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ebook(イーブック)とは?PDFとの違い、マーケティングでの活用と作成のポイント

2024.7.8
読了まで約 12

パワーポイントなどのスライドにまとめられた資料のことをebook(イーブック)と言い、導入している企業が多く、導入している企業のなかにはebook(イーブック)による売上の増加が見られるケースも存在します。。自社でもebook(イーブック)を取り入れて、効率的な販促を行いたいと考えているものの、ebook(イーブック)の本質や作成方法について理解が不十分な企業も少なくありません。

本記事では、ebook(イーブック)の意味や概要、作成する際のポイントなどについて包括的に解説していきます。ebook(イーブック)の作成を検討している企業の担当者の方々にとって、有益な情報源となることを目指しています。ぜひ参考にしていただき、効果的なebook(イーブック)の作成と活用にお役立てください。

ebook(イーブック)とは?マーケティングにおける意味

ebook(イーブック)とは、パワーポイントなどのスライドにまとめられた資料のことです。ホワイトペーパーなどと異なり、HTMLや画像ファイルによって表示されるため、ユーザーはダウンロードの必要性がないことが特徴です。

その一方で、ebook(イーブック)ではそのような専門性以上に、情報の分かりやすさが重視されるため、比較的広い範囲のユーザーの情報収集手段となり得ます。ターゲットにとって有益な情報や、自社独自の調査結果、その他ノウハウ集などがebook(イーブック)の内容の代表例であり、お役立ち情報のような内容であることが多いです。

これらの情報をWebサイトに訪れたユーザーに提供することで、リードジェネレーション(リード獲得)することがebook(イーブック)の主な目的です。お問い合わせや資料請求に比べて、ebook(イーブック)のダウンロードは顧客にとって行動ハードルが低く感じられます。そのため、Webサイトからebook(イーブック)のダウンロードを可能にすることで、より多くのリードを獲得することが期待できます。

マーケティングにおけるebook(イーブック)の意味

マーケティングにおけるebook(イーブック)の意味は「商品やサービスの魅力を簡単かつ完結に紹介できるコンテンツ」となります。つまり本来ebook(イーブック)はデジタル端末において書籍を読むために開発された媒体ですが、これをマーケティングに活用することで最適な情報伝達手段として効率よくユーザーへ情報を提供することができるのです。

ebook(イーブック)の便利な特徴として挙げられるのがアクセスのし易さと持ち運びやすさです。ノートPCをはじめスマホやタブレットで読むことができるebook(イーブック)は、どれだけ情報量が多くなっても荷物となるのはデジタル端末ひとつ分のみです。物理的スペースをほとんど取らず、いつでもどこでも手軽に情報を閲覧できるため紙媒体よりもebook(イーブック)を選択するユーザーは増加傾向にあります。

こういった市場背景から、今後もebook(イーブック)をマーケティングに活用する動きは拡大していくことが期待されています。

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ebook(イーブック)のメリット

ebook(イーブック)のメリットは以下のとおりです。

● 無料で提供できること
● 幅広いターゲットにアプローチ可能
● 作成の障壁が比較的低い

これらのメリットにより、ebook(イーブック)は効果的なリード獲得ツールとして機能します。無料で提供することで、まだ購買意欲のないユーザーからもリードを獲得できる可能性が広がります。また、情報収集目的のユーザーにも届きやすいため、顕在顧客だけでなく潜在顧客へのリーチも期待できます。

さらに、ebook(イーブック)は他の販促ツールと比較して作成の障壁が低いという特徴があります。専門的な内容よりも分かりやすさを重視するため、企画から作成までを比較的短期間で行えるでしょう。効率的かつ効果的なマーケティング施策を展開することが可能となります。

無料で提供できること

ebook(イーブック)は、基本的には無料で配布する資料です。そのため、まだお金を出してサービスを利用するつもりがないユーザーのリードも獲得できます。無料であることで、潜在顧客層へのアプローチが容易になり、将来的な顧客獲得の可能性を広げることができます。また、無料で提供することで、自社の専門性や価値を示す機会にもなり、ブランド認知度の向上にも繋がります。

幅広いターゲットにアプローチ可能

ebook(イーブック)は資料請求やお問い合わせに比べて、幅広いターゲットを対象にできます。なぜなら、ebook(イーブック)は無料でダウンロードできるうえに、自社サービスに興味が無いユーザーも、情報収集の観点からダウンロードする可能性があるからです。

顕在顧客だけではなく、潜在顧客にリーチできるうえにebook(イーブック)を通じて顧客教育ができる点はebook(イーブック)の強みであると言えるでしょう。例えば、業界初心者向けの入門ガイドや、専門家向けの詳細レポートなど、様々な知識レベルに合わせたコンテンツを提供することで、幅広い層のニーズに応えることができます。

また、ebook(イーブック)は長期的な視点でのマーケティング施策としても有効です。今すぐ購買に至らないユーザーでも、将来的な見込み顧客として育成していくことができるため、企業にとっては貴重な顧客リストを構築する機会となります。

作成の障壁が比較的低い

ebook(イーブック)はホワイトペーパーと比較して、作成に対する障壁が比較的低いとされています。ホワイトペーパーの場合、適切な方法で収集したデータを基にした分析結果などを盛り込む必要があり、より専門的な内容が求められます。

一方、ebook(イーブック)の主な目的は内容をより分かりやすく伝えることです。そのため、専門的な内容を多く盛り込む必要がありません。ebook(イーブック)では、図表やイラストを効果的に使用し、読者にとって理解しやすい形式で情報を提供することが重要です。

これらの特徴により、ebook(イーブック)はホワイトペーパーや資料請求用の資料を作成するよりも、比較的簡単かつ短期間で企画から作成までを行うことができます。この点が、多くの企業がebook(イーブック)を導入する理由の一つとなっています。

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ebook(イーブック)と他の資料との違い

ebook(イーブック)はホワイトペーパーと比較して、作成に対する障壁が比較的低いとされています。ホワイトペーパーの場合、適切な方法で収集したデータを基にした分析結果などを盛り込む必要があり、より専門的な内容が求められます。

一方、ebook(イーブック)の主な目的は内容をより分かりやすく伝えることです。そのため、専門的な内容を多く盛り込む必要がありません。ebook(イーブック)では、図表やイラストを効果的に使用し、読者にとって理解しやすい形式で情報を提供することが重要です。

これらの特徴により、ebook(イーブック)はホワイトペーパーや資料請求用の資料を作成するよりも、比較的簡単かつ短期間で企画から作成までを行うことができます。この点が、多くの企業がebook(イーブック)を導入する理由の一つとなっています。

ebook(イーブック)の目的とは

企業のマーケティング施策を考えるにあたって、目的の明確化が重要であるように、ebook(イーブック)を作成する際も、目的の明確化が大切です。ebook(イーブック)の目的を決める際は、企業のマーケティング施策全体の目的と切り分けて、個別の目的を策定しましょう。

たとえば、企業のマーケティング施策全体の目的には、「売上の向上」や「リード獲得件数の増加」などが挙げられます。一方で、ebook(イーブック)の目的としては以下のようなものが望ましいでしょう。

● 有益な情報を提供することによる、潜在顧客からの信頼性の獲得
● 自社商品やサービスが、顧客が抱える問題解決につながることを提示
● 競合他社との比較を行い、自社の優位性を示す

なお、ebook(イーブック)の目的が決定したら、企業全体のマーケティング施策に繋がるかを必ず確認しましょう。目的の整合性を取ることで、効果的なマーケティング活動を展開できます。

紙媒体との違い

紙媒体は実物を手にすることができ、ブルーライトなどの有害な可視光線を発しないため、読書に集中しやすいという特徴があります。また、視認性が高く信頼性も高いことが挙げられます。しかし、デメリットとしては、保管に物理的なスペースが必要となり、情報の掲載量にも制限があります。

さらに、紙媒体のコンテンツ作成は手作業が多く、効率が悪く多くのリソースを必要とします。一方、ebook(イーブック)は物理的な保管スペースが不要で、コンテンツの作成においてはソフトウェアを活用することで半自動化できる作業も多くあります。

これらの違いから、ebook(イーブック)は紙媒体に比べて、情報の更新や配布が容易であり、コスト面でも優位性があると言えます。また、デジタル端末で閲覧できるため、場所を選ばず、多くの情報を携帯できるという利点もあります。

PDFとの違い

PDFでは、ユーザーは中身を見るためにデバイスにPDFをダウンロードする必要があります。特に情報量が多いPDFの場合、ファイルサイズが大きくなり、ダウンロードに時間がかかることがあります。この手間によって、ユーザーが資料を見る意欲を失ってしまう可能性があります。

一方、ebook(イーブック)はHTMLや画像ファイルで構成されているため、Webページの表示と同時に閲覧が可能です。これにより、ユーザーを待たせることなく、インターネット通信状況の影響も受けにくくなります。結果として、PDFと比較して機会損失を防ぐことができます。

ebook(イーブック)のこの特性は、ユーザーエクスペリエンスの向上につながり、より多くの人に情報を届けやすくなります。さらに、Webブラウザ上で直接閲覧できるため、デバイスの種類や設定に関わらず、一貫した表示が可能となります。

ebook(イーブック)はPDFにはできない「横断検索」ができる

PDFもebook(イーブック)も一つのファイル内の全文を検索する「全文検索機能」が利用できます。この機能があることによって、ファイル内のお目当ての内容を探し出すことができます。基本的にPDFはこの機能が有効なのは一つのファイル内に限られます。

ですがebook(イーブック)では、複数のebook(イーブック)に対してこの全文検索機能が利用できます。この機能を「横断検索機能」と言います。この横断検索機能により非常に多くの情報の中から探している内容を見つけ出せるため、PDFよりも格段に使い勝手がよい媒体であると言えます。

ホワイトペーパーとの違い

ホワイトペーパーは、元来公的機関の年次報告書を指す言葉でした。それが企業のダウンロードコンテンツとしても使われるようになり、専門的・技術的な内容を非常に形式的に記述するものとして認識されています。ホワイトペーパーでは、詳細なデータや分析結果を基にした内容が求められます。

一方、ebook(イーブック)はより柔軟な形式で作成することができます。必ずしも形式的な記述や専門的な内容に縛られる必要はありません。むしろ、図表やイラストを効果的に使用し、情報をより分かりやすく伝えることに重点が置かれます。

この違いにより、ebook(イーブック)は幅広いターゲット層に向けて情報を提供することができます。同業界の専門家だけでなく、一般的な読者にも自社の魅力をアピールすることが可能です。つまり、ebook(イーブック)は専門性と親しみやすさのバランスを取りつつ、効果的な情報発信ツールとして機能するのです。

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マーケティングでebook(イーブック)を活用するメリット

マーケティングでebook(イーブック)を活用するメリットとしては以下が挙げられます。

● 集客(リード獲得)
● コンテンツマーケティングの1つとしてメルマガ配信を行う
● 有益性を高めてSNSなどのプロモーションに

これらのメリットを活用することで、効果的なマーケティング戦略を展開することができます。ebook(イーブック)は、単なる情報提供ツールではなく、顧客との関係構築や商品・サービスの認知度向上に繋がる重要な要素となります。また、ebook(イーブック)の内容を工夫することで、より多くの潜在顧客にアプローチすることが可能となり、ビジネスの成長に寄与する可能性があります。

集客(リード獲得)

ebook(イーブック)をマーケティングでうまく活用すると効率よく集客(リード獲得)を行えます。いわゆるコンテンツマーケティングと言われる手法で自社の持つ有益な情報を提供する代わりにメールアドレスや個人名などのユーザー情報を教えてもらう仕組みです。

メルマガ登録と同じ仕組みですが媒体だけが違うものとなります。個人情報を提供してまでebook(イーブック)を読みたいユーザーは同分野に関して非常に興味関心が高いと考えられます。こういったことから思わぬ「ホットリード=今すぐ客」を獲得できる可能性もあります。

この手法は、ユーザーに価値ある情報を提供することで信頼関係を構築し、将来的な顧客獲得につなげる長期的な戦略です。ebook(イーブック)の内容が充実していればいるほど、ユーザーの関心を引き、より多くのリードを獲得できる可能性が高まります。また、ebook(イーブック)のダウンロード数や閲覧状況を分析することで、潜在顧客の興味や関心を把握し、より効果的なマーケティング戦略の立案にも活用できます。

コンテンツマーケティングの1つとしてメルマガ配信を行う

ebook(イーブック)という媒体をコンテンツマーケティングの1つとしてメルマガ配信することで多くのユーザーに拡散することができます。すでにメルマガ登録している濃いターゲット層へのアプローチ手段として効率よくebook(イーブック)に誘導することができます。メルマガ配信を通じてebook(イーブック)の存在を知らせることで、興味を持ったユーザーが自発的にダウンロードする可能性が高まります。また、メルマガの本文中にebook(イーブック)の一部を紹介することで、さらなる興味喚起につながるでしょう。

有益性を高めてSNSなどのプロモーションに

ebook(イーブック)の有益性を高められればSNSなどに投稿しプロモーション活動に活かすことができます。SNSにおいて自社ebook(イーブック)に興味を持ってもらえれば、ユーザーが自発的に拡散してくれる可能性も高まりブランドの認知度向上にもつながります。このようにSNSをうまく活用することでコストをかけずに効率よくプロモーション活動を行えます。さらに、ebook(イーブック)の内容が充実していれば、業界内での自社の専門性や信頼性を高めることにも繋がります。ユーザーにとって価値ある情報を提供し続けることで、長期的な関係構築にも貢献するでしょう。

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ebook(イーブック)を作成する際のポイント

ebook(イーブック)作成する際のポイントは以下のとおりです。

● 集客の1つとしてebook(イーブック)を捉える
● ebook(イーブック)を再利用する方法を検討する
● 様々なテーマのebook(イーブック)を作成して反応を見る

それぞれ順番に解説します。

集客の1つとしてebook(イーブック)を捉える

ebook(イーブック)は別の目的や業務でも再利用可能な優れた資料です。例えば、商品・サービスの詳細を記載したebook(イーブック)は、カスタマーサポートの参照先として活用したり、内容をそのままパンフレットに転用したりすることができます。

また、ebook(イーブック)の内容を深掘りすることで、メールマガジンやブログのコンテンツとしても活用できます。これにより、顧客により深い情報を提供することが可能になります。このように、販促に必要な様々な資料やコンテンツに再利用できるebook(イーブック)を作成することで、販促にかかる労力を大幅に削減することができます。

逆の発想として、既存のプレゼン資料やパンフレットをebook(イーブック)として再利用することも可能です。ebook(イーブック)の企画に困った場合や、効率的に作成したい場合は、既存の資料を活用して作成するのも有効な方法です。このように、ebook(イーブック)は柔軟に活用できる多目的な資料として、マーケティング戦略に大きく貢献することができます。

ebook(イーブック)を再利用する方法を検討する

ebook(イーブック)は、別の目的や業務でも再利用可能な優れた資料です。例えば、商品・サービスの詳細を記載したebook(イーブック)は、カスタマーサポートの参照先として活用したり、内容をそのままパンフレットに転用したりすることができます。

ebook(イーブック)で記載した内容を深掘りすることで、メールマガジンやブログのコンテンツとしても活用できます。これにより、顧客により深い情報を提供することが可能になります。このように、販促に必要な様々な資料やコンテンツに再利用できるebook(イーブック)を作成することで、販促にかかる労力を大幅に削減することができます。

逆の発想として、既存のプレゼン資料やパンフレットをebook(イーブック)として再利用することも可能です。ebook(イーブック)の企画に困った場合や、効率的に作成したい場合は、既存の資料を活用して作成するのも有効な方法です。このように、ebook(イーブック)は柔軟に活用できる多目的な資料として、マーケティング戦略に大きく貢献することができます。

様々なテーマのebook(イーブック)を作成して反応を見る

ebook(イーブック)は、顧客にとって有益なものでなければ効果がありません。その一方で、実際にebook(イーブック)を出してみないと、その内容を顧客が求めているのかが分からないのも事実です。そのため、ebook(イーブック)を作成する際は、複数のテーマのebook(イーブック)を作成し、顧客の反応を比較しましょう。

例えば、業界動向に関するebook(イーブック)、自社製品の使用方法を解説したebook(イーブック)、顧客の課題解決に焦点を当てたebook(イーブック)など、様々な角度からアプローチしてみましょう。これらの中から最も反応の良かったテーマを中心に、今後のebook(イーブック)制作の方向性を決めていくことができます。

また、ebook(イーブック)のダウンロード数だけでなく、ダウンロード後の顧客の行動も注視することが大切です。例えば、どのような内容のebook(イーブック)をダウンロードした顧客が、その後商談や購入に至ったのかを分析することで、より効果的なebook(イーブック)の制作につながります。

このように、様々なテーマのebook(イーブック)を作成し、顧客の反応を細かく分析することで、より効果的なマーケティング戦略を立てることができるでしょう。

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ebook(イーブック)に有用なテーマ

ebook(イーブック)に有用なテーマは次のとおりです。

● 自社と競合他社の違いをまとめたebook(イーブック)
● 自社商品やサービスに合わせた「今日からできる〇〇をまとめた」ebook(イーブック)

それぞれ順番に解説します。

自社と競合他社の違いをまとめたebook(イーブック)

ebook(イーブック)の企画として、代表的なテーマは自社と競合他社との違いをまとめたものです。比較検討段階の顧客にとって、最も気になるのはそれぞれの商品やサービス間における違いや、今見ている商品やサービスの優位性です。

これらをebook(イーブック)としてまとめることで、顧客ニーズに沿った情報を提供できるのみならず、自社の優位性のアピールができるため、より購入につながる可能性が高くなります。比較検討段階の顧客を、購入まで持っていきたい場合、自社と競合他社の違いをまとめたebook(イーブック)は非常に有用です。

自社商品やサービスに合わせた「今日からできる〇〇をまとめた」ebook(イーブック)

自社商品やサービスによって「今日からできること」をまとめたebookは、顧客に購入後の未来を見せられるため非常に有効です。顧客は商品の購入後にできることが明確になると、その商品の購入に対して前向きになりやすいです。

商品やサービスを購入してから、すぐにできることをまとめることで、商品やサービス購入後の未来を連想し、その便利さや有効性を感じるようになります。また、商品・サービスの購入後は、そのebook(イーブック)が取扱説明書やカスタマーサポートの役目を果たしてくれるため、アフターサポートに必要な手間や人員もカットできるでしょう。

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ebook(イーブック)の作り方

ebook(イーブック)は主に以下の手順で作成していきます。

● 作成する目的の決定
● コンテンツ決め
● 構成案の作成
● グラフィックの挿入
● 魅力的な表紙とタイトルをつける
● CTAの設定

作成する目的の決定

まずebook(イーブック)を作成するためには「作成する目的」を決定します。例えば「メルマガ配信するためのユーザーを獲得するため」「自社の商品やサービスの概要を伝えるため」「ブランディング戦略においてユーザーのブランディングを行うため」など「作成する目的」を明確にしておきます。

「リスト取りとブランディングの両方ができればいい」といった曖昧な目的にならないように注意します。

コンテンツ決め

目的が決定したら「コンテンツ決め」を行います。コンテンツの内容は非常に重要で、ここを明確にしておかないと作成過程において軸が振れ出し、どういったターゲットに向けて発信するコンテンツなのかが分からなくなってきます。

ターゲットが定まっていないコンテンツは誰にも響かないコンテンツとなり、作るだけ労力の無駄になりかねません。そうならないためにも発信するコンテンツを明確に定めておきます。

構成案の作成

構成案は目次をはじめebook(イーブック)全体の構成を考えていきます。ユーザーに内容がわかりやすくかつ読みやすいように見出しや内容を配置し関連するテーマや情報をまとめていきます。ebook(イーブック)も基本的にはWebサイトのページ作成手順と同じですので、読みやすいWebページを想定しながら作成していきます。

グラフィックの挿入

ebook(イーブック)を執筆していくと同時にグラフィックなどのビジュアル要素を追加していきます。読者を飽きさせないための手段として視覚的要素は非常に重要なポイントとなります。文章のみのコンテンツよりも見た目が華やかになりコンテンツとしての質も高くなります。

またebook(イーブック)には動画を配置することもできますので、特に読者に注目してもらいたい情報などがある場合は動画として提供することも有効な手段です。

魅力的な表紙とタイトルをつける

コンテンツが完成したら表紙を作成しタイトルをつけます。表紙とタイトルは非常に重要でユーザーはこれら表紙やタイトルを見てそのebook(イーブック)を読むか否かを決定します。その入口となる表紙やタイトルはユーザーの興味関心を引けるよう工夫して作成をします。

また意識すべき点として、表紙やタイトルはコンテンツ作成後に決定するようにします。表紙とタイトルを最初に決定してしまうと、その後作成するコンテンツが表紙やタイトルに縛られてしまい、内容を柔軟に変更していくことができなくなってしまいます。

こういったことから、コンテンツをすべて作成し終えたあと内容を鑑みて表紙やタイトルを作成します。

CTAの設定

ebook(イーブック)がほぼ完成したらコンテンツに「CTA=Call to Action」を配置していきます。CTAとは行動喚起といった意味合いとなり、ユーザーに行動を起こしてもらうことです。いわゆる「資料を請求する」「ソフトをダウンロードする」「商品を無料で手に入れる」などのボタンのことを指します。

CTAがないebook(イーブック)はただの情報提供となってしまいますので、なるべくユーザーに行動を起こしてもらえるようにCTAを適度に配置していきます。

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まとめ

本記事では、ebook(イーブック)の概要や目的、作成する際のポイントについて解説しました。ebook(イーブック)を有効活用すれば、これまでに取りこぼしていた顧客のリストを収集できるほか、検討段階の顧客を購入までつなげられます。

さらに、ebook(イーブック)の作成には専門的な知識も必要なく、既存のパンフレットや資料の内容を再利用するだけでも作成できるため、非常に作成における障壁が低いことも強みです。ぜひ本記事を参考に、ebook(イーブック)の作成を検討してください。

監修者

古宮 大志(こみや だいし)

ProFuture株式会社 取締役 マーケティングソリューション部 部長

大手インターネット関連サービス/大手鉄鋼メーカーの営業・マーケティング職を経て、ProFuture株式会社にジョイン。これまでの経験で蓄積したノウハウを活かし、クライアントのオウンドメディアの構築・運用支援やマーケティング戦略、新規事業の立案や戦略を担当。Webマーケティングはもちろん、SEOやデジタル技術の知見など、あらゆる分野に精通し、日々情報のアップデートに邁進している。

※プロフィールに記載された所属、肩書き等の情報は、取材・執筆・公開時点のものです

執筆者

マーケトランク編集部(マーケトランクへんしゅうぶ)

マーケターが知りたい情報や、今、読むべき記事を発信。Webマーケティングの基礎知識から、知っておきたいトレンドニュース、実践に役立つSEO最新事例など詳しく紹介します。 さらに人事・採用分野で注目を集める「採用マーケティング」に関する情報もお届けします。 独自の視点で、読んだ後から使えるマーケティング全般の情報を発信します。

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