売り上げアップやアクセス数の増加など、何かしらの目的や目標を達成するために、有料広告を利用したいと考えている方も多いはず。
有料広告の利用をいざ始めようと考えたときに、どの広告を、どう利用するかで結果が変わってきます。
今回は、有料広告を始める際に、まずやっておくべきことや準備などについて解説します。
有料広告を始めるとき最初にやっておくべきこと
1.目的や目標を明確にする
有料広告を出すときに、まず検討すべきは有料広告を使ってどのような目的・目標を達成したいかです。
BtoBであれば、よくあるのは自社へのお問合せを増やしたい、会員数を増やしたいなどでしょうか。
稀にコンバージョンポイント(問い合わせ件数などの目標値)を設けず、認知向上やブランディン目的で使われるケースもあります。
さらに、より具体的にどういった数値をKPI(目標の達成状況の指標となる数値)にするかも大きなポイントです。
その数値を達成するのに、どの程度の費用や期間が必要かを、代理店やメディアに相談することで、要望に合った施策や会社を選定できます。
2.ターゲットを明確にする
また、効果を最大化するに当たっては、ターゲットをより明確にした状態で検討します。
有料広告を利用してみてわかるのは、自身が捉えていた市場やターゲットの視野が、いかに狭かったかということです。
「こんな製品があったのか」、「こんな企業や部署があったなんて知らなかった」など新たな発見が、問い合わせが多く来れば来るほど、見つかります。
目標や目的がはっきりしてくる中で、ターゲットを絞り、理想に近い層に配信できる状態が、配信前にできていればベストです。
有料広告の選び方と配信方法
・選び方
ターゲットや目標が確定してきたら、その目標をどう達成すべきかを考えましょう。
まずはどの有料広告を使うかですが、選択肢としては
1.Yahoo!やGoogle、Facebookといったポータル、検索エンジン、SNSなどの大手企業
2.DSP(広告配信者のためのプラットフォーム)や一部のファン・マニア向けのメディア広告など、ターゲットを明確に絞ったプラットフォーム
が挙げられます。
もちろん両者を並行して駆使できればベストですが、予算が限られている場合は、
・大手企業に出稿すると、検証してチューニング(性能向上のための調整)するのに時間がかかる
・ターゲットを明確に絞ったプラットフォームは、ポテンシャル(潜在顧客)が低い
というそれぞれのデメリットを勘案しながら選択するのがよいでしょう。
・配信方法
大手企業だと、以下の2つが主な配信方法です。
・ディスプレイ(バナー)広告……決められたスペースに広告用の写真や画像などを表示させる方法
・検索連動型広告……ある検索ワードで検索したときに連動して表示される広告
ターゲットを明確に絞ったプラットフォームの場合、DSPはディスプレイ広告、一部のファン・マニア向けメディアの場合はディスプレイ広告~記事タイアップ等、さまざまな方法で打ち出すことができます。
これも有料広告で打ち出したい製品が、どういった性質を持っているかによって、それぞれ検討します。
有料広告を出すときに準備するもの
・ディスプレイ広告……各有料広告先で指定されたサイズのディスプレイ(バナー、表示画像)など
・検索連動型広告……とくにありませんが、代理店やYahoo!、Googleなどのカスタマーサポートにまずは相談することをおすすめします。
・記事タイアップ……ロゴ等の画像情報など。記事に関しては、取材を受けることも多いので、当日に何を話すか考えておけばよいかと思います。
ただ、メッセージの打ち出し方は大事で企業によっては、広報確認後にNGを受けたりするケースもあるので、事前にしっかり考えた上で話をするのがよいでしょう。
まとめ
◆有料広告を利用する際は、まず目的・目標、ターゲットを明確にする
◆目的・目標、ターゲットが明確になったら、自社に合った有料広告の配信先と配信方法を選定していく
◆準備するものはディスプレイ(バナー)の場合は指定サイズのディスプレイ、検索ワードはまず代理店やYahoo!、Googleなどのカスタマーサポートに相談を。記事タイアップの場合は、画像情報と取材時に話すための準備など。とくにメッセージの打ち出し方は重要なので事前によく考えて