検索連動型で、画面上部に表示される「リスティング広告」。GoogleやYahoo!などで、それぞれのサイトに誘導するようなテキスト型の広告が掲載できる。ユーザーが何らかのキーワードを検索するときに誘導でき、費用対効果が高いといわれる広告だ。
「これからリスティング広告に取り組みたい」または「もうすでに始めている」といった場合においても、その仕組みや他広告との違いについて、詳しく理解していないという企業も多いだろう。
本記事では、マーケティング活動を行う上で重要な、リスティング広告の費用や具体的な運用方法、知っておきたい注意点などを紹介する。
参照元:【リスティング広告の基本知識】初心者が知っておきたい内容・運用方法・効果とは?
リスティング広告とは何か?
GoogleやYahoo!などの一般的な検索エンジンにおいて、画面の上の位置に表示されるテキスト型の広告がリスティング広告である。自然検索で上位に上がってきた表示の、さらに上に位置している広告だ。
キーワードを前もって指定して、それに合致するユーザーからの検索があれば表示させることができる。広告料は表示のみであれば無料。ユーザーがその広告を見てクリックをすれば料金が発生する。いわゆる「Pay Per Click(PPC:クリックごとに支払いが発生)」広告 である。
他広告との違いは?
よく比較の対象となるのが「ディスプレイ広告」だ。
ディスプレイ広告はリスティング広告と異なり、広告枠に表示される設定である。Webやアプリに動画やバナーで表示させることが多く、トップページなどでユーザーに幅広くアプローチするための広告といえるだろう。
一方、リスティング広告は検索連動型で、動画のようなクリエーティブは必要なく、テキスト広告のみという点がポイントだ。画面の上位に表示されることで効果においては即効性が高く、SEOのように手間や大きな費用がかからないことがメリットだろう。
料金はクリックされたときのみ支払う契約のため、「とにかく費用を抑えたい」「試してみたい」という企業には有効だといえるだろう。
クリック率については、約2%以上を見込め、6%ほどになる場合もある。自然検索の場合は、トップ表示で約20%のクリックがあるといわれている。トップから3つ目の表示で約7%だ。リスティング広告は費用を抑えられる広告であるものの、自然検索よりはクリック数が少ないということを理解しておこう。
また、取り掛かる際に必要といわれる費用は目安で20万円ほどとなっている。キーワードを入札する制度だが、その状況によって価格が上下するため、10万円や50万円の場合もあり得るのだ。まずは自社が取り扱いたい商品やサービスの費用対効果を検討するとよいだろう。
参照元:【リスティング広告の基本知識】初心者が知っておきたい内容・運用方法・効果とは?
運用方法や注意点は?
リスティング広告の運用方法は、代理店(専門家)に依頼、もしくは自社の部署内でも担当することができる。予算やスキルに応じて選ぶことがポイントだ。
スキルを高めノウハウを蓄積させたい場合や、できるだけ費用を抑えたい場合は自社で取り組むとよいだろう。
専門性の高い代理店に依頼する場合は、その分高い効果が期待できるはずだ。費用は50万以上ともいわれている。その他運用費として手数料が発生する場合もあるだろう。
注意しなければならないのは、せっかくクリックされた広告先のページにまったく魅力がないことだ。そこでユーザーに自社商品やサービスの特性をうまく伝えることができなければ、ただ広告料を支払うだけで、無駄になってしまう可能性があるからだ。
遷移先が充実した内容で、問い合わせや売り上げにつながる行動を促せるよう、ページづくりには工夫が必要である。
参照元:【リスティング広告の基本知識】初心者が知っておきたい内容・運用方法・効果とは?
まとめ
リスティング広告は画面の上部に位置する検索連動型の費用を抑えた広告である。クリックで料金が発生するため、比較的費用を抑えた広告が打ち出せるだろう。
注意点は、クリック後の遷移先のページづくりである。コンバージョン率を高められるような、ユーザー目線のページを構築することが重要だ。