日本国内のみならず、世界でも利用ユーザーの多いインターネットサービス「Twitter」。
幅広い世代に浸透していること、情報を拡散し分析や収集などに活用しやすいことなどから、企業のマーケティング担当者にとっては押さえておきたいツールの一つである。
さまざまな業界の企業がTwitterキャンペーンを活用する中で、自社の成長につながる大きな成果を得るためには、どのような施策が必要なのか。
最新の調査結果から、ユーザーの心理やブランドへの好感度、購買行動の変化などを分析する。
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キャンペーンへ参加したことがあるユーザーの割合は?
出典元:【2021年最新版】Twitterユーザーによる「企業公式アカウント開催のTwitterキャンペーン利用実態調査」結果発表!(アライドアーキテクツ株式会社調べ)
企業の公式アカウントがそれぞれ独自に開催するTwitterユーザーへのキャンペーン。
Twitterを利用するユーザーなら、一度は目にしたこともあると予想されるが、実際に参加した割合は全体の約60%であることが判明した。
上図のように、性別や年代については、どちらも数字的に大きな差がないようだ。
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利用アカウントについて
出典元:【2021年最新版】Twitterユーザーによる「企業公式アカウント開催のTwitterキャンペーン利用実態調査」結果発表!(アライドアーキテクツ株式会社調べ)
企業アカウントが行うキャンペーンに参加する際、主に利用している自分のアカウントを使っていると答えたのは約65%だった。その他、約28%のユーザーは、懸賞に応募するためのアカウントからキャンペーンに参加しているようだ。趣味用、応募用、仕事用など、その目的で使い分けて利用するTwitterユーザーも一定数いることが判明した。
アカウント保有数は?
出典元:【2021年最新版】Twitterユーザーによる「企業公式アカウント開催のTwitterキャンペーン利用実態調査」結果発表!(アライドアーキテクツ株式会社調べ)
調査によると、利用するアカウント数は「1」が全体の約70%。「2」と答えたのが約20%、それ以上保有するユーザーが合計で約10%以上という結果になった。
また、アカウント保有数を「1」と答えたユーザーの約80%が、自身のプライベートで使用するもの。懸賞応募用の利用は約6%と少数である。
ユーザーが企業に求めているものとは?
出典元:【2021年最新版】Twitterユーザーによる「企業公式アカウント開催のTwitterキャンペーン利用実態調査」結果発表!(アライドアーキテクツ株式会社調べ)
企業アカウントをフォローしたきっかけについては、約60%がTwitter上で参加できる「キャンペーン」と答え、次いで約45%のユーザーが「企業の公式サイト」と回答している。
さまざまな企業から施策として展開されるキャンペーンが広く浸透し、フォローのきっかけになっていることが明らかになったといえるだろう。
フォローしてくれる顧客(自社のファン)を増やしたい企業にとって、今後も押さえておきたい重要な広告コンテンツになりそうだ。
また、企業の公式アカウントに求めることについて調査したところ、約半数が「新情報やセールス情報」と回答。「(割引クーポンなどの)Twitterキャンペーン」と回答しているユーザーが約40%いることにも注視したい。
Twitter上でのキャンペーン活動が、企業にとって好印象を持ってもらう有効な施策となり得ること、喜んでもらえる可能性があること、などが判明したといえるだろう。
一方で、キャラクターや「中の人」などを活用した「何げない日々の投稿」などを求めているユーザーは約8%とごくわずかである。
企業がTwitterを運営していく上で気をつけたい「変化のない日常の投稿」だけでなく、定期的に「魅力的かつ特別なキャンペーン施策」を織り交ぜるなど、内容を工夫することがポイントだ。
まとめ
今回の調査では、ユーザーが企業アカウントに最も求めていることは「クーポンを含めた新しい情報・セールス情報の発信」であることがあきらかになった。
お得な新情報を継続して発信すること、参加しやすいキャンペーンを定期的に開催することは、企業の認知拡大や自社のファン獲得に有効な施策になるといえるだろう。
参照元:【2021年最新版】Twitterユーザーによる「企業公式アカウント開催のTwitterキャンペーン利用実態調査」結果発表!(アライドアーキテクツ株式会社調べ)