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YouTubeショートとは。収益化はできる?動画投稿の方法や作り方のコツを解説

2022.9.1
読了まで約 5

現在、世界中でショート動画が流行しているのをご存じでしょうか?特に、世界最大の動画
共有プラットフォームであるYouTubeでは「YouTube Shorts」としてショート動画のサービスを展開しており、注目を集めています。「YouTube Shorts」を使えば、動画編集ソフトやカメラといった機材をわざわざ揃えずとも、スマートフォン1台で気軽に動画制作・投稿が実施できるのです。その手軽さから多くの人々や企業が積極的にショート動画を投稿しています。

そこで今回の記事では、YouTubeのショート動画の概要や活用するメリット、YouTubeのショート動画の投稿のコツについて解説していきます。

YouTubeショート動画とは

YouTubeショート動画とは、従来のYouTubeの動画とは違い、最大60秒までの動画サービスのことです。スマホでの視聴を前提としているので縦型の動画となっています。スマートフォンと YouTube アプリがあれば誰でもショート動画の作成や投稿、閲覧ができ、その手軽さから多くの人に愛用されているのです。

YouTubeショート動画の特徴としては、スクロールすることで次の動画へとスムーズに切り替えることができることです。スクロールしていくことで自分の好みのショート動画を閲覧することができます。

これほどまでにYouTubeのショート動画が注目されている理由としては、世間の「時間の使い方」が見直されていることにあると考えます。現代は多くの情報に囲まれていることから、情報が流れるスピードやトレンドが移り変わるスピードがとても速くなっています。そういった背景から効率的な時間の使い方が重視されるようになり、動画の時間においても「短くても情報が得られるもの」「短くても楽しめるもの」が好まれるようになったのです。
スマートフォンでSNSを利用する比率が圧倒的に高い「SNSネイティブ」と呼ばれるZ世代は、YouTube等、最もチェックしている情報源がSNSという調査データもあります。

関連記事:Z世代とは?語源や年齢、特徴。ミレニアル世代との違いを簡単に解説

YouTubeショート動画を活用するメリット3選

多くの人に活用されているYouTubeのショート動画ですが、特にタレント性のある人々や企業が積極的にショート動画を活用しています。ここからはYouTubeのショート動画を活用して動画投稿することのメリットを解説していきます。

編集ソフトなしで投稿がスマホで完結できる

YouTubeのショート動画は動画時間が60秒以内でと短く、なおかつスマホで完結できるため難しい編集なく気軽に投稿ができます。通常のYouTubeの投稿だと5分~10分の動画やそれ以上の時間の動画を撮影し、編集ソフトなどで動画編集をして投稿、といったように労力がかかってしまったり、機材や編集ソフトなどを揃えたりしなければなりませんでした。しかし、YouTubeショートはスマートフォンで撮影と編集投稿までを行えます。動画編集ソフト・ツールなども必要なく、気軽に動画を投稿できるのです。「積み重ねるのは大変だし、労力をかけたくない…」という方も、YouTubeのショート動画であればそれほど労力をかけずに実施できるでしょう。

チャンネル登録者の増加が狙える

YouTubeショートは、効率的にチャンネル登録者の増加が狙えます。YouTubeショートは興味のあるユーザーに表示される可能性がありますし、これまでYouTubeのチャンネル運営には、VSEOなどユーザーへの露出を増やすための様々な施策をしなければなりませんでした。YouTubeショートでは、これからYouTubeに参入を考えている方達やチャンネル登録数が少ない場合でも多くのユーザーの目に留まる可能性があり、効率的にチャンネル登録者の増加を狙うことができるのです。

関連記事:VSEOとは?YouTubeなど動画のSEO基礎知識と対策のポイント

YouTubeショートファンドの活用で収益化ができる

YouTubeショートは、YouTubeショートファンドの審査に通過することで、収益化が可能になります。YouTubeショートファンドとは、YouTubeに設置された基金のことで、毎月数千人のクリエイターに対して報奨金を支払われる仕組みになっています。具体的な審査基準については公開されていませんが、「過去 180 日間に対象となるショート動画が少なくとも 1 本、チャンネルにアップロードされている」「チャンネルがYouTube のコミュニティ ガイドライン、著作権ルール、収益化ポリシーを遵守している」などのルールを守り、運営の審査により対象となれば報奨金が支払われます。

YouTubeショート動画の投稿のコツ4選

YouTubeのショート動画を活用すると多くのメリットがあり、自身のチャンネル運営に大きな影響を与えます。しかし、あまり考えずに「とりあえず投稿しておけばいいや」という訳ではありません。効率的に拡散、チャンネル運営をするためにショート動画投稿のコツを解説します。

ファーストインプレッションを重要にする

YouTubeショート動画はスクロールすることで次の動画へとスムーズに切り替えることができるため、ユーザーは興味がない動画を次々とスクロールしていきます。そのため表示されてすぐ興味を持ってもらわなければ、最後まで動画を見てもらうことができません。最初の3秒で閲覧ユーザーの興味を惹くようなオープニングを創り、ファーストインプレッションを重要視しましょう。例えば、これから何が始まるのか期待させるような文言を入れたり、「○○のそこのあなた!」などユーザーがドキッとするような内容を入れたりなど、ユーザーの目が留まるような工夫を施しましょう。

作り込みすぎず、リアル感を残す

YouTubeショート動画は、作り込みすぎずにリアル感が残っていた方がユーザーに好まれる傾向にあります。もちろんチャンネルのジャンルや運用方針などによりますが、取り繕ったような過度な編集をするより、作り込みすぎていない無作為でリアルな動画の方がユーザーから受け入れられやすいでしょう。とはいえ、あからさまな演技などユーザーが見て不審に思うレベルでは動画の再生は増えないので、閲覧ユーザー目線に立って動画の編集・投稿を行いましょう。

テンポが良い動画を作成する

YouTubeショート動画は、スクロールして簡単に他の動画へ切り替えることができてしまうので、視聴者を飽きさせないようにテンポの良い動画を作成するように心がけましょう。ショート動画のテンポやリズムが悪いと、視聴者はすぐに他の動画へ切り替えてしまいます。余計な部分はカットするなど視聴者が飽きてしまわない工夫をすることが重要です。
また、定番のストーリー構成を作ることも効果的です。定番のストーリー構成を作ることで、例えば「①つかみ→②展開の広がり→③クライマックス」といった展開をユーザーが覚えるようになり、そのストーリー構成にファンがつく可能性もあるのです。何度も繰り返し見たくなるとユーザーに感じていただければチャンネル自体も覚えてもらえるので、ぜひテンポの良いストーリー構成を作ってみましょう。

伝えたいメッセージの明確化

YouTubeショートは最大60秒までという時間的制約があるので、短い時間の中でも動画を通じて何を伝えたいのかメッセージを明確にしておきましょう。伝えたいことを事細かに説明しているとそれだけで60秒の時間が終了してしまいます。1つの動画につき1つのメッセージに絞っていくようにしましょう。「伝えたいことを端的に言うとしたら」「閲覧ユーザーはこの動画を見てどんなことを感じるか」など第3者の目線を大切にし、伝えたいメッセージがしっかりと伝わるショート動画を作成しましょう。

YouTubeショート動画の活用事例

多くの可能性を感じるYouTubeショート動画ですが、では実際にYouTubeショート動画を活用している人や企業はどのように活用をしているのでしょうか。ここから3つの活用事例をご紹介します。

大京警備保障株式会社

警備業を行っている大京警備保障株式会社はYouTubeショート動画を活用し、採用費用をかけずに採用を行うことに成功しています。役員や社員を登場させて、みんなで楽しくダンスを踊ったり、役員たちでご飯を食べていたりなど、社内のフランクな雰囲気を思う存分伝えています。フランクな会社で働きやすいというメッセージ性を持って動画投稿を行っているので、採用の応募者たちも「一緒に働いてみたい」と感じ、採用活動に繋がったのでしょう。

岡野タケシ弁護士

アトム法律事務所の岡野タケシ弁護士はYouTubeショートを活用し、YouTubeのチャンネル登録者を100万人以上に増やすことに成功しました。自身の弁護士という立場と弁護士としての知見を活かして、法律という観点から視聴者の役に立つ情報の動画を発信し続けました。法律とは言っても難しい情報ではなく、笑いを交えて楽しく法律について情報を得れる動画となっていることから多くのファンがつくようになったのです。また、話題となったニュースに関して弁護士の知見を活かし、解説や意見を述べる動画も人気となっています。

マジシャン先生

マジシャン先生は、YouTube登録30万人以上、ショート動画に力を入れています。30~40秒程度で作成された動画が多く、気軽にマジックを見ることができるため人気となっています。特に、街中でマジックを活用してドッキリを仕掛けるシリーズは反響を呼んでおり、マジックを使ったドッキリシリーズは合計再生回数が5億回を超えているほどです。参考にしたい構成、編集となっており、チェックしてみると良いかもしれません。

まとめ

YouTubeのショート動画は気軽に動画投稿が行えることから、多くの人々や企業が活用をしています。チャンネル登録への導線として活用することで、新しいファンの獲得やチャンネルのさらなる拡大などに活用ができます。今後もYouTubeでショート動画を投稿するクリエイターはより増えることが予想されるでしょう。チャンネル登録者数が伸び悩んでいたり、これからYouTubeを始めたいと考えていたりする方は、今回のYouTubeショート動画の投稿のコツを参考にして、ぜひYouTubeショートの活用をしてみてくださいね。

監修者

古宮 大志(こみや だいし)

ProFuture株式会社 取締役 マーケティングソリューション部 部長

大手インターネット関連サービス/大手鉄鋼メーカーの営業・マーケティング職を経て、ProFuture株式会社にジョイン。これまでの経験で蓄積したノウハウを活かし、クライアントのオウンドメディアの構築・運用支援やマーケティング戦略、新規事業の立案や戦略を担当。Webマーケティングはもちろん、SEOやデジタル技術の知見など、あらゆる分野に精通し、日々情報のアップデートに邁進している。

※プロフィールに記載された所属、肩書き等の情報は、取材・執筆・公開時点のものです

執筆者

『MarkeTRUNK』編集部(マーケトランクへんしゅうぶ)

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