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メール配信におけるinvalidとは!エラーメールの一覧と内容を解説!

2022.12.13
読了まで約 6

メール配信をした際に、エラーメールが届いて驚いた経験を持つ人もいると思います。エラーメールはなるべく早く対処しないと機会損失となってしまったり、信頼性を損ねたりとデメリットが多いです。

本記事では、エラーメールの一覧と内容を詳しく紹介します。本記事を読むことで、エラーメールが届いても焦らずに対処できるようになります。

メール配信におけるinvalidとは?

メール配信におけるinvalidとは、無効メールという意味です。受信側のメールアドレスに問題があった時に、メールの配信ができず、エラーメールが戻ってきます。

無効メールになるメールアドレスは、以下の条件に当てはまっていることが多いです。

● メールアドレスとして許されない記号が入っている(セミコロンやコロンなど)
● @が複数入っている、@が入っていない
● ピリオドが2つ以上連続している
● @前の部分がピリオドで終わっている

以上のような標準フォーマットに属していないメールアドレスや、受信側のメールサーバーが存在しないメールアドレスには、メールを送ろうとしても無効となってエラーメールが戻ってきてしまいます。

関連記事:メールマーケティングとは? 実施するメリットや成功のポイントを徹底解説

エラーメールはどこに記載される?

エラーメールは、メール送信後に返信され、メールが送れなかったという意味になります。
エラーメールの情報を読み取れば、エラーメールとなった原因が分かります。エラーメールの情報はヘッダーと、メール本文に書いてある2つの場合があるため、以下で分けて紹介します。

メールヘッダー

メールヘッダーは、差出人や宛先のメールアドレス、メール送信時刻、件名などが記載されている箇所です。メールヘッダーに記載されるエラーメール例は以下の通りです。

● The following addresses had permanent fatal errors —– <メールアドレス>(reason: 550 Host unknown)
● 550 5.1.2 <メールアドレス>… Host unknown (Name server: ドメイン名.: host not found)

エラーメールは全文英語表記です。数字はエラーコードになっています。
上記の例は、ホスト名(@より後ろの部分)が存在しないメールアドレスだという意味になります。

メール本文

メール本文に書かれているエラー内容で意味が変わるため、代表的なものを表にまとめました。

本文に書かれている内容 エラーの意味
User unknown 送信したメールのユーザ名(@より前の部分)が存在しない
Host unknown/host not found 送信したメールのホスト名(@より後ろの部分)が存在しない
the file 〇〇 has been infected with the virus △△

送信したメールがウイルスに感染している

〇〇はファイル名、△△はウイルス名

Message size exceeds remaining quota 送信先相手のメールボックスが容量過多で受信ができていない
Message exceeds maximum fixed size 添付ファイルサイズが大きすぎる
メールで送信できる一通あたりのサイズを超えている
Message could not be delivered for 5 days 5日以上メールを送ることができなかった

エラーメールは英文で書かれているため、戸惑うこともあるかもしれません。しかし、以上の内容を見つけることができれば、簡単にエラーメールとなった原因を見つけられます。

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エラーメールの一覧と内容

エラーメールが戻ってきたときは、ヘッダーと本文を見れば、エラーコードと理由が記載されているため原因が分かります。以下で、エラーメールの一覧と内容を紹介します。

550 Unknown user Status:5.2.0

本文に「reason:550 Unknown user」ヘッダーに「Status:5.2.0」と記載がある場合です。

受信者側の設定にエラーの原因があります。以下の設定を行っている可能性があります。

ドメイン指定拒否
● なりすましメール拒否
● パソコンからのメール拒否

携帯によっては、初期状態が以上のような受信拒否設定になっているときがあるため、確認が必要です。

550 Unknown user Status: 5.1.1

本文に「reason:550 Unknown user」ヘッダーに「Status:5.1.1」と記載がある場合です。

送信先のメールアドレスが存在していないのが原因です。メールアドレスを間違えている可能性があります。

550 Invalid recipient Status: 5.1.1

本文に「reason:550 Invalid recipient 」ヘッダーに「Status:5.1.1」と記載がある場合です。

送信先のメールアドレスが存在していないのが原因です。メールアドレスを間違えている可能性があります。

550 Requested action not taken: mailbox unavailable

本文に「reason:550 Requested action not taken 」ヘッダーに「Status:5.1.1」と記載がある場合です。

送信先のメールアドレスが存在していないのが原因です。メールアドレスを間違えている可能性があります。

552 Message size exceeds

本文に「reason:552 Message size exceeds 」ヘッダーに「Status:5.3.4」と記載がある場合です。

受信側のメールボックス保存容量が、規定容量を超えているのが原因です。新しいメールを受け取れる状態になっていません。

exceeds size limit

本文に「message size 〇〇〇 exceeds size limit △△△ of server」と記載がある場合です。 〇〇〇と△△△には数値の記載があります。

原因は、受信側のメールボックス保存容量が規定容量を超えているからです。新しいメールを受け取れる状態になっていません。

Status: 5.1.2

本文がなく、ヘッダーに「Status: 5.1.2」と記載がある場合です。
ホスト(送信先サーバー)が存在しないのが原因です。メールアドレスが間違っている可能性があります。

Status: 4.4.7

本文がなく、ヘッダーにStatus: 4.4.7と記載がある場合です。ホスト(送信先サーバー)は存在しているけれど、相手のメールサーバー設定に問題があるケースになります。

関連記事:勝手に送りつけてはいませんか?メルマガ配信で注意したいオプトイン・オプトアウトとは?

大手フリーメールには独自のエラーコードあり

大手のフリーメール、GmailやOutlookには独自のエラーコードが存在します。以下でエラーコードの例を紹介します。

Gmail

Gmailの代表的なエラーコードを表にまとめました。

エラーコード メール本文に書かれている内容 エラーの原因
421, “4.4.5” Server busy, try again later. サーバーが過稼働状態のため。しばらくしてからもう一度試す
421, “4.7.0” Temporary System Problem. Try again later. システムの一時的な問題。
しばらくしてからもう一度試す
450, “4.2.1” The user you are trying to contact is receiving mail at a rate that prevents additional messages from being delivered. Please resend your message at a later time. If the user is able to receive mail at that time, your message will be delivered. For more information, see Limits for sending & getting mail. 送信先のユーザーが大量のメールを短期間に受信しているため、これ以上受信できない。
しばらくしてからもう一度試せばメールは正常に届く
451, “4.3.0” Mail server temporarily rejected the message. メールサーバーで一時的にメールが拒否されているため

Yahoo!メール

以下の表に、Yahoo!メールの代表的なエラーコードをまとめました。

エラーコード メール本文に書かれている内容 エラーの原因
443 CNAME lookup failed temporarily. (#4.4.3)
I’m not going to try again; this message has been in the queue too long.
宛先のドメインが不正であるため。メールアドレスが間違っている可能性がある
550 IPアドレス does not like recipient.
Remote host said: 550 … User unknown
Giving up on IPアドレス
宛先のメールアドレスが間違っている、もしくは別のメールアドレスに変更されている可能性があるため
554 (受信者のメールアドレス):IPアドレス does not like recipient.
Remote host said: 554 (送信者のメールアドレス):
Recipient address rejected: Access denied Giving up on IPアドレス
該当サーバーが宛先への中継が拒否されているため。宛先側で受信拒否設定を行なっている可能性がある
554 delivery error:dd Sorry your message to (受信者のメールアドレス)cannot be delivered. This account has been disabled or discontinued. 宛先のメールアドレスが何らかの理由で利用停止されている状態のため

Outlook

Outlookの代表的なエラーコードとエラーの原因になります。

エラーコード エラーの原因
421 RP-001 Outlook.comサーバーに接続しているメールサーバー IP が、許可されたレートの制限を超えたため
550 SC-001 ポリシーを理由にメールが Outlook.com によって拒否されたため
550 SC-004 ポリシーを理由にメールが Outlook.com によって拒否されたため。この IP アドレスから送信されたメールに関する苦情を受け取っている
550 OU-002 ポリシーを理由にメールが Outlook.com によって拒否されたため

関連記事:Gmailアカウントの作成からログインまで基本的な使い方を解説

エラーメールがあるとマーケティングにどう影響する?

メール配信を行っている際に、よくエラーメールは起こります。素早く原因を見つけて対処しなければマーケティングに多大な影響が出てしまいます。どう影響するのか、以下で詳しく解説します。

ビジネスで信頼性を損ねる可能性がある

エラーメールの原因を見つけて素早く対処しないと、信頼性を損ねる可能性があります。

エラーメールが原因で、必要とされている情報が届いていなかったり、問い合わせがあったのに返答ができなかったりするからです。

自社に影響があるだけではなく、最悪の場合、取引先やクライアントにまで影響が及びます。

エラーメールが原因で、顧客からも、取引先からも信頼を失う可能性があります。

新規の営業で機会損失が起こる

エラーメールが原因で、計画していたメール配信が行えなかった場合、新規の営業ができていないことになります。その結果、機会損失が起こってしまいます。

新規の営業ができていれば、新たな顧客を獲得するなど、得られるであろう利益があります。しかし、エラーメールが原因で新規の営業ができていなかったために、利益が得られなかったからです。

エラーメールが原因でメール配信ができないと、新規の営業で機会損失が起こります。

メルマガ配信の場合は売上が損失することも

メルマガ配信で商品を売る場合にメールが届かなかったら、メールが届かない件数分だけ売上に損失が出ることもあります。仮に1メール当たりの顧客単価が10,000円の場合、10件届かなかったら10万円の損失です。

エラーメールが原因でメルマガ配信ができなかったら、メールが届かない件数分売上が減ってしまいます。

関連記事:メルマガとは?配信の目的やメリット、開封率が上がる作り方

関連記事:BtoBで効果を出すメルマガ活用術を解説!作成~配信時に意識したいポイント

まとめ

本記事では、メール配信が無効となるエラーメールについて解説しました。エラーメールは英文のため、対処するのが難しいと思われるかもしれません。しかし、エラーコードを確認すれば、原因がすぐに分かり正しく対処することができます。

また、原因はメールアドレスの不備であることが非常に多いです。メールが届かない場合は、まずはメールアドレスが間違っていないか確認しましょう。

エラーメールの対処が遅れると、機会損失が起こるだけではなく、信頼性を損なう可能性もあります。本記事を参考にして適切に対処しましょう。

監修者

古宮 大志(こみや だいし)

ProFuture株式会社 取締役 マーケティングソリューション部 部長

大手インターネット関連サービス/大手鉄鋼メーカーの営業・マーケティング職を経て、ProFuture株式会社にジョイン。これまでの経験で蓄積したノウハウを活かし、クライアントのオウンドメディアの構築・運用支援やマーケティング戦略、新規事業の立案や戦略を担当。Webマーケティングはもちろん、SEOやデジタル技術の知見など、あらゆる分野に精通し、日々情報のアップデートに邁進している。

※プロフィールに記載された所属、肩書き等の情報は、取材・執筆・公開時点のものです

執筆者

『MarkeTRUNK』編集部(マーケトランクへんしゅうぶ)

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