ウェビナーは多くの企業で実施されているマーケティング施策です。ウェビナーの成功は集客にかかっていると言っても過言ではありません。今回は、ウェビナーで集客を行う上で押さえておきたいコツについて紹介します。
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目次
ウェビナー集客のコツとは
ウェビナーで集客を成功するポイントは、ウェビナーの企画と集客それぞれあります。
ウェビナーの企画
ウェビナーを企画する際は、ウェビナーの開催目的に沿って検討する必要があります。リード獲得(リードジェネレーション)が目的であれば、サービスに関わる広い領域でのテーマを設定します。商談獲得であれば、サービスを利用したお役立ち情報が考えられるでしょう。
ウェビナーのテーマや内容を検討する際に、本来の目的とすり替わっているケースが往々にしてあります。目的は、商談獲得のはずだったのに、気づかないうちにリード獲得になってしまわないように、ウェビナーの開催目的を明確にし、共有しておくことが重要です。
テーマが決まったら、タイトルを決めていきます。テーマからターゲット顧客が解決できる課題をリストアップし、優先順位の高い課題に関連したタイトルを検討していきます。タイトルは集客においても重要な要素となるため、繰り返し改善していきましょう。
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集客のコツ
ウェビナーは、開催日から2週間前に申込みを開始できれば集客できます。集客のコツは参加メリットの明確化です。ウェビナーの内容や、ウェビナー資料の進呈、個別相談、限定キャンペーンなどの参加メリットを申込ページに掲載します。
また、当日の出席率を高めるために、リマインドメールを1週間前・前日・当日1時間前と3回以上行うのがおすすめです。MAで配信すればメールの開封有無などを確認できるので、より効果的な送付タイミングが分かるようになります。
オンラインでの主な集客方法
集客にはさまざまな方法がありますが、大きく5つの方法を紹介します。
Webサイト/オウンドメディア
自社で運営しているWebサイトやオウンドメディアに掲載して集客します。無料で掲載できますが、サイトのアクセス数が少ない場合は、他の方法も合わせて検討しましょう。
メール
自社のハウスリストへウェビナーの案内をメールで送付します。単純なメール送信であれば費用はかかりませんが、普段から集客用の配信リストとして整備しておくと良いでしょう。
SNS
自社のSNSアカウントに投稿して告知します。無料で投稿できますが、広告を使うと属性に合わせた配信で、効率よく集客ができます。SNSは情報の拡散性が高いので、潜在ニーズを持つターゲット顧客にも知ってもらえる可能性があります。
広告
SNS広告と同様にWeb広告も属性に沿った配信を行うことで、ターゲット顧客へ効率よくリーチできます。
外部メディア
こくちーずやPeatixなど無料掲載できるポータルサイトでは費用を気にせず告知できます。また、業界専門メディアなどの広告を活用すれば、ターゲット顧客にもリーチしやすくなります。
ウェビナー申込ページ作成のポイント
ウェビナーの申込ページには、タイトルと概要、そして申込フォームを必ず掲載します。概要には、開催日時、視聴方法、参加費、問合せ先、注意事項といった基本情報や、プログラムやアジェンダ、登壇者といったウェビナーの詳細を明記します。
申込フォームは、ウェビナー参加やその後の営業活動に必要となる最低限の項目を設定しましょう。企業名、氏名、メールアドレス、連絡先の4つがあれば十分です。項目を多くしてしまうと離脱の要因となります。
ウェビナーを継続的に行うことが決まっていれば、CMSでウェビナー申込ページのテンプレートを用意すると効率よく作成できます。
ウェビナー告知メール配信のポイント
自社のハウスリストに告知メールを送る際にタイトルはもちろんですが、ファーストビューにこだわると集客に効果的です。メールの開封直後に見る画面に、申込ページのリンクを設置し、クリックを誘導するなど工夫します。
クリックを誘導するには、ウェビナーの参加メリットが一目で理解できるように、これまでのウェビナーの実績や評判を数値で伝える、ユーザーの課題に訴求する、などを考えるとよいでしょう。
まとめ
今回はウェビナー集客の成功を目的に、告知タイミングや申込ページ、メール配信でのポイントを紹介しました。ウェビナーは企画から開催するまでに様々な工程がありますが、集客を左右するポイントは複雑に絡んでいるので、繰り返し改善を行うことが必要です。
また、便利なウェビナーツールが沢山ありますが、CMS/MAと一体となったツールを活用できれば、ウェビナーの準備に必要な作業を効率化できるだけではなく、データ分析が可能です。
データ分析から集客に有効なメールの配信タイミングやメール内容を導き出すことができれば、ウェビナー集客の成功により貢献できるようになるでしょう。