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バナーとは?意味や作り方、制作のポイントを解説します!

2023.7.31
読了まで約 5

Webサイトやブログなどで特定のページへユーザーを誘導したいとき、テキストリンクを掲載するべきか、バナーを掲載するべきか迷う人もいるでしょう。

特に、バナーについては、テキストと比べて視覚的なインパクトを与えられるため、ユーザーに見てもらいたいページへ誘導するためよく使われます。

しかし、バナーを掲載する場合、ターゲットや目的に合わせた、適切なデザインやサイズで作成しなければ、意図した効果が得られないこともあります。本記事では、バナーの意味や種類、メリット・デメリット、バナーを作る際のポイントについて解説します。

「Webサイトにバナーを掲載してみよう」と考えている人は、本記事を参考にして、望む効果の得られるバナーを作ってみてください。

バナーとは?

バナーとは、Webサイトやブログなどで掲載される、リンク付きの画像素材のことです。
バナーは、英語のbanner(旗、のぼり)から派生しており、Webサイト上で掲げている「のぼり」のような役割があります。

街中で掲げられているのぼりには、通行人に見てもらいやすいよう目立つ工夫がされています。

それと同様に、Webサイト上のバナーもWebページを見ているユーザーの目につきやすいようにデザインされ、バナーをクリックして誘引先のページへ遷移してもらえる効果を狙って作成・掲載されます。

関連記事:バナー広告がよくわかる!~サイズ選定から制作手順まで解説~

バナーの種類

バナーには下記の種類があり、Webサイトの目的に応じて使い分けられています。

● サイドバナー
● バナー広告

それぞれのバナーの特徴について解説します。

サイトバナー

サイドバナーとは、Webサイトのサイド(横)の部分に表示させるバナーのことです。特徴は、すべてのページの同じ位置に表示させていることが多いことです。

そのため、サイドバナーは、もっとも誘導したいページやサイトに関するリンク先が設定されます。そして、Webサイトを訪れたユーザーが必ず目にする位置に設置されています。

バナー広告

バナー広告とは、商品やサービスを紹介する画像やGIFアニメーションでデザインされているバナーのことです。

クリックすると、その商品やサービスの個別ページへ誘導されるものが多いです。前述のサイドバナーのように、すべてのページに掲載されているわけではなく、関連するページにピンポイントで掲載されているだけの場合もあります。

Webサイトを訪れたユーザーが、サイトのコンテンツを見ていくなかで自然な流れでクリックされることを狙って設置できれば、効果的に誘引したいサイトへユーザーを誘導できます。

バナー広告とテキスト広告の違い

バナー広告と同じ効果を狙って設置されるものに「テキスト広告」があります。テキスト広告とは、
Webサイトやブログに表示される、テキストのみで構成されている広告のことをいいます。テキスト広告には、一般的には下記の要素が含まれています。

● 広告見出し
● 説明文
● URL

テキスト広告は、「Googleディスプレイネットワーク(GDN)」や「Yahoo!アドディスプレイネットワーク(YDN)」といった広告配信システムで生成できます。

バナー広告もテキスト広告も、設定したリンク先ページへの誘引を目的として掲載します。しかし、バナー広告が画像やアニメーションを使って表現できるのに対し、テキスト広告はテキストでしか表現できないという違いがあります。

視覚的な印象を与えたい場合は、テキスト広告よりもバナー広告のほうが効果的です。一方で「あまり広告っぽくしたくない」「ユーザーに自然な流れでクリックしてもらいたい」という場合は、テキスト広告のほうが適しています。

関連記事:バナー完全ガイド!広告・デザイン・サイズ・制作方法などマルっと解説

よくあるバナーサイズと使用する場所

画像やアニメーションで表現されるバナーには、掲載する場所にあわせて、さまざまなサイズのものがあります。よくあるバナーサイズは下記のとおりです(単位はpx(ピクセル))。

● 300×250
● 336×280
● 728×90
● 300×600
● 320×100

それぞれのサイズごとのバナーの特徴と掲載場所について順番に解説します。

300×250

300×250サイズのバナーは「レクタングル」と呼ばれる種類のバナーで、最も一般的に使われているバナーです。

掲載場所としては、Webサイトのサイドのカラムや、記事の途中・末尾に掲載されることが多いです。

PC画面で見てもスマホ画面で見ても、画面サイズによる見た目の違いがないため、もしどのサイズでバナーを作成しようか迷ったときは、このサイズにすることをおすすめします。

ただし、よく使われるサイズのバナーであるためインパクトは弱いです。

336×280

336×280のバナーも「レクタングル」と呼ばれる種類のバナーですが、上記よりも少しサイズが大きいバナーです。サイトレイアウトによっては、サイドカラムからはみ出してしまうこともあるため、記事の文中に掲載されることが多いです。

728×90

728×90のバナーは、「ビッグバナー」と呼ばれる種類のバナーです。横長のバナーで、Webサイ トのページ上部に掲載されることが多いです。サイズが大きく、Webページを開いてすぐに見てもらいやすいバナーです。

300×600

300×600のバナーは、「スカイスクレイパー」と呼ばれる種類のバナーです。サイドバナーに掲載され、縦長でスペースも大きいため視覚的効果が高く、ブランド認知向上のために使われることが多いです。「ハーフページ広告」とも呼ばれています。

320×100

320×100のバナーは「モバイルバナー」と呼ばれる種類のバナーです。その名のとおり、スマート フォンなどのモバイル端末向けのレイアウトでよく使用されます。

バナー広告のメリット・デメリット

バナー広告は、Webサイト訪問者の興味をひきつけ、リンク先ページへの誘導に効果的です。しかし、場合によって掲載に適さないケースもあります。バナー広告のメリット・デメリットを理解した上で、制作・掲載することが大切です。

メリット

バナー広告には、次のようなメリットがあります。

● 視覚的にインパクトがあり印象に残すとともにアピールが可能
● 企業のブランディングになる

バナー広告は画像や動画などの素材が利用できるので、テキストのみで構成されている広告と比べて、視覚的にインパクトのあるアピールができます。そのため、Webサイトを訪れた人が広 告に気づきやすく、興味をひきやすくなります。

そして、企業や商品のロゴなども掲載できるため、長期間掲載することで認知度が広がれば企業のブランディングにもなります。

デメリット

一方で、バナー広告には次のようなデメリットもあります。

● 制作に手間がかかる
● デザイン次第では、効果が出ないことがある

バナー広告には、画像や動画の要素が使われますが、それらを加工・編集するためには、それなりの手間がかかります。

画像や動画の編集ソフトを用いてバナーを作るためには、ソフトを扱える技術とセンスが必要ですが、表現したいデザインや効果によっては、完成させるのに多くの調整を入れなければならないこともあります。

また、せっかく手間をかけて作ったバナーでもサイトとの親和性が悪く、あからさまに「広告」という印象が強くなりすぎると、ユーザーにクリックされなくなってしまうので注意が必要です。

バナーを作る際のポイント

バナーを効果的なものにするためには、バナー作成の際に下記のポイントを押さえて作成することをおすすめします。

● ターゲットを整理する
● 複数パターンのデザインを作る
● 目的を整理する

それぞれのポイントについて、順番に解説します。

ターゲットを整理する

バナーを作り始める前に、まずは「誰にバナーをクリックしてほしいのか」というターゲットを整理することが大切です。

なぜなら、バナーのデザインや文言がターゲット層を呼び込むのにふさわしいデザインや雰囲気になっていないと、どんなにきれいなデザインでもターゲットにクリックしてもらえないからです。

たとえば、40代女性向けのファンデーションを紹介するバナーに、子供向けのポップな雰囲気のデザインのバナーを作っても、ターゲットにクリックされないでしょう。

そのため、バナーのデザインや雰囲気を予めターゲットに合わせて決めておくことが大切です。

複数パターンのデザインを作る

制作するバナーのデザインは、複数作ることをおすすめします。なぜなら、制作したバナーで必ずしも効果が出るとは限らないからです。たとえば、1つのパターンしか作成しなかった場合で効果が出なかったときに、すぐに別のパターンのバナーに差し替えができません。

もし、複数パターンのデザインのバナーを作っていれば、訪問ユーザーの反応が良くなかったときに別のパターンのバナーにすぐに差し替えられます。

そのため、はじめから1パターンだけしか作らないのではなく、掲載後の柔軟な対応ができるようにバナーは複数のデザインのものを作っておくと安心です。

目的を整理する

最後のポイントとして、「バナー広告が表示されたら、ユーザーにどのように反応してもらいたいのか」という目的を整理して明確にしておくことが大切です。なぜなら、バナーを掲載する目的があいまいだと、期待する効果が得られないからです。

「特定のページのアクセス数を伸ばしたい」「商品・サービスの購入・申込みをしてもらいたい」「ブランディングのために掲載したい」といった目的に応じて、バナーのデザインや構成も変わってき ます。

望む反応や行動を促すためには、目的に応じたコンテンツやデザインの工夫が必要です。

そのため、バナー広告を効果的なものにするためにも、目的を整理して、求める反応を的確に引き出せるバナーを作ることが大切です。

関連記事:クリエイティブの意味は?バナー広告など効果的な広告運用のポイント

まとめ

バナーは、ユーザーに対して視覚的なインパクトを与えやすい素材ですが、目的やターゲットに応じて、適切なサイズやデザインが変わってきます。

たとえデザインがきれいでも、ユーザーの目をひくバナーであっても、ユーザーに対して魅力的で分かりやすいバナーでなければ、目的に合わせた反応や行動を促すことができません。

これからWebサイトにバナーを掲載してみようと考えている人は、本記事で述べたとおり、事前に ターゲットや目的を整理した上で、バナーを制作・掲載することをおすすめします。

監修者

古宮 大志(こみや だいし)

ProFuture株式会社 取締役 マーケティングソリューション部 部長

大手インターネット関連サービス/大手鉄鋼メーカーの営業・マーケティング職を経て、ProFuture株式会社にジョイン。これまでの経験で蓄積したノウハウを活かし、クライアントのオウンドメディアの構築・運用支援やマーケティング戦略、新規事業の立案や戦略を担当。Webマーケティングはもちろん、SEOやデジタル技術の知見など、あらゆる分野に精通し、日々情報のアップデートに邁進している。

※プロフィールに記載された所属、肩書き等の情報は、取材・執筆・公開時点のものです

執筆者

『MarkeTRUNK』編集部(マーケトランクへんしゅうぶ)

マーケターが知りたい情報や、今、読むべき記事を発信。Webマーケティングの基礎知識から、知っておきたいトレンドニュース、実践に役立つSEO最新事例など詳しく紹介します。 さらに人事・採用分野で注目を集める「採用マーケティング」に関する情報もお届けします。 独自の視点で、読んだ後から使えるマーケティング全般の情報を発信します。

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