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Google広告の予算管理〜抑えるべき9つのポイントとは

2021.2.17
読了まで約 3

パソコンやスマートフォンが普及したことで、人々はほしいものや知りたい情報があったとき、手近なデバイスを利用して簡単に検索できるようになりました。オンライン検索が日常的におこなわれる現在、マーケティングにおいてもオンライン広告の活用は欠かせません。オンライン広告の効果を最大化するには、広告予算をどう考えていけばよいのでしょうか。

この記事では、Googleがまとめたオンライン広告の予算管理で抑えるべき9つのポイントをご紹介します。

1. まずは求める成果や目標を設定する

1つ目のポイントは、Google広告によって実現したい成果や目標をあらかじめ設定することです。 サイトの訪問者数をアップさせたい、特定のユーザー層にのみ認知度を高めたいなど、広告掲載でどのような成果を求めるのか明確にしましょう。そうすれば目標が立てやすくなり、目標達成のためのキャンペーン設計や戦略が練りやすくなるはずです。

2. Google広告とアナリティクスを連携する

2つ目のポイントは、Google広告とアナリティクスを連携することです。

アナリティクスとは、サイトやアプリにアクセスするユーザー像を詳細に分析できるアクセス解析ツールです。Google広告だけではコンバージョン(広告主の求める成果)の詳細な情報はわかりませんが、アナリティクスとリンクすることでユーザーの動きや反応が把握できます。アナリティクスを使えば、コンバージョンにつながりにくいキーワードは変更するなど、無駄な広告費用の発生を極力抑えられるでしょう。

3. 設定した予算は細かく変更しない

3つ目のポイントは、Google広告で設定した予算の細かい変更は避けることです。 Google広告の表示は自動調整され、検索が多い日は表示頻度が上がり、検索が少ない日は表示頻度が下がるようになっています。日によっては予算の上限を超えることがありますが、1ヶ月で見れば予算で収まるように調整されます。そのため細かい変動を気にする必要はなく、一旦セットした予算は動かしすぎないようにしましょう。

4. ディスプレイ広告で広告戦略を強化

4つ目のポイントは、ディスプレイ広告を作成し広告戦略をさらに強化していくことです。

検索広告よりもコンバージョン率が下がる傾向がありますが、幅広いユーザー層にリーチできるため、ブランドイメージや認知度の向上が期待できます。検索広告で一定の効果が得られたら、ディスプレイ広告も取り入れてみるのがおすすめです。

5. ターゲット地域を絞って広告を表示させる

5つ目のポイントは、Google広告を表示させるターゲット地域を絞り込むことです。

広告の予算効率を高めるには、よりコンバージョンにつながる可能性の高いターゲットに絞って訴求するのが効果的です。アナリティクスのデータを活用し、トラフィックやコンバージョンの発生が多い地域だけにターゲットを限定させましょう。

6. Google検索の掲載順位向上を目指す

6つ目のポイントは、Google検索の掲載順位向上を目指すことです。

Googleによると、上から4番目以降の掲載枠でもトラフィックが発生し、クリック単価を抑えられる可能性があるとのことです。つまり、最上位でなければ広告効果が得られないということはありません。広告戦略の最適化を重ね、掲載順位アップを目指しましょう。

参考:Google社 『Google 広告の予算管理:9つのポイント』

7. ロングテールキーワードを活用する

7つ目のポイントは、ロングテールキーワードの活用です。

ロングテールキーワードとは、複数の単語を組み合わせたキーワードです。具体性の高いロングテールキーワードは購買意欲のある見込み客を呼び込めるため、よりコンバージョンにつながりやすいメリットがあります。

ロングテールキーワードの候補を見つけるには、Googleのキーワードプランナーが役立ちます。特定のキーワードの検索ボリュームが把握できるため、ロングテールキーワードの選定にはもってこいでしょう。

8. キャンペーンは目的で使い分ける

8つ目のポイントは、目的によってキャンペーンを使い分けることです。

キャンペーンごとに予算をセットできるGoogle広告では、目標に応じて広告予算を分配できます。キャンペーンを分けることでユーザーの検索に対しより具体性のある広告を表示できるため、1つのキャンペーンに予算をつぎ込まず使い分けるようにしましょう。

9. 広告効果の確認と調整を繰り返しおこなう

9つ目のポイントは、広告効果の確認と調整を繰り返すことです。

Google広告では、掲載結果を参照してオンラインマーケティング戦略を見直し、それに応じて予算を常時変更できます。Googleは、キャンペーン効果がどのくらいあるのか検証と調整を繰り返すことで、オンラインマーケティングの投資対効果を最大限高められると考えています。

参考:Google社 『Google 広告の予算管理:9つのポイント』

まとめ

◆Googleがまとめたオンライン広告の予算管理で抑えるべきポイントは次のとおり。 オンライン広告費用の使い方に注意し、9つのポイントを抑えて計画的な運用を心がけよう。

1. まずは求める成果や目標を設定する
2. Google広告とアナリティクスを連携する
3. 設定した予算は細かく変更しない
4. ディスプレイ広告で広告戦略を強化
5. ターゲット地域を絞って広告を表示させる
6. Google検索の掲載順位向上を目指す
7. ロングテールキーワードを活用する
8. キャンペーンは目的で使い分ける
9. 広告効果の確認と調整を繰り返しおこなう

監修者

古宮 大志(こみや だいし)

ProFuture株式会社 取締役 マーケティングソリューション部 部長

大手インターネット関連サービス/大手鉄鋼メーカーの営業・マーケティング職を経て、ProFuture株式会社にジョイン。これまでの経験で蓄積したノウハウを活かし、クライアントのオウンドメディアの構築・運用支援やマーケティング戦略、新規事業の立案や戦略を担当。Webマーケティングはもちろん、SEOやデジタル技術の知見など、あらゆる分野に精通し、日々情報のアップデートに邁進している。

※プロフィールに記載された所属、肩書き等の情報は、取材・執筆・公開時点のものです

執筆者

『MarkeTRUNK』編集部(マーケトランクへんしゅうぶ)

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