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運用型インターネット広告の仕組みとは?メリットとデメリット、種類について

2017.12.19
読了まで約 3

運用型広告は、インターネット広告市場で近年需要が拡大している広告種類です。

ユーザーのニーズや場面に応じて対応できる運用型広告は、効率と効果が期待でき、多くの企業が注目し採用しています。

今回は運用型広告の仕組みとメリット・デメリット、種類について解説します。

 

運用型広告とは

運用広告とは、「リアルタイムで入札額や広告素材等を変更・改善していきながら運用していく広告」です。

つまり、従来の「特定のサイトの枠を予約して買う」純広告とは異なる配信方法になります。

例えば、下記のような運用型広告をパソコンやスマートフォンの画面で目にすることができます。

・Yahoo!やGoogleの検索連動型広告やディスプレイ広告

・YouTube等の動画広告

・FacebookやTwitter等のSNS広告

 

運用型広告のメリット・デメリット

運用型広告の最大のメリットは、予算上限や配信期間、配信方法をコントロールできる事が挙げられます。

リアルタイムで計測が出来るので効果がなければ停止したり、効果があれば追加したりとすぐに調整ができます。

また、ユーザーの属性や地域、PCやスマホなどのデバイスなど細かくターゲットを絞ることや、広告面をターゲットに合わせて変えたりすることもできます。

課金方法も1クリックあたりの課金なのか、表示回数あたりの課金なのか、選べるところがあるので要望に合ったカスタマイズを加える事ができます。

一方、デメリットとしては、広告内容やキーワード、配信する地域や時間など細かい設定が出来る分、経験や知識、リアルタイムでの変更、結果の分析等が必要となり、目標とする結果を出すために、たくさんの時間と労力がかかる事です。

その大変さは運用を専門にやっている代理店や会社があるほどです。

 

運用型広告の種類

運用型広告には下記の種類があります。

 

・リスティング広告

リスティング広告は、検索連動型広告とも呼ばれ、Yahoo!やGoogleの検索サイトの検索結果の上部に表示させる広告配信方法です。

インターネットでユーザーが検索サイトを利用したり、サイトを閲覧したりするときに、入力したキーワードや閲覧しているサイトの内容に連動した広告を画面に表示する広告手法です。

ユーザーが興味をもっている分野の広告を効果的に表示することができるメリットがあります。

SEOリスティング広告の違いは下記コラムをご覧ください。

「SEO」と「リスティング広告」の違いとそれぞれの特徴について

 

ディスプレイネットネットワーク広告

ディスプレイネットネットワーク広告とは、アドネットワーク(複数の広告媒体を集めてネットワークを作り、それらの媒体に広告をまとめて配信する仕組み)上で買付け可能なホームページやブログの枠をネットワーク化して配信する方法です。

純広告のようなバナー広告とは違い、ユーザーの関心の高いと思われる層に配信したりすることができます。

 

・SNS広告

SNS広告で代表的なものとしては、Twitter広告やFacebook広告、などがあります。

クリックやインプレッションのような一般的な指標に加えて「いいね」やツイートなどをされることで拡散性を持たせるなどSNSならではの特徴があります。

 

・動画広告

動画広告とは、YouTubeなどの動画を視聴したときに流れてくる広告を指します。

近年ニーズが高まり市場を拡大している広告種類です。

 

・DSP広告

DSP広告とは、「Demand Side Platform」の略称で、複数のアドネット枠を横断的に広告配信することが出来る広告主向けのサービスです。

広告主は、ターゲットに対して、リアルタイムで広告枠の入札することが可能です。

課金は媒体側の配信プラットフォームSSPと接続してインプレッションごとにする仕組みになります。

 

リターゲティング広告(リマケ広告)

ユーザーは1回のインターネット訪問では、コンバージョン(各サイトの目標達成)や購入には至らないケースが多々あります。

リターゲティング広告とは、ユーザーのcookie情報を取得し、この情報をもとに別のサイトを見ている時に1回目に見た内容の広告を表示する配信方法です。

リターゲティング広告では、ユーザーが、過去に見た内容を思い出し、コンバージョンや購入に至ることを目的とします。

コンバージョン獲得には効率の良い配信方法ですが、単純なリターゲティング広告だけでは最適化を図るのは難しく、様々なセグメントや配信面の調節、過去にコンバージョンしたユーザーの拡張など最適化を図りながら運用されます。

※アドネットワークとDPS広告の違いについては下記コラムをご覧ください。

アドネットワークとDSP広告の違いと比較~メリット、デメリットについて

 

まとめ

◆運用型広告は「枠を予約して買う」純広告とは違いターゲット・単価・配信面が最適化された配信方法である。

◆その代表的なものとしてはYahoo!やGoogleの検索連動型広告やディスプレイ広告、YouTube動画広告、Facebook広告、Twitter広告などが主体となっている。

◆運用型広告の種類としてはリスティング広告、ディスプレイネットネットワーク広告、SNS広告、動画広告、DSP広告、リターゲティング広告がある。

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監修者

古宮 大志(こみや だいし)

ProFuture株式会社 取締役 マーケティングソリューション部 部長

大手インターネット関連サービス/大手鉄鋼メーカーの営業・マーケティング職を経て、ProFuture株式会社にジョイン。これまでの経験で蓄積したノウハウを活かし、クライアントのオウンドメディアの構築・運用支援やマーケティング戦略、新規事業の立案や戦略を担当。Webマーケティングはもちろん、SEOやデジタル技術の知見など、あらゆる分野に精通し、日々情報のアップデートに邁進している。

※プロフィールに記載された所属、肩書き等の情報は、取材・執筆・公開時点のものです

執筆者

『MarkeTRUNK』編集部(マーケトランクへんしゅうぶ)

マーケターが知りたい情報や、今、読むべき記事を発信。Webマーケティングの基礎知識から、知っておきたいトレンドニュース、実践に役立つSEO最新事例など詳しく紹介します。 さらに人事・採用分野で注目を集める「採用マーケティング」に関する情報もお届けします。 独自の視点で、読んだ後から使えるマーケティング全般の情報を発信します。

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