近頃のGoogleのアルゴリズム変更により、たいしてSEO対策を行っていないページが検索上位に上がったり、逆にちょっと前までのやり方では完璧なのに、最近大きく順位を落としたりするケースも見受けられるようになってきました。
ではSEO対策が必要な場合と必要がない場合の見分け方ってあるのでしょうか?
その点について述べたいと思います。
SEO対策が必要な場合
現在のGoogleの傾向やアルゴリズム変更に沿って考えてみると、
- パソコン版のページとスマホ版のページのURLが違う場合
- デザイン優先で画像がほとんどでテキストが極端に少ないページ
- ページ数が4・5枚しかないウェブサイト
- ページ数を意識しすぎてページ数は数百あるが1つの記事のテキストが4~5行くらいしかないページ
- ブログで日記を書いちゃっているサイト
- ソースを見たときに極端にコードが多いページ
- Googleのsite:ドメイン で検索しても認識されていない場合
- 各種テストを行って良くない結果が出た場合
などになるかと思います。では各項目を説明しましょう。
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パソコン版のページとスマホ版のページのURLが違う場合
最近大きく順位を落としているサイトの多くは、ここ4~5年以上前に作られていてPC版とスマホ版のデザインやURLが違う場合があります。
この原因は今年3月から始まった「モバイルファーストインデックス」が原因で、今までPC版のサイトがメインページとしてインデックスされていたものが、先のアップデートでスマホ版をメインページとして認識するようになり、SEO的に作りこまれていなかったスマホ版ページの評価が芳しくなく結果順位を落としています。
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デザイン優先で画像がほとんどでテキストが極端に少ないページ
クールなデザインは画像を多用する場合が多いのですが、テキストがほとんどなかったりimgのalt属性がまったく設定されていなかったりする(ひどいときはディスクリプションさえ設定されていない)場合もあります。
当たり前ですが検索エンジンはテキストデータからキーワードなどを抽出している為、まったくテキストがない場合は
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ページ数が4・5枚しかないウェブサイト。
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ページ数を意識しすぎてページ数は数百あるが1つの記事のテキストが4~5行くらいしかないページ。
これらは主にコンテンツのボリュームの話です。
内容の薄いコンテンツはGoogleの評価が低いことはいうまでもありません。
ブログで日記を書いちゃっているサイト。
サービスや商品に全然関係ない飲み会などの話題を記載するとサイト全体のキーワードが分散し、意図するキーワードで検索に引っかからなく可能性もあります。
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ソースコードを見たときに極端にコードが多いページ
データを削減する為にもコードは減らした方がいいですし、おおむねムダにソースコードの多い場合は構文的にもおかしなタグの使い方をしている場合が見受けられます。
関連記事:SEOとは?SEO対策の基礎知識と具体的な方法を詳しく解説
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Googleのsite:ドメインで検索しても認識されていない場合
Googleの検索で、「site:ドメイン」(ドメインの部分にはhttp://やhttps://などを抜いたドメインのみを記載。例 site:example.com)で検索するとGoogleでインデックスされているページを確認することが出来ます。
もしインデックスされていない場合はサーチコンソールで設定を行ってください。
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各種テストを行って良くない結果が出た場合
モバイル対応やページ読み込みスピードなどのテストを行って評価が悪い場合は改善しましょう。
◆モバイルフレンドリーテスト
◆PageSpeed Insights
SEOが必要ない場合
基本的にはきっちりとしたコンテンツSEOが出来ていればおおむね大丈夫だと思いますが、それでもモバイルファーストインデックス対応など技術的な対策も無視はできないため、基本的にはSEOの施策やGoogleの動向を注視するということはどのような場面でも必須なのです。
つまりはSEOが必要ない場合は「無い」ということです。
まとめ
基本的にはSEOを意識しながらサイトを立ち上げたり、ブログ記事を書いたりすることで、結果的にその都度SEO対策を行っている場合は、あとから特別な施策は必要ないかと思います。
ただそうでない場合はサイトのソースコードを整えたり画像を最適化したり、記事やページのボリュームを増やしつつ良質なコンテンツを構築する必要があると考えます。