっている。
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メール広告
メール広告とは、電子メールで送る広告のことを指します。
メール広告はWeb上のさまざまなタイミングで、ユーザーにメール配信の許可をもらい、以降電子メールを送り続ける手法です。
メール広告の効果は次の3点があげられます。
・ユーザーにダイレクトで広告を送ることができる。
・多くの情報量を送ることができる。
・メールはユーザーが目にする機会が多い。
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ネイティブ広告
Web上のサイト画面で、記事同じ構成で広告が掲載されているのを目にしたことがあると思います。
ネイティブ広告とは、広告であるという印象を抑えて、自然(ネイティブ)な印象で広告を表示していく手法です。
ネイティブ広告の効果は次の2点があげられます。
・ユーザーが広告であると警戒してしまう気持ちのガードを下げる。
・サイトの記事と広告の内容が連動するためユーザーがアクションを起こす可能性が高い。
まとめ
◆インターネットの進化は今後ますますスピードを加速しながら拡大していく事が予測される
◆インターネットの進化に比例して、Web広告の集客力は拡大し、多様な広告が登場している
◆Web広告の特徴と効果を確認し、最適な広告手法を組み合わせる事が大切