B to Bでビジネス成長を目指すためには、「成果を上げられる自社サイトの構築」が必須ともいえる課題である。問い合わせや資料請求など、新規顧客の獲得に向けた、集客ができるB to Bサイトをつくっていく必要があるからだ。
サイトづくりを成功させたいとさまざまな取り組みを進めるものの、具体的にどのような点に注意すべきか、悩みを持つ担当者も多いだろう。
本記事では、押さえておきたいB to Bのサイトづくりや成功させるポイントについて、詳しく紹介する。
参照元:BtoBサイトを成功に導く9つのポイント!成功事例も紹介
Webサイトの制作ポイント
B to Bサイトにとって、顧客目線の設計やデザインは重要である。CTA(Call To Action:行動喚起)を意識して、顧客を誘導できるような、緻密なサイト設計を行うことがポイントだ。
Webサイトのリニューアルにおいても、ただやみくもに新しく設定するのではなく、成約率や問い合わせ率を上げるための施策が大切である。
例えば、トップページ。サイト訪問者が初めて見るページには、顧客が必要としている情報を見やすく掲載する。
ファーストビューには、「どのような企業であるか(企業名)」「問い合わせページへのボタン(リンク)」「資料請求のボタン(リンク)」などの情報を必ず盛り込むこと。
企業理念などは、トップページに掲載する必要がないといってもいいだろう。検討する前段階で知っておきたい情報以外は、できるだけ省いておくことがポイントだ。
雑誌でいう表紙の部分となるサイトのトップページには、数秒で見やすいと判別できるようなデザインや情報の掲載が望ましい。
B to Bサイトでは、画面の動きや画像の派手さを必要とせず、ユーザーが知りたい情報にすぐたどりつけるような、ユーザビリティを重要視した導線設計が必要だ。
サイトに訪問したユーザーの目線で、定期的にCTAを見直し・改善する。資料請求や問い合わせへのボタン(リンク)はユーザーが迷わないよう常に最適な場所へ設置し、コンバーションにつなげるような工夫をしよう。
特に、エントリーフォームは、離脱の可能性が考えられる場所として注意が必要だ。
「わかりにくい」「入力したつもりがうまくいかない」ということがないように、EFO(Entry Form Optimization:エントリーフォーム最適化)ツールを活用し、未入力・半角/全角などのエラーに対応するよう実施しておく。離脱の機会を減らすために、必要最小限の項目数に留めることも大切だ。
B to Bサイトを成功させるポイントとは?
B to Bでは、SEOやLP(Landing Page:広告からサイトに訪問する最初のページ)のテストなど、見直し・改善を継続して行っていく必要がある。以下にそのポイントをまとめた。
●オウンドメディアでSEO対策
ウンドメディアを通じて、自社の最新情報を見込み顧客に知ってもらうことはビジネス成長において有効な施策といえる。SEO対策で検索上位に表示させることができれば、コンバージョンは改善し、戦略的な運用ができるだろう。一般的な会社情報となるコーポレートサイトとオウンドメディアを分けることで、訪問客が知りたい情報だけが詰まった、有益な設計のサイトを制作することが可能である。
●Web広告も並行して取り組む
リードを獲得する上で、Web広告での訴求は必要不可欠といえるだろう。オウンドメディア等と並行して、情報を発信し続けることがポイントだ。
●継続してLPやCTAをテストする
Web広告での効果を上げるためには、LPやCTAに課題はないか、配置やサイズなどのテストを繰り返し行う必要があるだろう。コンバージョン率を上げるためには、どのようなデザインがよいのか、解析ツールなどを活用してサイトのデザインを見直していく作業が重要だ。
サイト内で訪問客が読まなかったテキストや離脱が多い場所、また、コンバージョンに至った場所などを何度も繰り返し分析し、積極的にリニューアルしていくことがポイントである。
●コンテンツの制作を続ける
カスタマージャーニーで設定した顧客のニーズに沿うコンテンツの制作は欠かせない。 メルマガ・ホワイトペーパー・ブログ・ウェビナーなど、必要に応じた種類のコンテンツを制作し続けることが大切だ。
トレンドはもちろん、顧客が求めるコンテンツを充実させ、B to Bサイトを成功に導こう。
まとめ
B to Bにとって必要不可欠ともいえる、成果を上げられる自社サイトの構築。サイトへ訪問したユーザーにとって必要な情報を最適な場所に配置し、コンバージョン率を上げることが大切だ。オウンドメディアなどで有益なコンテンツを提供し続けること、訪問者の離脱を防ぐための工夫をすること、サイトの分析を定期的に行い、改善を続けることが成功への鍵となるだろう。