SEO対策を行う上では主にGoogleを想定して施策を行うことが多いですが、果たしてそれだけでいいのでしょうか?
Googleの他にも「検索エンジン」はいくつか存在しています。
ではGoogle以外の検索エンジンはどのようなものがあるのか?またどのような対策が必要なのか考えてみましょう。
Google以外の検索エンジンって何があるの?
検索エンジンとは主にウェブページや画像、ニュースなどを検索するための機能であり、プログラムですが、一般的にはGoogleやYahoo!のような「検索機能を提供するウェブページ」を指します。
現在のように「ロボット型検索エンジン」が主流になる前には、今で言うリンク集のような「ディレクトリ型検索エンジン」と呼ばれるものが主流でした。
gooやOpen Directory Projectまた、かのYahoo!JAPANも当初はディレクトリ型検索エンジンとして利用され、2018年の3月までは「Yahoo!カテゴリ」という名称で利用されてきました。
リンク集のようなディレクトリ型検索エンジンは主に人力で情報を収集・登録を行っていたため時間や手間がかかると同時に、短期間に爆発的に増えたウェブページに対してそれらの作業が間に合わない問題があります。
どうしても人間が選んで登録していく形なので、個人の趣向なども少なからず反映されてしまい、厳正な判断・反映が難しいなどの問題がありました。
そのため現在では「ロボット型検索エンジン」が主流となり、その中でも精度の高い情報を提供できるGoogleの利用者が増え、今ではPCでの検索では90%のシェア、スマホではAndroidの標準ブラウザやiPhoneのsafariの検索エンジンが初期設定ではGoogleになっていることもあり、99%のシェアを持つまでとなりました。
「主要40カ国の検索エンジンシェア調査。Googleがシェアトップでないのは中国・ロシアのみ【アウンコンサルティング調べ】」をご覧ください。
これらの数字を見ると世界のほとんどのユーザーがGoogleを使用していることがわかります。
そのためSEOと言えば実質的にはGoogleへの対策になると思いますが、PCの検索ではまだ1割近いシェアを持っているBingの対策も必要です。
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Bingについて
Bingはマイクロソフトが提供している検索エンジンで、主にWindowsでデフォルトブラウザとして利用されているInternetExplorerやEdgeなどのデフォルトの検索エンジンとして採用されています。
ある程度PC利用の経験や知識がある方はデフォルトの検索エンジンを変更することが可能ですが、それらの知識がない方はそのまま利用することが多いようです。
関連記事:BingAIとは?始め方やチャットの使い方をわかりやすく解説
BingのSEO対策について
Bingにおいても、Google同様まずインデックスされることが必要です。
Gooleのサーチコンソール同様Bingでも「Webマスターツール」が用意されています。
登録内容もURLやサイトマップの登録、また所有者確認の為のタグの埋め込みなどが必要で、それらが完了すればBingの検索結果にインデックスされ、検索結果に表示されるようになります。
筆者の感覚としては一昔前のGoogleのようにタイトルや見出しタグ、また本文などに設定したキーワードで素直に検索に引っかかる印象です。
Google対策を日頃から行っていて、上記のようなインデックスの為の手続きが済んでいれば特別なSEO対策は必要ありません。
その他のロボット型検索エンジン
- goo
- Lycos
- Yahoo! JAPAN
- 百度
など。
Yahoo! JAPANについては「自分も身の回りも使っているのにBingよりも少ないの?」と思われるかもしれませんが、実はYahoo! JAPANの検索エンジンの中身はGoogleなのです。
そのため前述のシェアもGoogleの項目にはYahoo! JAPANのシェアも含まれているのです。
まとめ
「Googleだけ対策すれば良いの?」という問いに関しては、ほぼその通りです。
ただしPC上で検索する場合のBingのシェアも捨てがたい為、「Webマスターツール」の設定だけは行ってください。