弊社では「HRプロ」を運営しながら、人事担当者・責任者のリード(見込み顧客)獲得を通じて、人事支援サービス、人材サービス企業様のマーケティングのお手伝いをしています。
そのなかで、リード獲得に必要なコンテンツ制作のアウトソーシングを請け負うことも多々あります。
コンテンツ制作を行う上で、どの程度のリードがどの位獲得できるのか、企業様のマーケティングKPIを達成していくためにも見立てをしていますし、大筋からずれることはあまりありません。
今回は、人事担当者・責任者のリードを多く獲得できる有効なコンテンツを人事領域別にご紹介します。
人事担当者・責任者のリード獲得に有効なコンテンツ
1つのコンテンツから多くのリードを創出するコンテンツの種類は、ずばり以下の通りです。
1位 調査資料【アンケート調査 結果報告レポート】
2位 ノウハウ本【入門ガイドブック】【マニュアル】【基礎知識】
3位 ツール・個別施策【1つの戦略と3つの施策】【5つのヒント】【質問事例7選】
4位 導入事例【大手企業】
5位 インタビュー・取材記事【著名人の対談記事】
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人事領域別にみたコンテンツの内容
◆採用
新卒採用は毎年入れ替わりがありHRでは唯一季節性のある領域となります。
ですので前年の振り返りと今年の動向をまとめた調査レポートや、月単位での学生と企業の採用動向をテーマにした調査レポートに多くのリードを創出しています。
近年では、インターンシップやダイレクトソーシング(企業がスカウトメールなどを通じて、求職者に直接コンタクトをとりリクルートする方法)など既存の採用手法と一線を画す新たな施策についての意識調査や、実施動向を図るものも出ています。
次に理工系学生の採用、内定辞退防止施策、売り手市場が続く採用市場を切り抜く方法など課題別のノウハウをまとめた資料からも多くのリードを創出しています。
◆教育研修
教育研修の領域で見ると、アンケート調査ではなく、ノウハウであったり、ツール・個別施策といったすぐに使うことのできるコンテンツが多くリードを創出しているのです。
そもそも調査系のコンテンツ自体が露出されていなかったこともあり、ある意味ブルーオーシャンかもしれません。
◆人事労務
人事労務についても、圧倒的に調査系レポートがもっともリードを創出しています。
そのほか人事労務については、メンタルヘルス・産業医、エンゲージメント・離職防止・テレワークや表彰制度などの人事制度など取り扱う領域が多領域となります。
労務では法改正により都度人事の対応が必要となるため、ノウハウや予測や事例などの各テーマにまつわる有効な資料に引き合いがありました。
◆システム
システムについても、圧倒的に調査系レポートがもっともリードを創出しています。
とくに人事システムは、HRテクノロジーやAIなどすべての企業が導入されているわけではないため、他社の導入状況などが知ることができる調査資料は重宝される傾向にあるのでしょう。
またタレントマネジメントや、評価システムなどの事例集・ノウハウ集も引き合いがあり、それ自体や実際の事例などこれから導入する企業向けのコンテンツに引き合いがあります。
獲得したリードの質と量を考える
多くのリードを獲得できるコンテンツを紹介しましたが、1つのコンテンツで大量に獲得できたリードから、すぐ商談化・案件化になるリードはどの程度だと思いますか?
ご存知の方も多くいらっしゃると思いますが、リードはあくまで見込み客(今後、顧客になる可能性がある)であり、その割合は驚くほど高くありません。
リード獲得は、獲得したリードをMA(マーケティングオートメーション)などでナーチャリングし最大限活用し、最終的にマネタイズするためのスタート地点にすぎません。
ですのでリードの量を求めるならば、リードの質(ホットリードなど)とはトレードオフということを念頭において、コンテンツを作成していくことが重要です。
まとめ
◆1つのコンテンツから多くのリードを創出するコンテンツはずばり、調査資料【アンケート調査 結果報告レポート】
◆新卒採用はHRでは唯一季節性のある領域で、前年の振り返りと今年の動向をまとめた調査レポートや、月単位での学生と企業の採用動向をテーマにした調査レポートに多くのリードを創出
◆リード獲得は、獲得したリードをMA(マーケティングオートメーション)などでナーチャリングし最大限活用し、最終的にマネタイズするためのスタート地点にすぎない