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SEO対策 ターゲットと目的を明確に

2018.4.20
読了まで約 3

2018年の最新版SEO対策のなかで、重要なことは ターゲットと目的を明確にすることです。

貴社のホームページのSEO対策はすでに最適化されていますか?

コラム「SEO対策とは?初心者でも分かるSEOの基本」で記載したとおり、SEO施策は検索エンジンからのアクセス(集客)を増やす施策であり、また検索エンジン(Google)に対して自社サイトの最適化を図っていくことと触れました。


検索エンジンのアルゴリズム(各サイトを評価する基準)は、毎年数100回の変更がされており、数年前まで通用していたSEO施策が有効ではないケースは珍しくありません。

今回は2018年の最新SEO施策について、SEO施策の目的と重要なポイントをご紹介しましょう。

関連記事:SEOとは?SEO対策の基礎知識と具体的な方法を詳しく解説

Googleのユーザー・ファースト

検索エンジンの市場占有率は、日本の場合GoogleとYahoo!で9割以上を占めています。
また、Yahoo!はGoogleのデータを使っているので、検索エンジン対策(SEO対策)は、Googleへの検索エンジン対策をすれば良いことがわかります。 

先ほど数年前のSEO施策が有効ではないケースがあると述べましたが、SEOにおける基本原則は変わりません。
SEOの基本は、Googleが明確に掲げている「ユーザー・ファースト」であり、ユーザーの利便性を第一にしていることです。


Googleに限らず検索エンジンは、特定の情報を求めるユーザーと、その情報を提供するWEBサイトのマッチングを行っており、そのマッチングにより間接的に広告収益を上げています。


Googleのような検索エンジンがユーザーの利便性を向上するためには、ユーザーが求めている情報を素早く検索結果に表示する必要があります。

ユーザーの利便性と検索結果の整合性をとるため、検索エンジンのアルゴリズムの変更が毎年数100回に及んでいる背景にもなっています。

 

SEO対策の目的と検索キーワード


Googleのユーザー・ファーストを念頭に置いた上で、SEO対策の目的を考えていきます。
SEO対策は、BtoBマーケティングプロセスでは上流のリードジェネレーション(見込み客の獲得)の施策です。


ユーザーが特定の情報を得るためには、検索エンジンの検索窓に知りたい情報のキーワードを打ち込んで検索し、検索エンジンが表示した検索結果の上位サイトから紹介文を読み、検索目的にあったサイトにアクセスします。


見込み客の獲得(問合せや資料請求などのアクション)を最終目的としたSEO施策は、自社サイトへのアクセスを増やし、自社サイトを上位表示させるための施策です。


見込み客の獲得のための重要なSEO施策のひとつは、ユーザー(ターゲット)が検索エンジンの検索窓に打ち込む、検索キーワードを見つけることです。

 

ロングテールキーワードのSEO対策


2018年のSEO対策は、「ロングテールキーワード」が核となっていくといわれています。

ロングテールキーワードを使ったSEO対策とは、

競争率の高い特定の検索キーワードではなく、検索回数は少なくても成果につながりやすい検索キーワードを選びます。
そのキーワードで上位表示を狙い、上位表示されるキーワード数を増やしていくという考え方です。


顧客リストを作成する(リードジェネレーション)ことが目的ならば、競争率の高い検索キーワードでの上位表示を狙うよりも、上位表示できるキーワード数を増やしていくことで、確実にサイトのアクセス数を増やしていくことができます。

ロングテールキーワードを使ったSEO対策を行うことで、安定したアクセスを確保でき、サイトのページビューを増やしお問い合わせ数の増加が期待できるとともに、このあとでご紹介する内部施策など他の施策に取り組めるようにもなります。

 

2018年最新版SEO対策における内部施策


検索キーワードの施策とあわせて重要になってくるのが、サイト内部のSEO施策です。


前述の通り、検索エンジンには検索結果を素早く表示させるために、各サイトを評価して順位づけるアルゴリズムが存在します。
各サイトの存在自体を検索エンジンに教える役割を持つのが「クローラー」(検索エンジンがサイトのコンテンツを収集するためのプログラム)と呼ばれる検索エンジンロボットです。


検索エンジンのクローラーは定期的に各サイトを訪れ、サイトのコンテンツを検索エンジンに伝えていきます。

クローラーはサイト訪問の際に、サイトの情報を取得し検索エンジンに伝えていきますが、多数あるサイトに対しクローラーはサイトにあるすべての情報を取得できません。

その際にクローラーにサイトの情報を伝えやすくするための施策が、内部施策と言われるものです。


内部施策としては様々なものがありますが、直近ですとGoogleがモバイルファーストインデックスへの移行を発表したことです。
モバイルファーストインデックスへの対応策のひとつとして、レスポンシブデザイン(PC、タブレット、スマホ等、画面サイズに応じてWEBサイトが自動的に最適に表示される画面)があります。

ほかにも数多くの施策があります。またの機会にご紹介したいと思います。


まとめ


◆SEOにおける基本原則は変わらず、Googleが明確に掲げているのはユーザー・ファーストであり、ユーザーの利便性を第一としていること


◆SEO対策は、BtoBマーケティングプロセスでは上流のリードジェネレーション(見込み客の獲得)であり、また、SEO施策と検索キーワードは切ってもきれない


◆2018年SEO対策は「ロングテールキーワード」と「内部施策」が核となる

監修者

古宮 大志(こみや だいし)

ProFuture株式会社 取締役 マーケティングソリューション部 部長

大手インターネット関連サービス/大手鉄鋼メーカーの営業・マーケティング職を経て、ProFuture株式会社にジョイン。これまでの経験で蓄積したノウハウを活かし、クライアントのオウンドメディアの構築・運用支援やマーケティング戦略、新規事業の立案や戦略を担当。Webマーケティングはもちろん、SEOやデジタル技術の知見など、あらゆる分野に精通し、日々情報のアップデートに邁進している。

※プロフィールに記載された所属、肩書き等の情報は、取材・執筆・公開時点のものです

執筆者

『MarkeTRUNK』編集部(マーケトランクへんしゅうぶ)

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