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GoogleアナリティクスのトラッキングIDは何ができるの?機能や設定方法を解説!

2022.12.27
読了まで約 5

Googleアナリティクスは、Webサイトに訪問したユーザーの行動を分析できるツールです。Google社が無償で提供しており、Webサイトを運営している人であれば、必ず導入するべきだと言えるでしょう。しかし、GoogleアナリティクスのトラッキングIDを使って何ができるのか、分からない人がまだまだいることも現状です。

そこで本記事では、GoogleアナリティクスのトラッキングIDの概要と、計測IDとの違いを解説します。また、GoogleアナリティクスのトラッキングIDの発行方法や設置方法も説明しますので、ぜひ参考にしてください。

Googleアナリティクスとは?

はじめに、前提としてGoogleアナリティクスの概要を解説します。Googleアナリティクスとは、Google社が提供している無償のデータ解析ツールのことで、Webサイトに訪問したユーザーの行動を分析することができます。

たとえば、訪問したページごとの滞在時間や直帰率、離脱率などの指標が挙げられます。Googleアナリティクスを使えばWebサイトに訪問したユーザーの行動が分析できるので、そこからユーザーが何を求めているのかを考え、改善に活かすことが可能です。

一方で、ユーザーがWebサイトに訪問する前の行動を分析したい場合は、Google Search Console(サーチコンソール)を使います。Googleサーチコンソールでは、クエリごとの検索順位や表示回数、クリック率などを分析できるため、流入数を最大化することが可能です。

SEOやWebサイトの分析・改善を行いたい場合は、これらのGoogleアナリティクスとGoogleサーチコンソールの2つを使いこなせるようになりましょう。

関連記事:コンバージョンレート(CVR)とは!マーケ担当なら知っておきたい計算方法や改善方法!

GoogleアナリティクスのトラッキングIDとは?

ここまで、Googleアナリティクスの概要を解説してきました。ここでは、GoogleアナリティクスのトラッキングIDの概要を解説します。GoogleアナリティクスのトラッキングIDとは、プロパティを識別するためのIDのことです。通常、1つのWebサイトに対して1つのトラッキングIDが発行される仕組みになっています。

GoogleアナリティクスのトラッキングIDは「UA-XXXXXXX-X」で管理されており、対象のWebサイトに設置する際のコードにトラッキングIDが含まれています。トラッキングIDを設置することで、Googleアナリティクス上でさまざまなデータを分析できるようになるので、必ず設置しておくべきタグだと言えます。

なお、トラッキングIDを設置してすぐにアクセス解析ができるわけではなく、通常は数時間〜数日後にデータが反映され始めます。

関連記事:エンゲージメントとは! マーケティングにおける意味合いを徹底解説!

測定IDとトラッキングIDの違いは?

Googleアナリティクスには、トラッキングIDのほかに、計測IDというものが存在します。トラッキングIDは、上述したとおり「UA-XXXXXXX-X」で管理されるものですが、計測IDは「G-123456789」から始まるIDのことです。つまり、IDが何から始まるのかという部分が異なります。

トラッキングIDの「UA」はユニバーサルアナリティクスのことで、従来のGoogleアナリティクスのIDになります。一方の「G」はGA4のことを指しており、分析方法や確認できる指標が異なります。

しかし、Googleは2023年にユニバーサルアナリティクスのサポート停止を発表しており、すべてのWebサイト運営者はGA4に移行する必要があります。現状、GA4への移行が完了していないWebサイトは、早急に移行する必要があるでしょう。

関連記事:Googleアナリティクスのログイン方法とは!設定方法も合わせて解説!

GoogleアナリティクスのトラッキングIDが必要な理由と役割

GoogleアナリティクスのトラッキングIDが必要な理由は、非常にシンプルです。それは、トラッキングIDを設置しなければ、Googleアナリティクスにデータが反映されず、分析できないためです。

Googleアナリティクスは、Webサイトごとに固有のトラッキングIDを発行しており、そこでデータの送受信を行っています。つまり、トラッキングIDがなければGoogleアナリティクスに対してデータを送信できず、データも反映されないということです。

また、データ分析ができないことによる、ビジネス上の弊害も生まれます。たとえば、訪問者数やページごとのCVRが分からなければ、何を改善して良いのかが分からず、売上を伸ばすことができないケースが挙げられます。GoogleアナリティクスのトラッキングIDの設置は難しいことではないため、本記事で解説するとおりに設置するようにしましょう。

関連記事:Twitterアナリティクスを使った分析方法や見方を解説!

GoogleアナリティクスのトラッキングIDの発行方法

ここまで、GoogleアナリティクスのトラッキングIDが必要な理由などを解説してきました。ここからは、トラッキングIDの発行方法を紹介します。

● 「UA-」から始まるトラッキングID
● 「G-」から始まるトラッキングID

それぞれ順番に見ていきましょう。

「UA-」から始まるトラッキングID

従来のユニバーサルアナリティクスを使いたい場合、UA-から始まるトラッキングIDを発行し、設置する必要があります。Googleは2023年にサポートを終了すると発表しているとはいえ、まだまだユニバーサルアナリティクスを使いたい人も多く、UIも分かりやすいです。UA-から始まるトラッキングIDを発行する場合、下記の手順に従いましょう。

● Googleアナリティクスにログイン
● プロパティの作成
● プロパティの詳細オプションを開く
● ユニバーサルアナリティクスをオンにする
● ユニバーサルアナリティクスのみを作成を選択
● 概要を設定する
● トラッキングIDを確認する

上記の手順に沿って進めることで、UA-から始まるトラッキングIDのみを発行することができます。あとは、後述する設置方法に沿って進めましょう。

「G-」から始まるトラッキングID

次に、G-から始まるトラッキングIDの発行方法です。G-から始まるのはGA4であり、2023年にユニバーサルアナリティクスのサポートが終了することを踏まえると、必ず発行を行うべきでしょう。G-から始まるトラッキングIDの発行方法は下記のとおりです。

● Googleアナリティクスにログイン
● プロパティの作成
● 詳細オプションの表示
● ユニバーサルアナリティクスプロパティの作成をオンにする
● Googleアナリティクス4とユニバーサルアナリティクスのプロパティを両方作成
● トラッキングIDを確認する

これにより、G-から始まるトラッキングIDが発行されます。次に解説する設置方法に沿って設置を進めましょう。

関連記事:PV(ページビュー)とは!UUやセッションとの違いも合わせて解説!

GoogleアナリティクスのトラッキングIDの設置方法

先ほどの方法で、GoogleアナリティクスのトラッキングIDを設置するところまで完了しました。ここでは、GoogleアナリティクスのトラッキングIDを設置する方法を紹介します。方法は非常にシンプルで、</head>タグの直前にトラッキングコードを設置するのみです。

</head>タグの直前とは、</head>タグの真上に設置するという理解で問題ありません。直前以外に設置してしまうと、インプレッションの計測漏れなどが発生してしまい、正しく分析することができません。

トラッキングIDを設置すれば、数時間後〜数日後にデータが反映されるようになります。

関連記事:オフライン・オンラインの集客方法17選!集客成功のカギとは?

Googleタグマネージャーを使ってトラッキングIDを設置することも可能

先ほど、GoogleアナリティクスのトラッキングIDを設置する方法を解説しましたが、Googleタグマネージャー(GTM)を使って設置することも可能です。Googleタグマネージャーは、WebサイトやLPに設置するタグをまとめて管理できるツールになります。

Webサイトに設置するタグが多い場合、どのタグが何を指しているのかが分からなくなることがあり、管理が大変です。しかし、Googleタグマネージャーがあればタグの一元管理ができ、運用工数を軽減できます。Googleタグマネージャーを使ってトラッキングIDを設置する場合は、下記の手順に沿って進めましょう。

● ログイン
● アカウントの選択
● タグの作成
● タグの設定
● 測定IDの設定
● 確認と公開

それぞれ順番に解説します。

ログイン

まずは、Googleタグマネージャーにログインしましょう。なお、Googleタグマネージャーは無料で使えるツールであり、管理するタグが増えても料金が発生することはありません。

アカウントの選択

次に、トラッキングIDを設置するアカウントを選択します。仮に、アカウントが1つもない場合は、Googleタグマネージャーの管理画面右上に「アカウントの作成」というボタンがあるため、アカウントの作成から始めましょう。

タグの作成

アカウントを選択したら、次はタグの作成に移ります。管理画面のタグから「新規」をクリックしましょう。

タグの設定

新規のタグを作成したら、タグの設定に移ります。タグタイプは「Googleアナリティクス:GA4設定」を選択すれば問題ありません。なお、ユニバーサルアナリティクスを選択することも可能です。

測定IDの設定

Googleアナリティクスの管理画面から測定IDをコピーし、タグの設定にペーストします。

確認と公開

測定IDや設定に問題がないかを確認し、問題なければ公開します。これで、Googleアナリティクスにデータが反映されるようになります。

関連記事:リライトってなに?SEO効果を高める手法を徹底解説!

まとめ

本記事では、GoogleアナリティクスのトラッキングIDについて解説をしてきました。GoogleアナリティクスのトラッキングIDは、Webサイトごとに固有に発行される、分析のためのIDになります。

トラッキングIDを設置することで、数時間後〜数日後にはデータが分析できるようになり、Webサイトの改善に活かすことができます。まずはトラッキングIDを発行し、Webサイトに設置することから始めてみてはいかがでしょうか。

関連記事:Google search console(サーチコンソール)とGoogle Analytics(グーグルアナリティクス)の違いを解説!使い分け方と連携方法とは

監修者

古宮 大志(こみや だいし)

ProFuture株式会社 取締役 マーケティングソリューション部 部長

大手インターネット関連サービス/大手鉄鋼メーカーの営業・マーケティング職を経て、ProFuture株式会社にジョイン。これまでの経験で蓄積したノウハウを活かし、クライアントのオウンドメディアの構築・運用支援やマーケティング戦略、新規事業の立案や戦略を担当。Webマーケティングはもちろん、SEOやデジタル技術の知見など、あらゆる分野に精通し、日々情報のアップデートに邁進している。

※プロフィールに記載された所属、肩書き等の情報は、取材・執筆・公開時点のものです

執筆者

『MarkeTRUNK』編集部(マーケトランクへんしゅうぶ)

マーケターが知りたい情報や、今、読むべき記事を発信。Webマーケティングの基礎知識から、知っておきたいトレンドニュース、実践に役立つSEO最新事例など詳しく紹介します。 さらに人事・採用分野で注目を集める「採用マーケティング」に関する情報もお届けします。 独自の視点で、読んだ後から使えるマーケティング全般の情報を発信します。

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