SEO対策で必読のGoogleスターターガイドでは、大きく5つのテーマに分けて、その施策が初心者向けにわかりやすく記載されています。
その中では「コンテンツの最適化」という本サイトにおいても重点的に取り組んでいる施策があります。
「コンテンツの最適化」という言葉をはじめて見たときに「なにに対してどのように”最適化“を行うのか?」「なぜそれに取り組むのか?」と即座に理解できる人は多くありません。
今回は「コンテンツの最適化」について深掘りしていきます。
検索エンジンで上位表示されるコンテンツとは?
SEO対策は検索結果の上位表示を目指してサイトへのアクセス数や問合せを増やしていくことが目的であり、そのツールである検索エンジンに対して、コンテンツの最適化(SEOで上位表示されるようなコンテンツの作成)を行うことは、自然とイメージできるかと思います。
また、日本の検索エンジンはGoogleが92%を占めており(Yahoo!はGoogleの検索技術を利用しています)、実質、Googleの検索エンジンに対してコンテンツの最適化を図れば、上位表示されることになります。よって、Googleの検索に対する考え方や、検索エンジンのアルゴリズムについて理解する必要があります。
大小含め年間数百も検索エンジンのアルゴリズムは変更されていますが、Googleが目指していることに実は変わりはありません。
それは「ユーザーの利便性」です。
利便性を追求するに当たって目指していることは大きく2つあります。
1つは、ユーザーが検索するときに叩くキーワードを通じて、ユーザーが本当に探している情報がなにであるか、その意図を見つけること。
もう1つは、サイトに掲載されている情報がなにであるか、内容を把握することです。
その2つを突き詰めた結果、Googleは検索エンジンのアルゴリズムを年間数百も変更や改善を行って、利便性を高めています。
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ユーザーが求めるコンテンツの作り方
コンテンツの最適化においても、先ほどの2つのことを突き詰めていくことが、おのずと近道になっていきます。
“ユーザーが検索するときに叩くキーワードを通じて、ユーザーが本当に探している情報がなにであるか、その意図を見つけること“を突き詰めていくほど、ユーザーに対して適切な情報を提供していくことにつながっていきます。
たとえば、人材サービスの「ダイレクトソーシング」を例として挙げましょう。
ダイレクトソーシングの意義が分かっていないユーザーが検索窓に叩くキーワードは「ダイレクトソーシング メリット」「ダイレクトソーシング 意味」などになるはずです。
ユーザーはそもそも「ダイレクトソーシングとは何か?」を知りたいのですから、そこに他社との違いを教える比較表を掲載しても閲覧しないでしょう。
もしサービス比較表を記載したいのであれば、「ダイレクトソーシング 料金」「ダイレクトソーシング サービス一覧」などの検索キーワードを狙うのが適していると思われます。
上位表示を狙うには“コンテンツの最適化”だけでなく、“技術的な施策”も大事!
もう1つの“サイトに掲載されている情報(コンテンツ)がなにであるか、内容を把握すること”については、厳密にいうと、「検索エンジンのエンジンからクロールされやすく、インデックスされやすいコンテンツ」を作成することを指します。
※クロールとは、検索エンジン内のシステムであるクローラー(ロボット)が一つ一つのサイトを巡回し、サイトの情報を収集すること
※インデックスとは、クローラーが収集したWebページのデータが検索エンジンデータベースに格納されること
これはコンテンツの中身ではなく、検索エンジンに対しての技術的な施策(コーディングなど)でもあるため、一通りのスキルとして身につけることができればすべてのコンテンツで最適化を図ることができます。
ただし、そのスキルについては定期的なアップデートが必要となります。
Googleスターターガイドのコンテンツの最適化では、【アンカーテキスト】【画像利用】【見出しタグ】などについて触れられています。
ユーザーに対しての最適な情報を提供するためにも、その前段階で検索エンジンに対しても適切に情報が提供できるように施策を行っていくことがコツです。
まとめ
◆Googleはユーザーの利便性を追求するに当たって、“ユーザーが本当に探している情報がなにであるか、その意図を見つけること”、“サイトに掲載されている情報がなにであるか、内容を把握すること”を重要視している
◆この2つを突き詰めていくことが、おのずとコンテンツ最適化の近道になっていく
◆ユーザーに対して最適な情報を提供するためにも、その前段階で検索エンジンに対しても適切に情報を提供できるように施策を行っていくことが大切