2019年3・4月人事トレンド予測!~過去の傾向から探る では、2019年4月施行「働き方関連改革法」や新卒採用の関連コンテンツに関するトレンド予測を行いました。
前回に引き続き、2018年5・6月のトレンド情報を振り返りながら、今年5・6月の人事トレンド予測を行います。
ぜひ、貴社のマーケティングのご参考にして頂ければ幸いです。
過去の傾向から探る2019年3・4月人事トレンド
まず昨年5・6月のトレンド情報を振り返ります。
<2018年5・6月>
- 「新卒採用」5月を中心に19卒採用の動向調査について、企業側・学生側ともに高い関心。20卒採用の市場予測、21卒採用スケジュールなど次に向けた内容も
- 「採用」以外の領域では【AI】や、【レジリエンス】【アンガーマネジメント】といったメンタルヘルス関連のキーワードに関心が寄せられた
2018年は2019年卒の採用動向や、2020年卒の動向予測など新卒採用関連のコンテンツが5月にピークに達していました。
また上記には触れていられていませんが、採用を含め調査資料(アンケート調査 結果報告レポート)がダウンロード資料で多く引き合いがありました。
過去の傾向および今年の動きをふまえ、2019年5・6月の人事トレンド予測は以下の3点が挙げられます
- トレンド予測①新卒採用関連コンテンツがピーク
- トレンド予測② 階層別研修・人事査定関連コンテンツに動き
- トレンド予測③ HR関連イベントの集中でセミナー集客に影響か
トレンド予測① 新卒採用関連コンテンツがピーク
2020年卒については昨年と同様、選考開始時期となっています。
HR総研の「2019年&2020年新卒採用動向調査(6月)」結果報告」より、 2018年6月下旬現在での選考状況を確認したところ「すでに選考を終了した」「既存のエントリー者だけで選考を続ける」が全体で31%に対して、従業員規模1001名以上の大企業では44%に達しており、半数弱の大手企業は採用活動の終盤を迎えている状況でした。
2020年卒もこのような状況が予測され、今年も同様に企業側の採用状況に関する動向データ、学生側の内定状況に関する動向データへの引き合いが予測されます。
2021年卒についても結局2020年卒と同様のスケジュールとなりましたので、こちらも2021年卒の動向予測をテーマとしたコンテンツへの引き合いが予測されます。
【参考】就活、面接解禁6月を維持 政府、21年卒のルール決定
トレンド予測② 階層別研修・人事査定関連コンテンツに動き
5月以降は4月から5月にかけて行われる新入社員向け研修・新任管理職向け研修が実施され、実施後の報告業務、フォローアップ研修の準備があります。
そこに付随する悩みや課題解決に、まず人事担当者の動きが予測されます。
また同時期には前年度の人事査定実施・FB面談が行われる時期でもあり、こちらも人事査定やFB面談設定時の注意点など、ともに実務面での情報収集を取る動きが予測されます。
トレンド予測③ HR関連イベントの集中
今年は昨年と異なり、5月27日~30日の同日に「HR EXPO」、「ヒューマンキャピタル」とHR関連の展示会やフォーラムが開催予定です。
また5月中旬にも大規模なHR関連のイベントが実施され、5月~6月上旬にかけて行う企業のプライベートセミナーには集客への影響が少ながらず出てくるため、開催については考慮が必要でしょう。
◆まとめ
2019年5・6月の人事トレンドは、新卒採用関連コンテンツのピーク、階層別研修・人事査定関連コンテンツに動き、HR関連イベントの集中でセミナー集客に影響が予測される