GoogleやYahoo!などの検索エンジンを使って、知りたい情報を調べるときに用いるテクニックの1つに「とは検索」があります。キーワードの後に「〇〇とは」をつけることで、そのキーワードは何なのかと簡単に調べることができるのでよく用いられる手法の1つです。
しかし、それだけでは調べたい情報が出てこない、もっと深い内容が知りたい場合は「とは検索」以外にも多くの検索テクニックがあります。調べる内容により手法を変えることでより効果的な検索が可能になります。
今回は、検索エンジンを効率よく使用して、知りたい情報をより的確に調べるためのテクニックや手法について紹介します。
目次
検索エンジンとは
検索エンジンとは、ユーザーの質問に従って情報のデータベースを検索するインターネット上でアクセスできるソフトウェアです。検索エンジンは、ユーザーが検索したいキーワードに基づいて最も適した情報のリストを提供します。現在、最も人気がありよく知られている検索エンジンはGoogleです。他にも、Yahoo!やMicrosoftのBingなどさまざまな検索エンジンが市場に出ています。各検索エンジンは、独自のアルゴリズムを使用し、同じキーワードを入力したユーザーがどのような検索結果を好んだのかなどの情報に基づいて、検索結果を表示します。そのため、同じキーワードを入力した場合でも、検索エンジンによって異なる結果を提供する可能性を秘めており、知りたい情報によって検索エンジンの使い分けをするユーザーも多くいます。
検索エンジンは、コンピューター・スマートフォン・タブレットなど様々なデバイスからブラウザへアクセスが可能です。ブラウザの上部などにある検索窓に、特定のキーワードを入力することで、知りたい情報へ結び付けてくれます。
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基本手法である「とは検索」
検索エンジンを使って、知りたい用語と「とは」を組み合わせて検索窓に入力することを「とは検索」と言います。
例えば、検索と入力すると代表的な検索エンジンであるGoogleやYahoo!などが上位表示されます。では、”検索とは”と入力するとどうなるでしょうか?
結果は、検索とは何かを教えてくれるサイトが表示されます。その単語の意味について知りたいのか、その単語に含まれる背景や意味を知りたいのかによって使い分けが行われる手法です。
「とは検索」は基本的なテクニックとして、多くのユーザーに愛用されている方法です。基本的なテクニックになるので、検索する際はぜひ活用してみてください。
知っていると便利な検索テクニック7選
Google、Yahoo!などの検索エンジンを効率よく使用するには、検索結果の精度を向上させるために使用できる様々な検索テクニックを使う必要があります。「知りたい情報が出てこない」や「もっと検索内容について知りたい」というユーザーが知っておくと便利なテクニックです。
まず代表的なものでフレーズ検索があります。他にもAND、OR、NOTなどのプログラミングに用いられるブール演算子を使用することで必要な情報をより的確に検索できます。
調べたい内容が漠然としているときにも有効な、*(アスタリスク)記号を用いたテクニックや、ソーシャルメディアに特化した検索方法なども紹介するので、参考にしてください。
フレーズ検索
最も使用されることが多いフレーズ検索は、効果的な検索テクニックの1つです。調べたい用語を入力することで、キーワードと完全一致する具体的な内容を検索できます。
しかし、そのキーワード以外の検索結果を除外する可能性も秘めているため、関連する結果も合わせて知りたい場合にはリスクが伴います。入力する際は、本の出版物など固定的なフレーズで検索することで最適に検索できます。
AND検索
ANDは、複数のキーワードを検索したい場合など、両方の用語が必要であることをシステムに通知する検索方法になります。指定されたすべてのキーワードを含む結果を表示するので、調べたい内容が何個か重なる場合に使用できます。
入力する際は「〇〇AND〇〇」のように、調べたいキーワードとキーワードの間にANDを入力します。
例:スマートフォンAND料金:スマートフォンの料金についてのもの
スマートフォンだけの検索だと、スマートフォンの情報だけが結果として表示されます。料金については漠然とした料金に対する、さまざまな手数料・使用料などが表示されます。AND検索を使用することで、本来調べたい、スマートフォンの料金についての情報だけに絞ることができます。
OR検索
ORは、各検索結果に少なくとも1つの用語が含まれるように、用語のいずれかを検索します。入力する際は「〇〇OR〇〇」のように、調べたいキーワードとキーワードの間にORを入力します。同義語を持つ用語を調べるときに非常に便利です。
例:子供ORキッズ:子供もしくはキッズを含むもの
上記の例で説明すると、子供もキッズも同義語になりますが検索結果は違う結果を表示します。子供や、キッズと明記されている情報以外の検索をしたい場合はORを使用することで子供・キッズ全般の情報を検索できます。
NOT検索
NOTは、検索から除外する検索語の前にNOTを付けることで、特定の用語を含むキーワードを除外し検索を制限させる方法です。入力する際は「〇〇NOT〇〇」のように、調べたいキーワードとキーワードの間にNOTを入力します。しかし、関連する内容も除外するリスクがあるので注意が必要です。
例:子供NOT学校:子供の学校以外のもの
子供と検索すると、学校情報や習い事に関する情報が結果として多く表示されます。学校情報などは無く、子供だけの情報を検索したい場合に有効です。
類似検索(ワイルドカード)
キーワードの一部に一致する用語を検索できます。一部の内容しか思い出せないときなどに使っても効果的です。入力する際は「〇〇*〇〇」のように、調べたいキーワードとキーワードの間に*(アスタリスク)マークを入力します。これは、*マークのついている部分に一致する0文字以上の文字列を指定するという意味で使用されます。
例:ねこ*:ねこ、ねこ〇〇に一致するもの
*ねこ:ねこ、〇〇ねこに一致するもの
ね*こ:ねこ、ね〇〇こに一致するもの
*ねこ*:ねこ、〇〇ねこ〇〇に一致するもの
上記の例以外にも、歌詞の一部しか分からないときなどにも*記号を用いることで、曲名が分かったり歌詞の全文が分かるなどの検索が可能になります。あいまいな内容を検索した場合に便利な検索テクニックです。
ソーシャルメディアタグ検索
多くの検索エンジンでは、@マークや#記号を入力して各種ソーシャルメディアでトレンドトピックを検索できます。
SNSなどの情報をインターネット上で検索した場合は、キーワードの後に@InstagramなどSNSの名前を付け加えることにより、そのSNSに特化した情報を検索できます。
#(ハッシュタグ)記号も同様に、InstagramやTwitterで#タグを用いた情報を検索することができます。
例:〇〇@Instagram:Instagramに掲載されている〇〇についてのもの
Twitter#〇〇:Twitterに#タグ付けされている〇〇についてのもの
ソーシャルメディアを情報収集として使いたい場合、わざわざ各SNSなどを開いて検索する必要もなく@マークや#タグを用いることで検索が容易になります。Instagramの〇〇とタグ付けされている情報が知りたいと思ったときに便利な検索テクニックです。
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日付機能検索
多くの検索エンジンは、Webページの作成日によって検索を制限する機能を提供しています。特定のトピックについて検索を行いたいときに有効です。また、イベント情報などを検索する場合にも非常に便利なテクニックです。
例:2018年4月1日:2018年4月1日におこった出来事や曜日などのもの
2018年4月のカレンダーから、起こった出来事を推察できます。例えばこの2018年4月1日は、大谷翔平選手がメジャー初登板の日でもあります。
特定の日付において、その日何が起こったのか知りたい場合などに有用です。
検索方法の改善
検索窓にキーワードを入力して知りたい情報を調べたものの、検索結果に満足がいかない場合は検索方法の改善が必要です。
上述の検索テクニックを使用して、より良い検索結果が得られるよう調整できるか確認することで、最短で知りたい情報へとたどり着けるようにします。
ヒット数が少なすぎる場合
キーワードを入力し検索しても、ヒット数が少ない場合があります。参考にできる情報が少ないとその後の行動が限定的となってしまうリスクがあります。ヒット数を増やして情報を得るためには、初歩的な部分で次の例を試してみることをおススメします。
・キーワードと同義語や、代替用語の間にORを入れて検索をかける
・スペルミスの確認
・検索ブロックを解除する
ヒット数が多すぎる場合
ヒット数が少なすぎるのも不安ですが、多すぎるのも情報過多になり、本当に知りたい情報にたどり着くまでに時間がかかってしまいます。ヒット数が多いと感じたときは、以下の例を試してみてください。
・より狭いキーワードに変更する
・NOTなどを使い、限られた情報に絞る
・検索にANDなどを使用しない
まとめ
現在はインターネットを用いて、さまざまな情報を取得できます。しかし、自分が本当に知りたい情報なのか、正しい答えなのかを知るには膨大な情報の中から吟味する必要があります。そのために長い時間をかけて、1つ1つ調べてみるのも良いかもしれません。
しかし、検索テクニックを用いることで調べたい情報を正確に、かつ的確に検索結果として表示させることができます。情報を制することは、時間に余裕もうまれビジネスにおいても有用です。思ったとおりの検索結果が表示されない場合は、検索テクニックを用いて検索してみてください。