「Webマーケティング」は自社で行わなければならないと思っている方は多いのではないでしょうか?アウトバウンドマーケティングを実施してきて、さらに売り上げを伸ばす施策としてWebマーケティングを行おうと考えてはいるものの、
「会社にWebマーケティングに詳しい人がいないからどうやって行えばいいのかわからない」
「本格的にWebマーケティングを実施したいけれど、どこから手を付ければいいのかわからない」
このように考えている企業も少なくないでしょう。
しかし、Webマーケティングは自社で行う必要はなく、外注する方法もあります。
そこで今回は以下のトピックについて解説します。
・Webマーケティングは外注に依頼できる
・Webマーケティングを外注するメリット4選
・Webマーケティングを外注する際の注意点
・Webマーケティングを外注するなら抑えておくべきポイント
この記事はWebマーケティングを外注するメリットや注意点などについて解説します。これからWebマーケティングという角度から会社を大きくしたいと考えている方は是非参考にしてください。
目次
Webマーケティングは外注に依頼できる
前述したようにWebマーケティングは外注が可能です。むしろWebマーケティングのノウハウを持っていない企業は、外注を活用した方が高い効果を得られる可能性があります。では、なぜ外注した方がいいのでしょうか。
Webマーケティングはなぜ外注が必要なのか
Webマーケティングのノウハウを持っていないのであれば外注をするのも有効な手段のひとつです。なぜならば、Webマーケティングの世界は移り変わりが激しく、情報やトレンドを読み続けることがとても難しいからです。そのため、ノウハウを一から溜めて成果を出すには非常に時間がかかります。
また、SNSやオウンドメディア、メルマガなどWebマーケティングには非常に業務が多い背景もあり、自社の限られたリソースだけではなおさらノウハウが溜まりにくいものとなっています。しかし、外注を活用すると、Webマーケティングのプロが実施してくれるため効果が出やすいです。しかも、プロの仕事に関わる機会が増えるので自分たちで手探りで行うより圧倒的にノウハウが溜まりやすくなります。さらに、Webマーケティングの業務を外注することによって、自身の行わなければならないコアな仕事に集中できます。結果的に売り上げが高くなるケースも多いでしょう。そのため、Webマーケティングは外注するのが一般的になっています。
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Webマーケティングを外注するメリット4選
ここからは具体的にWebマーケティングを外注する4つのメリットについて解説していきます。Webマーケティングに対する知見が少ない企業であれば外注するメリットは非常に大きくなります。しっかり把握しておきましょう。
社内のリソースを割かなくてよい
Webマーケティングは様々な手法があり、その分様々なタスクが発生します。各種SNSの運用や広告だけでなく、さらに成果を上げるために分析を行う必要があったりと非常にタスクが多いです。これほどたくさんのタスクに対して自社だけで対応しようとすると社員への負担は非常に大きくなることは避けられないでしょう。また、膨大なタスクを、限られたメンバー、時間の中で実施し、成果を向上させるのは非常に難しいです。そのため、社内のリソースを割かずに外注した方が、効果面でもメリットが大きくなります。
自社の重要な業務を集中して実施することができる
外注を活用することで、社員たちが自社の重要な業務に集中できる時間が増えることにも繋がります。外注すれば慣れないWebマーケティングに時間を割くことなく、社員の教育や会社の人事評価の仕組み、採用などに力を注ぐことができます。そうなると長期的な目線で会社の売り上げは大きく変わるでしょう。
Webマーケティングのプロに任せられる
Webマーケティングはアウトバウンドマーケティングと違い、急速に顧客の反応率やトレンドが変化します。昨日まで反応率や受注率が高くても、次の日には数値が低下していくような厳しい世界です。そんな厳しいWebマーケティングの世界を勝ち抜くノウハウを一朝一夕で身につけるのはほぼ不可能と言っても過言ではありません。
よって、下手に手探りでWebマーケティングを自社で行うよりも、外注してプロの力を借りる方が早く成果を出すことができ、会社にとってメリットが大きいでしょう。
常に新しいマーケティングの情報を取り入れられる
外注することにより、Webマーケティングのプロの視点や考え、トレンドになっている情報を知ることができるメリットもあります。企業のマーケティング担当者は、施策を行ったにもかかわらず結果がなかなか伴わないと、自分のマーケティング手法が本当にあっているのか疑問を持ってしまいます。そして、その疑問を人に相談できず悩んでいる方も多いです。また、自社の社員を一から教育していくよりも、外注により実際に働いている人と時間を共にする方が自社にとって得るものは大きいでしょう。
このことからもマーケティングのプロの考えや視点を知ることのできる外注は自社の社員にとっても価値が高いです。
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Webマーケティングを外注する際の注意点
Webマーケティングを外注する際は主に以下の2つに注意しなくてはなりません。
特にWebマーケティングの知識がない企業は注意しておかないと後々失敗する可能性が高いです。外注する際はしっかり注意点を確認してから外注しましょう。
費用がかかる
当然ですが、外注するには費用が掛かります。特にWebマーケティングは即効性の高いものではなく、地道な積み重ねが必要なので中長期的に考える必要があります。
また、Web上のトレンドやルールは定期的に変更されるので、その変更に適した修正やブラッシュアップ、施策を打つ必要があります。これらのことから外注するときは継続コストを前提にして考えておくようにしましょう。
自社での内製化に繋がりにくい
外注の注意点として、自社での内製化に繋がりにくいことが挙げられます。なぜならば、Webマーケティングの施策外注に依頼することで、ノウハウが溜まりにくく、また契約が終了すると分析のデータなども残らないからです。ノウハウがなかなか溜まらないと自社でWebマーケティングを行うことは非常に時間がかかるでしょう。また、基本的に外注すると具体的な施策に関わることがほとんどなく、仮にノウハウが共有されても経験値がないので上手く生かすことができない可能性も高くなります。
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Webマーケティングを外注するなら抑えておくべきポイント
ここからは、実際に外注する際に押さえておくべきポイントを解説します。外注のメリットや注意点を理解しても実際に行うことは全く別物です。具体的に5つ解説するので、外注する際は必ず押さえておきましょう。
外注業者に任せきりにはしない
Webマーケティングは非常に専門的な領域であるため、外注すると外注業者に任せきりになることが多いです。しかし、分からないからと言って任せきりにしていると外注業者とコミュニケーションが取れず、思ったような成果が出ない場合がよくあります。実際にWebマーケティングの外注が上手に行えている会社は外注業者と目標の数値のすり合わせやどのようなブランディングをしたいのかなど綿密にコミュニケーションを取っています。外注の仕事であっても自社の仕事の一つであると考えて任せきりにならないように気を付けましょう。
自社でも少しずつノウハウを身に付ける努力をする
外注業者にWebマーケティングを全て任せているからといって、何もしなくてはいいわけではありません。外注業者が携わっている間に少しでもWebマーケティングのノウハウを身につける努力をしていきましょう。
いずれ外注業者との契約が切れた時にまた新たな外注業者と関係を築くのも大変ですし、外注業者がいないと成立しないような状況だと後々困る場合が多くなります。また、どのような業務を行っているか全く分からない状態のまま外注していると、外注を活用している効果はあるのか、外注はきちんと依頼分の業務を行っているのかということが理解できません。このように自社の損を防ぐという意味でもWebマーケティングについて知る努力をしましょう。
少しずつノウハウが溜まっていくと毎回の外注業者との打合せがスムーズになりますし、結果的に会社の成長速度が早まることに繋がります。またノウハウが溜まれば、いずれ自社でWebマーケティングを行える可能性もあります。必ず自社内でもWebマーケティングを知る努力をしましょう。
依頼する内容や範囲、費用は明確にしておく
Webマーケティングを依頼する内容や範囲、費用は明確にしておきましょう。
内容や範囲を曖昧にして、外注業者が主導権を握って取り仕切るようになると、考えていた目標や内容とずれ始めてしまい、後々大きく失敗する可能性も考えられます。そうならないためにも、まずはどうしてWebマーケティングをするのか、Webマーケティングを行ってどうしたいのか、といった目的を明確にしておきましょう。目的を明確にさせると道筋が見えてきて、依頼する内容や範囲が決まってきます。内容や範囲が決まると必要な費用も自ずと決まってくるので、まずは目的を決めることが重要です。
実施する前に目標を定めておく
実施する前に数値の目標を定めておくことも外注を成功させるためのポイントです。
例えば、『一年後にホームページのアクセス数を今の○○倍にして、Webで月○○件契約を取る』といったように具体的な数値の目標を定めましょう。これらの数値は外注業者が設定するものでなく、依頼した企業が自主的に決めていかなくてはなりません。そのため、外注業者に依頼する前に決めるか、遅くとも外注業者との擦り合わせの時点で、ある程度の数値の目標は必ず定めておきましょう。
Web制作から運用まで一貫して実施できる外注を選ぶ
Webマーケティングは各種SNS、SEO対策、広告運用など幅広い分野でのシナジー効果を発揮させて初めて大きな力を生み出します。そのため、基本的にWeb制作やSNS運用、LPだけといったピンポイントの外注ではなく、一貫して外注業者に委託するのがオススメです。費用を安く抑えたいからと言って、WebサイトやLPを安く作ってくれる業者に委託すると、当然Web全体の統一感や初めて訪れたユーザーに与える自社のイメージもブレてしまう危険性があります。多少お金がかかっても全てを外注した方が、企業のブランドイメージを強く印象付けることができるので、実際に行うのであれば思い切って全てを一貫して外注しましょう。
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まとめ
Webマーケティングは非常に早いスピードでトレンドやルールが変化していきます。
そのため、ノウハウが少ない状態のまま自社でWebマーケティングを行うと、なかなか成果を得られずに時間とお金を無駄にし続けるでしょう。最初は費用をかけてでも全てを外注業者に委託して、少しずつ学んでいくことをオススメします。その方が最短で効果が現れ、ノウハウもたまりやすいので、長期的に見て最も得をするでしょう。
一度大きくWebマーケティングの効果が出るまでは大変ですが、効果が出れば売り上げだけでなく、知名度、ブランドイメージなどメリットが非常に大きいです。このため、まずはWebマーケティングを外注するところから始めましょう。