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CTA(Call to Action)とは? 行動を喚起して成果を上げるWeb制作

2021.4.6
読了まで約 3

「Webサイトで今まで以上に成果を上げたい」あるいは「サイトを作ったけれど、いまいち効果が実感できない」と思ったら、CTAを改善してみるとよいかもしれません。サイトを少し変えるだけで大きな成果を上げられるようになるケースも少なくありません。

今回はCTAを意識したWeb制作のポイントをご紹介します。

CTAとは

CTAとは「Call to Action」の略で、日本語にすると「行動喚起」という意味合いがあります。Webマーケティングではサイトをアクセスした人を特定の行動に誘導することや、その要素のことを指します。

具体的には、商品を購入してもらう、サービスに申し込んでもらう、資料請求をしてもらう、問い合わせをしてもらう、コンテンツを読んでもらう……会社やサイトによって見込み客にどんな行動をとって欲しいかは変わってきますが、何らかのアクションを起こさせるためのきっかけをCTAと呼びます。

たとえば、よくWebサイトを見ているとよく目にする、「購入はこちら」「詳しくはこちら」というボタンがこれに当たります。現にサイトを制作されているなら、こうしたボタンを設置されているかもしれません。

キーポイントはリンクボタンやバナーの作り方

CTAの鍵となるのが、前述のような「購入はこちら」「詳しくはこちら」と書かれたリンクボタンやバナーの作り方です。これらのクオリティや配置の仕方によって成果が大きく変わってきます。リンクボタンの色を変えただけで大きく成果が上がったというケースもあれば、逆にデザインを変えた途端に全くクリックされなくなってしまったというパターンもあります。

たかがボタンと思われるかもしれませんが、見込み客が行動するかどうかを左右する重要な要素なのです。

CTAを向上させるために考えたい作り方のポイント

それでは具体的にCTAを向上させるためにはどうしたらよいのでしょうか?見込み客が行動したくなるWebサイト、特にリンクボタンを作成するポイントを解説します。

●文言を考える
リンクボタンを作成する上で一番意識したいポイントです。「購入はこちら」「資料請求をする」など、見込み客にとってもらいたい行動を促すメッセージを書くのが基本ですが、表現の方法はさまざまです。

たとえば商品紹介をしているページであれば「購入はこちら」でもよいかもしれません。見込み客の購買意欲が高い場合は、非常にわかりやすくなります。

しかし、購買を促していないようなコンテンツ(コラムや読みもの、情報など)にいきなり「購入はこちら」というボタンがあると、ユーザーは身構えてしまいます。そういった場合は「詳しくはこちら」「まずは資料請求をする」といったボタンを設置してワンクッション置いたほうがよいでしょう。

また、カッコいい、あるいはかわいいサイトに「購入」といきなりボタンが出てくると興ざめしてしまいます。文言は、サイトの雰囲気やコンテンツの内容に応じて変えましょう。「今だけ無料お試し」「20%オフ」「限定情報はこちら」というようにキャッチーにしてみるのもよいかもしれません。

●ボタンのデザイン
せっかくリンクボタンを設置しても、サイト内で埋もれてしまっては意味がありません。なるべく目立つような形状や色にしましょう。ただし、目立てば何でもよいというわけではありません。

たとえば、よくいわれるのが「緑色はクリック率が高くなる」という説です。緑色は植物を連想させリラックス効果があること、青信号の色であり安心感があることが根拠として挙げられています。また、丸い形状はやはり人に安心感を与えるといわれています。

ただし、緑色や丸いものが必ずしも成果が出るとは限りません。やはりサイトの雰囲気や内容にマッチしたものを選ぶ必要があります。

色や形は人の深層心理に影響を与えるのでこだわってみましょう。

●ボタンの種類を増やしすぎない
見込み客を獲得したいからといって、ボタンの種類を増やしすぎるのも考えものです。「購入はこちら」「無料体験」「資料請求をする」「問い合わせる」「続きを見る」などのボタンが乱立しているとユーザーが迷ってしまい、かえって離脱することになりかねません。

できるだけ1種類に絞って配置しましょう。

●ボタンの位置にこだわる
ボタンを配置する位置にもこだわりましょう。たとえば商品についてまだ何も説明していないサイトの一番上部に「購入する」というボタンを配置してもあまり意味がありません。

しっかりコンテンツで商品を説明した上で、最後に「購入する」というボタンを配置すれば、注文につながりやすくなります。

また、サイトのデザインによって目立つ位置も変わってきます。ボタンが自然に視界に入りやすく、かつ行動を促せるような位置に設置しましょう。

テストをしながらCTAの精度をアップさせよう

CTAは一度考えたら終わりというものではありません。何度も何度もテストすることで、成果につながりやすいパターンがわかってきます。ボタンの文言や色、形状、位置などを変えてみて、クリック率やコンバージョン率などを比較してみましょう。

サイトを2パターン用意して比較する「ABテスト」も有効です。

CTAは非常に奥が深く、うまくいけば大きな成果を上げられる可能性があります。ぜひ、いろいろ試してみて、勝ちパターンを見つけてみてください。

関連記事:ABテストとは? 4つの種類とやり方、仕組みをわかりやすく解説

まとめ

◆CTAとは、「Call to Action」の略で「行動喚起」という意味合いがある。Webマーケティングでは、サイトをアクセスした人をとってもらいたい行動に誘導すること、その要素のことを指す。

◆CTAとは、具体的にはサイト上に表示させるリンクボタンやバナーなどのことをいう。

◆CTAの鍵となるのは、リンクボタンやバナーの作り方である。文言、デザイン、配置などを工夫することによって、成果が大きく変わる場合がある。

◆何度もテストすることで、成果につながりやすいパターンがわかる。サイトを2パターン用意して比較する「ABテスト」も有効。

監修者

古宮 大志(こみや だいし)

ProFuture株式会社 取締役 マーケティングソリューション部 部長

大手インターネット関連サービス/大手鉄鋼メーカーの営業・マーケティング職を経て、ProFuture株式会社にジョイン。これまでの経験で蓄積したノウハウを活かし、クライアントのオウンドメディアの構築・運用支援やマーケティング戦略、新規事業の立案や戦略を担当。Webマーケティングはもちろん、SEOやデジタル技術の知見など、あらゆる分野に精通し、日々情報のアップデートに邁進している。

※プロフィールに記載された所属、肩書き等の情報は、取材・執筆・公開時点のものです

執筆者

『MarkeTRUNK』編集部(マーケトランクへんしゅうぶ)

マーケターが知りたい情報や、今、読むべき記事を発信。Webマーケティングの基礎知識から、知っておきたいトレンドニュース、実践に役立つSEO最新事例など詳しく紹介します。 さらに人事・採用分野で注目を集める「採用マーケティング」に関する情報もお届けします。 独自の視点で、読んだ後から使えるマーケティング全般の情報を発信します。

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