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アプリ(app)とは?誰にでもわかるように解説します!

2024.9.5
読了まで約 8

スマートフォンが急速に利用されるようになってから、比例するようにアプリという言葉もよく聞くようになりました。しかし、アプリという言葉が具体的に何を指しているのか、アプリの中でも違いがないのかと疑問に感じる人も多いかもしれません。

そこで本記事は、アプリの概要や特徴を分かりやすく解説します。また、アプリを利用するメリットや、無料アプリと有料アプリとの違いなども解説しますので、ぜひ参考にしてください。

アプリとは?

まずは、アプリの概要から解説します。アプリとは、アプリケーションソフトウェアの略称であり、スマートフォンやタブレット、PCなどのデバイスで利用できます。スマートフォンで利用できるアプリの中でも、特に有名なのはLINEやInstagramなどが挙げられます。

アプリの種類は非常に多く、Excelも表計算アプリの1つとして分類されます。アプリは、特定の目的や業務を遂行するために作られるものであり、LINEであればチャットコミュニケーションを、Excelであれば表計算を行うために作られています。

また、アプリの中でも無料と有料のものが存在しており、有料のものであれば、無料アプリよりも多くの機能が搭載されているケースが多いです。アプリを活用すれば、日常生活やビジネスのあらゆる場面で作業を効率化できるでしょう。

参考記事:コロナ禍の自粛で激戦化したアプリ市場。成果を出した楽天市場とメルカリの広告戦略

アプリはどこから利用できる?

アプリを利用する際は、アプリストアでダウンロードして端末にインストールします。アプリストアは、下記2つが代表的です。

● App Store
● Google Play Store

App Store

App Storeは、Apple(アップル)が運営しているアプリストアサービスです。主に、iPhoneやiPad用のアプリケーションをダウンロードできます。

また、企業向けのアプリはもちろん、個人が趣味として作ったアプリもApp Storeに公開できます。もちろん、App Storeが定める一定の審査に合格する必要があります。

Google Play Store

Google Play Storeは、Google(グーグル)が運営しているアプリストアサービスです。「Google Play」と呼ばれることもあります。Androidのスマートフォン、タブレットには、標準でGoogle Play Storeがインストールされています。

Webアプリケーション

App StoreやGoogle Play Storeは、どちらも特定のアプリをインストールできるサービスですが、その他、Webブラウザでのみ起動する、Webアプリケーションというサービスも存在します。

Webアプリケーションの場合、App StoreやGoogle Play Storeからアプリをインストールする必要はなく、WebアプリケーションのURLから開くことができます。

Webアプリケーションの中には、ログイン機能や会員登録機能が付いているものもあり、それぞれのWebアプリケーションによって特徴は大きく異なります。

企業向けのアプリケーションサービスは、主にWebアプリケーションという形で提供されていることが多いです。

関連記事:無料アプリの広告に全ユーザーの36%が好意的(Criteo調べ)

アプリを使うメリット

昨今では、ビジネスではもちろん、日常生活でも多くのアプリが使われています。では、アプリを使うメリットはどのようなものがあるでしょうか。代表的なメリットは下記の3つです。

● 日常生活のあらゆるシーンで役に立つ
● インターネットがなくても利用できるアプリがある
● インストールすればすぐに利用できる

日常生活のあらゆるシーンで役に立つ

アプリは、現在では日常生活で幅広く利用されており、日々の暮らしになくてはならない存在とも言えます。たとえば、天気予報アプリをインストールすれば、簡単に今日の天気や週間天気を確認することが可能です。

また、ガラケーが主流だった頃は、メッセージサービスといえばメールが主に使われていました。しかし、LINEをインストールすれば、気軽に友人や同僚などとメッセージのやり取りができます。

インターネットがなくても利用できるアプリがある

アプリの中には、インターネットに接続できる環境がなくても利用できるものがあります。

たとえば、音楽配信アプリの中には、一度音楽をダウンロードしてしまえば、インターネットに接続しなくても音楽をいつでも聞くことができるものがあります。また、スマートフォンゲームの中にも、アプリをインストールさえすれば、オフライン環境でいつでもプレイできるものがあります。

さらに、自分に何らかの危険が及んだときに、あらかじめ登録しておいた連絡先にすぐに通報できるものも存在します。このようなアプリは、小さなお子様がいる親御さんには非常に役立つものではないでしょうか。

インストールすればすぐに利用できる

アプリは、基本的にインストールすればすぐに利用できるというメリットがあります。そのため、細かく個人情報を入力しなければならないなど、手間のかかる煩わしい作業が必要ありません。

もちろん、セキュリティリスクの高いアプリは詳細な個人情報が必要になる場合がありますが、大半のアプリはインストールしてすぐに利用できます。

また上述したように、Webアプリケーションサービスであれば、端末にインストールしなくても利用することが可能です。

関連記事:WAF(Web Application Firewall)とは?セキュリティの仕組みや基礎を徹底解説!

無料アプリと有料アプリの違いは?

ここまで、アプリの特徴やメリットを解説してきましたが、上述したとおり、アプリには無料アプリと有料アプリの2つが存在します。

無料アプリと有料アプリは、主に機能面に違いがあります。一定範囲までは無料で利用できるものの、その範囲を超える場合は有料になるというイメージです。

もちろん、上記のようなケースの大半は、有料版になる前に確認画面などが表示されるので、自動的に課金されてしまうことはありません。しかし、一部のアプリでは自動的に課金されてしまうことがあるので注意が必要です。

ただし、このようなケースにおいても、そもそもアプリの登録時に「〇〇を越えたら自動的に課金されます」などのような注意画面が出るので、見落とすことがないように注意しましょう。

加えて、有料版であれば、無料アプリよりもさらに日常生活やビジネスシーンでさまざまな作業を効率化できるため、お気に入りのアプリがあれば試しに課金してみるのもいいでしょう。

関連記事:httpとhttpsの違いとは?セキュリティの観点も踏まえ解説!

アプリとブラウザの違い

アプリとブラウザとの違いが今ひとつ分からないという方も多いでしょう。アプリとブラウザでは、主に以下のような違いがあります。

● 使用用途の違い
●  自由度の違い
●  ユーザー流入経路の違い
●  定着率の違い

使用用途の違い

アプリとブラウザでは、まず使用用途に違いがあります。特定のサービスを継続利用したい場合にはアプリの方が適しています。

ダウンロードを行い、自分のスマートフォンやタブレット、PCなどにインストールして利用するため、余計な情報が入らず作業に集中できます。

一方ブラウザは、幅広い情報を収集したい場合などに適しています。ダウンロードやインストールを行わなくても、起動するだけでさまざまな情報が表示され、ユーザーはブラウザを更新するだけで新しい情報を入手できます。このような理由から、情報収集作業などを行う場合にはブラウザのほうが適していると言えます。

自由度の違い

アプリとブラウザでは、自由度や使い勝手の面でも違いがあります。アプリは対象作業に特化して開発されており、非常に高機能で自由度が高いことが特徴として挙げられます。

優れた操作性や自由度の高いカスタマイズ性、通信容量の軽量化など、対象作業をスムーズにストレスなく実行し続けられることを想定して作られています。

対象の「作業」に対する自由度が高いのがアプリである一方、ブラウザは多岐にわたる「用途」に対しての自由度が高い媒体であると言えます。

幅広い情報収集や調査、情報の共有など、幅広い用途に対して非常に使い勝手がよく高い自由度があります。

ユーザー流入経路の違い

アプリとブラウザでは、ユーザーの流入経路に明確な違いがあります。アプリはGoogle PlayやApp Storeなど、アプリストアやアプリを提供しているWebサイトからのダウンロードが主なユーザー流入経路となります。

一方、ブラウザのユーザー流入経路は、GoogleやYahoo!、Bingなどの検索エンジンが主な流入経路となります。こういった流入経路の違いから、ユーザーを獲得するための「力の入れどころ」にも違いがあります。

アプリはダウンロードされただけでは1ユーザーとはカウントされず、インストールして使用されて初めて1ユーザーとカウントされます。そのため、まずはユーザーに「インストールして使用してみよう」と思わせるようなアプリにする必要があります。

一方ブラウザは、検索キーワードで引っかからなければユーザーは流入してきません。そのためブラウザに関しては、クラウドアプリなどの質よりも、まずはSEO施策に重点を置くことが求められるのです。

関連記事
SEO対策をまずは自分でやるには?初心者がすぐに取り組める手法を解説!
SEOの基礎知識と重要性、UX向上との関連は?

定着率の違い

アプリとブラウザでは、ユーザーの定着率にも違いがあります。アプリは、まずユーザーがそのアプリに関心を持ち、自らの意思によって購入またはインストールします。そして、自分がそのアプリを今後も必要だと判断した場合、継続利用していきます。

一方ブラウザは、一時的な疑問の解決に利用されたり、検索結果によってたまたまそのWebサイトを訪れたりする場合が多く、定着にはつながりづらい傾向があります。このようなユーザーの関心の度合いが、定着率の違いとなって表れるのです。

アプリをインストールする際の注意点

アプリはさまざまな作業などを効率化できる便利なツールですが、インストールする際の注意点も知っておく必要があります。注意点を知らない場合、思わぬリスクが発生する恐れがあります。アプリをインストールする際の注意点は下記のとおりです。

● アプリに危険性がないか確認する
●  無料アプリ・有料アプリの違いを理解する

アプリに危険性がないか確認する

はじめに、アプリに危険性がないかを確認しましょう。そもそも、スマートフォンにインストールするようなアプリは、App StoreやGoogle Play Storeの審査に通る必要があります。

そのため、セキュリティ面で危険性が高いようなアプリは審査に通らないため、それほど心配する必要はありません。

しかし、中には危険性を有していても何らかの要因で審査に通過してしまうようなアプリも存在します。アプリの安全性を見極めるために、アプリのインストール画面の口コミと、インターネットやSNS上の口コミは確認するようにしましょう。

「インストールしたらスマートフォンが動かなくなった」などの口コミが見られた場合、そのアプリをインストールしてはいけません。

無料アプリ・有料アプリの違いを理解する

次に、無料アプリと有料アプリの違いを理解することが大切です。最初から有料のアプリとしてアプリストアサービスに登録している場合、インストールする時点で課金する必要があります。

このようなケースでは、有料のアプリを自ら選択しているので問題はありません。しかし、前述したように無料アプリの中には、一定範囲を超えると課金されるサービスも存在します。

思わぬところで課金されることがないよう、事前にどこで課金されるのか、どこまでは無料で利用できるのかを必ず確認してください。

関連記事:今さら聞けないアプリケーションの基礎知識。アプリ開発のメリットやASO対策ってなに?

企業が自社アプリを導入するメリットとデメリット

ここからは、企業が自社アプリを導入するメリットとデメリットを解説します。

● 企業が自社アプリを導入するメリット
● 企業が自社アプリを導入するデメリット

企業が自社アプリを導入するメリット

企業が自社アプリを導入するメリットとしては以下が挙げられます。

● 自社のブランディング戦略に活用できる
● アイコンからブランドを想起させる効果が期待できる
● ブラウザよりアプリの方が利便性が高い
● プッシュ通知が利用できるようになる
● 業務の効率化が期待できる

自社のブランディング戦略に活用できる

自社サービスを利用しているユーザーへ自社開発のBtoCアプリを提供することにより、ユーザーの利便性を上げることができます。

利便性が上がればユーザーの利用頻度向上も期待でき、ひいてはファン化へつながる効果も期待できます。

また、ポイントの付与やクーポンの発行、アプリ限定のタイムセールなど、ユーザーにとって嬉しいサービスも行えるようになり、ユーザーを囲い込む戦略も打ち出せるようになります。

自社アプリをユーザーへ提供できれば、こういった様々なブランディング戦略でユーザーをつなぎとめておくことができるでしょう。

関連記事:ブランディングの本当の意味を知る!正確に把握して始めよう!

アイコンからブランドを想起させる効果が期待できる

自社開発アプリがユーザーのスマートフォンやPCにインストールされると、そのアイコンがホーム画面やホットシートなどに表示されるようになります。

このアイコンは各企業において、ひと目見ただけで自社を連想してもらえるようなデザインとして工夫されている場合が多く、自社ブランドの要素のひとつとして宣伝効果があります。

スマートフォンやPCを開いてこのアイコンを目にするたび、ユーザーに自社のことを想起してもらえる効果が期待できるのです。

ブラウザよりアプリの方が利便性が高い

ブラウザを経由するより、アプリの方が簡単に当該サービスにアクセスできます。ブラウザを利用してアクセスする場合、以下の3アクションが必要になります。

1. ブラウザの起動
2. 検索をかける、もしくは「ブックマーク」及び「お気に入り」から探す
3. 公式サイトへアクセスする

一方、アプリがインストールされていれば、ホーム画面などから1アクションで当該サービスへアクセスできます。
このようにアプリは利便性が高いため、自社でアプリを開発しユーザーへ提供できれば、自社サービスの利用頻度を高められる効果が期待できるのです。

プッシュ通知が利用できるようになる

プッシュ通知はユーザーがメールなどを確認しなくても、アプリが自動的にお知らせを表示してくれる機能です。設定にもよりますが、ユーザーがゲームをしていたり、何か他の作業をしていたりするときでもリアルタイムに通知が表示されます。

この機能により、企業側は自社の情報などを素早く送ることができ、ユーザー側もそれを即座に確認しやすくなっているのです。

業務の効率化が期待できる

自社開発アプリが社内向け、またはBtoB向けである場合、業務の効率化が期待できます。通常紙媒体を利用して行う管理業務や報告業務、事務作業の数々をデジタル媒体に移行させることにより、作業工数や作業時間の削減、ヒューマンエラーの減少などが期待できます。

また上項目「プッシュ通知が利用できるようになる」でも解説した通り、従業員に対してプッシュ通知が行えるようになれば、重要な社内通達や緊急時及び災害時における速報などもいち早く届けることができるでしょう。

企業が自社アプリを導入するデメリット

自社アプリを開発するメリットが多い一方で、デメリットもあります。それが以下の項目です。

● 開発コストがかかる
● 更新作業や不具合への対応が必要
● ダウンロードされるまでのハードルが高い

開発コストがかかる

アプリ開発には多額の開発コストがかかります。まず自社にアプリ開発に携われるプログラマーやシステムエンジニアといった人材がいない場合は、人材を新たに確保するか、外注に依頼する必要があります。

また「iOS」や「Android」、「Windows」や「Macintosh」など、OSごとの費用も発生するため、これらも考慮した上でリソースを割かなくてはなりません。

更新作業や不具合への対応が必要

アプリはOSがアップデートされるたびに不具合が発生する可能性も高くなるため、常にアプリ側にも更新作業が必要となります。

また不具合が起これば、ユーザーも使い続けることができないため、改修作業に追われることになるでしょう。こういった状況にも保守費用が発生したり、人的コストがかかったりすることがあるのです。

ダウンロードされるまでのハードルが高い

アプリは、一度ユーザーに気に入られて継続利用してもらえれば、その後も末永く利用してもらえる可能性が高い媒体です。

しかしながら、最初の段階であるダウンロードまでのハードルが高く、なかなかそこまでには至りません。

また、ダウンロードされてンストールされたものの、そのアプリが気に入られなければ、すぐにアンインストールされてしまうという可能性もあります。こういったユーザーとのマッチングも利用継続までの高い障壁となっています。

まとめ

本記事では、アプリに関して解説をしてきました。アプリとは、アプリケーションソフトウェアの略称であり、スマートフォン向けのアプリ、PC向けのアプリなど数多く存在します。

そしてアプリには、アプリストアサービスからインストールするものと、インストールしなくても使えるブラウザ上で使うことのできるWebアプリケーションもあります。

アプリが身近になり誰もが簡単に使えるようになりましたが、無料だが危険性のあるものや、実は有料で高価なアプリも存在しています。

日常生活やビジネスシーンなど、自分が想定しているシーンに合わせて、自分に役立ちそうなアプリを探してみてはいかがでしょうか。

監修者

古宮 大志(こみや だいし)

ProFuture株式会社 取締役 マーケティングソリューション部 部長

大手インターネット関連サービス/大手鉄鋼メーカーの営業・マーケティング職を経て、ProFuture株式会社にジョイン。これまでの経験で蓄積したノウハウを活かし、クライアントのオウンドメディアの構築・運用支援やマーケティング戦略、新規事業の立案や戦略を担当。Webマーケティングはもちろん、SEOやデジタル技術の知見など、あらゆる分野に精通し、日々情報のアップデートに邁進している。

※プロフィールに記載された所属、肩書き等の情報は、取材・執筆・公開時点のものです

執筆者

『MarkeTRUNK』編集部(マーケトランクへんしゅうぶ)

マーケターが知りたい情報や、今、読むべき記事を発信。Webマーケティングの基礎知識から、知っておきたいトレンドニュース、実践に役立つSEO最新事例など詳しく紹介します。 さらに人事・採用分野で注目を集める「採用マーケティング」に関する情報もお届けします。 独自の視点で、読んだ後から使えるマーケティング全般の情報を発信します。

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