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PDCAサイクルを効果的に回すマーケティングの重要ポイントとは?

2019.4.23
読了まで約 3

企業のマーケティング部署の皆さんは、自社商品を広めたり売上をアップさせたりするために日々さまざまな施策を検討していることでしょう。

施策は打つだけでなく、その効果を検証し、より改善していくといった流れで業務を進めないと意味がありません。

それではこのようなPDCAサイクルを、さらにうまく回していくためのポイントは何かあるのでしょうか?

今回の記事ではマーケティングに従事している方向けのPDCAの回し方について紹介します。

ぜひ参考にして、業務を行う上で役立ててください。

 

PDCAとは

まずPDCAの意味についておさらいしましょう。PDCAとは、Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Action(改善)のことで、このサイクルを回しながら業務を行うという考え方です。

この一連の流れを繰り返していくことで、企業は常に社会のニーズをくみ取りながら目標達成を目指していくことが出来ます。

これはマーケティングのみならず、企業内でのあらゆる業務で活用されています。

関連記事:マーケティングとは?基礎から重要ポイントまで初心者にも分かりやすく解説

 

マーケティングでPDCAを回すポイント

マーケティングの施策は企業にとって、サービスを広く宣伝し、事業を成長させていくために必要不可欠なものです。

それではマーケティングを行う上でのPDCAとは具体的にどのような業務を指すのでしょうか。

それぞれのサイクルごとに業務内容と取り組む上でのポイントを見てみましょう。

Plan 

マーケティング施策の内容を検討するにあたり、まずは現状の課題を把握し、目標を設定します。

目標は新商品の売上目標などが設定されますが、その際にはKPI(Key Performance Indicator)で目標を具体的な数値に落とし込むことがとても重要です。

たとえばWeb上の施策の際には、キャンペーンサイトへのアクセス数などがKPIになります。

その上で施策の内容を詰めていきます。またこの段階で、一度のPDCAサイクルを回していく期間も設定しましょう。

 

Do 

上記で立てた施策を実施します。ここでは施策を正確に素早く実行していくことが重視されるため、マーケティング部署以外の関連部署とのコミュニケーションもうまく取っていきましょう。

 

Check 

施策を打った後の目標の達成度を測ります。Planで設定したKPIに沿って評価を行っていきましょう。

近年増えているWeb施策では、ユーザーの反応が数字に如実に表れます。

たとえばサイトへのアクセス数だけでなく、アクセスログを解析することでどのような経路でサイトに誘導されたのか、サイトへの滞在時間などもわかるようになりました。

ここではどんな取り組みが効果的だったのかをじっくりと検証しましょう。

 

Action 

施策の結果につながった原因を考えます。どんな要因で目標が達成出来なかったのか、次の施策で目標を達成するためには何が必要なのかをしっかりと分析します。

また目標が達成出来た場合も、今後の施策で更に効果が上がるようにしっかりと振り返ることが重要です。

たとえば新たに作成したコンテンツがアクセス数アップに貢献していることが判明した場合は、そのコンテンツをより充実させることが改善策となります。

PDCAサイクルは一度だけではなく、継続的に「回し続ける」ことが重要なのです。

継続的に業務改善を行うことより、社会のニーズや環境の変化に柔軟に対応することが可能になるからです。

1サイクルの精度を上げることより短いスパンでPDCAサイクルを回すことを心がけてください。

マーケティングでは、施策を打った後の検証があまりうまくいかないことがよくあります。

マーケティングの経験が長い人ならば、一度はこのような失敗をしたことがあるのではないでしょうか。

これではせっかくコストをかけて施策を打ったのに何の意味もありません。この原因は施策を始める際のKPIの設定の甘さにあります。

つまりPlanの段階でしっかりと目標数値を設定することは非常に重要なのです。

 

PDCAを回す体制の見直しも

このようにPDCAを効率良く回していくためにはチームの体制を整えることも必要です。

たとえば各サイクルの進捗を定期的に確認出来るような仕組みづくりはされているでしょうか。

さらに言えば、単なる進捗確認だけではなく、今後の施策をいかに改善していくのかを常に意識することも求められます。

また施策を行っていく上でどのような要因が結果につながっているのか、前回の施策との比較などを可視化するレポートも必要です。

レポーティングを行う際は、Google Analyticsの「カスタムレポート」で注目したい項目をセットしておくなどツールを最大限活用し、作業を効率的に進めることをオススメします。

レポートはまとめるのに工数がかかりがちですが、ツールを利用しムダな「時間」を削減することもPDCAを回す上で大切な要素の一つとなってきます。

 

まとめ

企業間競争が激化する昨今、マーケティング部署の担う役割は大きくなってきています。

マーケティングに成功してユーザーに製品やサービスを知ってもらえれば、企業の成長が期待出来るようになるでしょう。

そのためには、施策を打つ際のPDCAをより効率的に回していくことが必要です。

PDCAサイクルを回しながら業務を進めることは、企業の持続的な成長につながります。

マーケティングはすぐに効果が出るものではありません。

しかし施策の成功の暁には企業の明るい将来という醍醐味が味わえます。

この目標を目指してこれからも地道に業務に取り組んでいきましょう!

監修者

古宮 大志(こみや だいし)

ProFuture株式会社 取締役 マーケティングソリューション部 部長

大手インターネット関連サービス/大手鉄鋼メーカーの営業・マーケティング職を経て、ProFuture株式会社にジョイン。これまでの経験で蓄積したノウハウを活かし、クライアントのオウンドメディアの構築・運用支援やマーケティング戦略、新規事業の立案や戦略を担当。Webマーケティングはもちろん、SEOやデジタル技術の知見など、あらゆる分野に精通し、日々情報のアップデートに邁進している。

※プロフィールに記載された所属、肩書き等の情報は、取材・執筆・公開時点のものです

執筆者

『MarkeTRUNK』編集部(マーケトランクへんしゅうぶ)

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