Webマーケティングは、インターネットの普及とともに誕生し、発展を続けてきました。マーケティング手法は、バナーやアフィリエイト広告から始まり、SEOやリスティング広告、ブログやSNSの活用などを経ながら、コンテンツマーケティングが浸透するにいたっています。
今回は、Webマーケティングの歴史と今後のトレンドについて徹底的に解説します。
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目次
バナー、アフィリエイト広告時代
インターネットの普及が始まって間もない1994年、世界ではじめてのバナー広告がオンライン雑誌『Hotwired.com』に掲載されました。
バナー広告は、アメリカ最大の電話会社AT&Tが出稿したものです。新聞・雑誌やテレビなどの従来型の広告とは異なり、見られた回数やクリックされた回数を正確に計測することができるバナー広告は、マーケティング戦略の効果測定を可能にした点で、マーケターにとって画期的なものだったため、これ以降、Webサイト上でのバナー広告は急増していきます。
1996年には、アマゾン・ドット・コムがアメリカでアフィリエイト広告をスタートさせます。
ユーザーが自分のWebサイトに「おススメ商品」として広告を掲載し、売上の一部が報酬としてユーザーに支払われるアフィリエイト広告は、新たな広告の手法として一気に広まりました。
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SEO、リスティング広告の登場
インターネット上にWebサイトが増えるにともない、Webサイトの情報をポータルにまとめて検索できる仕組みが必要になりました。
そこで検索エンジンとして1995年にYahooが、そして1998年にGoogleが登場します。
検索エンジンが普及するのとともに、検索結果の上位に表示されるための手法「SEO(Search Engine Optimization=検索エンジン最適化)」がWebマーケティングで重視されはじめます。
WebサイトにSEOを施せば、検索結果に上位表示されるため、広告費をかけなくてもユーザーに見つけてもらいやすくなるからです。このSEOの浸透により、自然検索からのアクセスを獲得する重要性が認識されるようになりました。
2000年には、検索エンジン連動型広告である「リスティング広告」をGoogleがスタートさせます。リスティング広告は、ユーザーが検索したキーワードに連動して広告を表示する仕組みであり、従来のバナー広告と比較して高い費用対効果が期待できることから、急速に普及していくことになります。
ブログ、SNSの急成長
アフィリエイト広告やリスティング広告により、それまでは資本のある大企業だけのものであった広告が、中小企業や個人でも発信できるものになりました。
その流れをさらに推し進めたのが、Webマーケティングの歴史における転換点ともいえるブログとSNSの急成長です。
ブログサービスは、1999年に「Blogger」がはじめて開始し、日本でも、「シーサー」「ニフティ」「ライブドア」などがサービスを開始することにより、2003年~2004年にかけて普及していきます。
HTMLの知識がなくてもWebサイトを立ち上げることが可能なブログは爆発的に増え、それにともないアフィリエイト広告も激増します。
さらに2007年にTwitterが、2008年にFacebookがスタートするなどSNSが登場し、手軽な情報発信はますます盛んになっていきます。
2019年1月時点での日本国内での月間アクティブユーザー数は、
・Facebook 2,800万人
・Twitter 4,500万人
・Instagram 2,900万人
・LINE 7,800万人
となっています。SNSに表示されるSNS広告は、リスティング広告とともに活用する企業が増えています。
コンテンツマーケティングが浸透
2010年になり、コンテンツマーケティングが登場します。
コンテンツマーケティングとは、自社のWebサイトやブログ、SNSで見込み顧客と接点を持つことにより、興味関心段階あるいはそれ以前の段階の人を商材の購入へと導くものです。
背景には、アフィリエイトやリスティング、SNSなどの「アウトバウンド型」の広告に対して、ノイズと感じて嫌がるユーザーが増えたことがあります。このようなマーケティング課題に対応するため、新しいアプローチが求められるようになりました。
コンテンツマーケティングでは、自社の商材やサービスをことさらに売り込むことはしません。
見込み顧客の課題を解決することができる有用な情報を発信することにより、自社の姿勢やマインドを知ってもらい、ファンになってもらうことを目的とする「インバウンド型」のアプローチを採用します。このインバウンド型の手法により、従来の広告とは異なる形で顧客との信頼関係を構築することが可能になったのです。
Webマーケティングの今後のトレンド
Webマーケティングにおいてはこれからも、インバウンド型のアプローチがより進化していくでしょう。
それとともに人工知能(AI)の発展がマーケティングにも影響を与えることが予測されます。膨大なデータを集計し、解析改善することができるAIは、データドリブンなマーケティング意思決定を可能にし、企業の競争力を大きく高めていくことになります。以下のような事例において今後もますます活用されていくこととなるでしょう。
DM
AIが顧客データを分析し、顧客にあった商材を選び、パーソナライズされたDMを送ります。このパーソナライゼーションは、Webマーケティングにおける重要な施策として位置づけられており、従来のマス配信とは異なり、個別の顧客ニーズに対応した高度なアプローチが実現されます。AIの活用により、送付対象の精度が向上し、顧客の興味関心に合致した内容を届けることが可能になるため、DM施策の効果測定や反応率の向上が期待できます。
広告
AIによる広告運用ツールは、運用レポートを解析することにより、広告の最適な運用方法をアドバイスします。機械学習アルゴリズムを活用したこれらのツールは、膨大な広告データを自動処理し、キャンペーンのパフォーマンスを高めるための施策提案を行うことが可能です。さらに、マーケティングオートメーションと連携することで、ターゲット顧客に対してより精度の高い広告配信が実現され、広告費の効率化が期待できます。
SEO
AIによるSEOツールは、Webサイトを常時監視することにより、検索順位が低下した際には即座にSEO対策を施します。特にマーケティング戦略の観点では、AIが検索エンジンのアルゴリズム変動を自動で検知し、それに応じた最適な対策を提案することが可能になります。このように、従来は人力で行われていた検索エンジン最適化の運用が自動化・高度化されることで、企業はより効率的に検索結果での上位表示を実現できるようになるでしょう。
アクセス解析
AIによるアクセス解析ツールは、Googleアナリティクスの運用を自動的に行い、サイトの改善点を指摘します。マーケティング履歴上においても、こうしたAIツールの活用は重要な転機となりました。従来は担当者が手作業でデータを集計・分析していましたが、AI技術によりリアルタイムでのデータ監視と分析が可能になり、ユーザーの行動パターンや流入経路、離脱ポイントなどを瞬時に把握できるようになったのです。これにより、マーケティングの意思決定スピードが大幅に向上し、より効果的な施策の実施が実現しています。
Web接客
AIによるWeb接客ツールは、オンラインショップを訪問したユーザーの行動パターンを分析し、その情報に基づいて最適なタイミングで提案や支援を行います。ユーザーの質問に答えながら、購買行動を促進するためのマーケティング戦略に沿った商材選びをサポートし、ユーザーに最適な商材を選定するのに役立つリアルタイムなガイダンスを提供します。
マーケティングオートメーション
AIによるマーケティングオートメーションは、見込み顧客の見込み度合いを的確に測定し、さらにそれを高める施策を提案することができます。膨大な顧客データを自動解析することで、各顧客の購買段階や関心領域に応じた最適なコンテンツやメッセージを配信し、営業効率を大幅に向上させることが可能になります。
マーケティングオートメーション
AIによるマーケティングオートメーションは、見込み顧客の見込み度合いを的確に測定し、さらにそれを高める施策を提案することができます
まとめ
◆ Webマーケティングはバナー・アフィリエイト広告からスタート
◆ 検索エンジンの登場とともにSEO、リスティング広告が誕生する
◆ ブログやSNSにより中小企業や個人が広告を発信する流れが加速
◆ インバウンドのアプローチをするコンテンツマーケティングが浸透
◆ 今後はAIがWebマーケティングにも影響を与えるようになる

