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広告ブロックの解説と最新のおすすめコンテンツブロッカーを解説

2021.1.7
読了まで約 3

普段の業務で、PCやスマートフォンのブラウザからインターネットリサーチをしていると、ふと、広告が気になることがありませんか? プライベートではまだ良いものの、業務中にそのような広告が多いと、妨げになることもあります。

そうした広告は、設定変更やツール導入で簡単にブロックすることができます。広告コンテンツだけでなく、追跡もブロック可能です。

そこで今回は、広告ブロックの解説と共に、おすすめのコンテンツブロッカーをご紹介します。

広告ブロックとは

広告ブロックとは、ブラウザでWebサイトを閲覧しているときに表示される広告を非表示にすることです。また、その広告をブロックするためのソフトウェアを指すこともあります。

広告ブロックはWebサイト上に表示される広告コンテンツを非表示にして閲覧を快適にすること、販促のための追跡をされないようにすることなどを目的に行います。

コンテンツブロックという言葉もよく耳にしますが、これは広告ブロックのうちの一つで、広告を含むコンテンツを非表示にするということを意味します。

しかし、広告ブロックは、広告コンテンツ非表示だけにとどまりません。

●広告ブロックの機能
広告ブロックには大きく分けて2つの機能があります。

1.広告コンテンツを非表示にする
ブラウザがサーバーから受け取ったソースコードから不要な広告のコードを削除することで、広告コンテンツを非表示にする機能です。バナー広告や記事広告などの広告を非表示にするほか、ポップアップウィンドウで表示されるポップアップ広告を停止するもの、動画広告、SNSのタイムライン広告をブロックするものもあります。

2.Cookieデータのトラッキングをブロックする
近年、ユーザーの閲覧履歴をもとに好みや属性を想定して広告を配信する追跡型広告というものが活用されています。例えば、家電を購入しようと思って家電量販店のECサイトに何度か訪れた日の翌日に、再びインターネットを閲覧していると、家電量販店のECサイトとはまったく関係のないWebサイト上で、昨日探していた家電の広告ばかりが表示されるという経験はないでしょうか。なぜ家電量販店のECサイトに訪れたことがわかっているのかというと、Cookie(クッキー)というWebサイトを閲覧することで残る訪問情報を参照しているからです。このCookieを追跡(トラッキング)するのを拒否することのできる広告ブロックツールもあります。

iPhoneとAndroidの広告ブロックの設定方法

現在は、スマートフォンでインターネットを閲覧するユーザーが多いことから、主にiPhoneとAndroidのブラウザで閲覧する際の広告ブロック方法が話題に上ります。それぞれの標準ブラウザの設定を変更することで広告ブロックをする方法をご紹介します。

●iPhoneの広告ブロック設定方法
・ポップアップ広告をブロック
「設定」→「Safari」→「ポップアップブロック」をオンに

・追跡型広告をブロック
「設定」→「プライバシー」→「広告」→「追跡型広告を制限」をオンに

●Androidの広告ブロック設定方法
・ポップアップ広告をブロック
「Chrome」メニューの「サイトの設定」→「広告」→「広告」をオフに

・追跡型広告をブロック
「Chrome」メニューの「サイトの設定」→「ポップアップとリダイレクト」→「ポップアップとリダイレクト」をオフに

おすすめのコンテンツブロッカー

広告ブロックを行えるソフトウェアやアプリ、ブラウザなどのコンテンツブロッカーを利用して広告ブロックをする方法もあります。ここでは、スマートフォンとPCそれぞれについて、おすすめのコンテンツブロッカーをご紹介します。

●スマートフォン用アプリ
・AdGuard【iOS・Android】
Webサイトの広告のほか、アプリやゲームの広告も非表示にするアプリです。多様な広告フィルタが利用できるのが特長です。また広告フィルタは定期的に更新され、品質が高く保たれています。

・AdFilter【iOS】
Webサイトに表示される広告を、非表示にするアプリです。iOSのみに対応しており、Safari利用時に適用されます。SNSのシェアアイコンも非表示にすることができます。

●スマートフォン用ブラウザ
・Firefox Focus【iOS・Android】
有名ブラウザの一つ、Firefoxのプライバシー保護ブラウザです。広告ブロックや履歴削除機能が搭載されています。追跡やアクセス解析もブロックしてくれます。

・Brave【iOS・Android】
広告表示や追跡をブロックするブラウザです。ブロックする広告をWebサイトごとに変更できます。またブロックした広告等と共に、ブロックしたことによって節約された時間を表示するため、このブラウザの有効性をパッと見て知ることができます。

●PCブラウザ用拡張機能
・Adblock Plus【Windows・MacOS】
Chrome、Firefox、Microsoft Edge、Operaなどの各種ブラウザに対応(※Windows版)する拡張機能です。この拡張機能をブラウザに追加することで、広告表示、追跡、マルウェアサイトへの接続をブロックできます。広告表示については、バナー広告、YouTubeビデオ広告、Facebook広告、ポップアップ広告など幅広くブロックします。

広告ブロックツールにはセキュリティ問題もある

一見、便利に見える広告ブロックツールですが、一般的に、セキュリティの問題があることは知っておいたほうが良いでしょう。

広告ブロックツールの脆弱性をねらい、サイバー犯罪者が個人のデータを盗み取るなどの目的で悪意あるコードを送り込むリスクも指摘されています。

また、偽の広告ブロックツールを配布されるケースも過去にあったことから、ツール選定には十分に注意する必要もあります。

まとめ

◆広告ブロックとは、ブラウザでWebサイトを閲覧しているときに表示される広告を非表示にすること、もしくは広告をブロックするためのソフトウェアのこと。

◆広告ブロックには、広告コンテンツを非表示にする機能や、Cookieデータのトラッキングをブロックする機能がある。

◆おすすめのコンテンツブロッカーには、スマートフォン用のAdGuardやAdFilterといったアプリ、Firefox FocusやBraveといったブラウザがある。PCブラウザの拡張機能に追加できるAdblock Plusもある。

監修者

古宮 大志(こみや だいし)

ProFuture株式会社 取締役 マーケティングソリューション部 部長

大手インターネット関連サービス/大手鉄鋼メーカーの営業・マーケティング職を経て、ProFuture株式会社にジョイン。これまでの経験で蓄積したノウハウを活かし、クライアントのオウンドメディアの構築・運用支援やマーケティング戦略、新規事業の立案や戦略を担当。Webマーケティングはもちろん、SEOやデジタル技術の知見など、あらゆる分野に精通し、日々情報のアップデートに邁進している。

※プロフィールに記載された所属、肩書き等の情報は、取材・執筆・公開時点のものです

執筆者

『MarkeTRUNK』編集部(マーケトランクへんしゅうぶ)

マーケターが知りたい情報や、今、読むべき記事を発信。Webマーケティングの基礎知識から、知っておきたいトレンドニュース、実践に役立つSEO最新事例など詳しく紹介します。 さらに人事・採用分野で注目を集める「採用マーケティング」に関する情報もお届けします。 独自の視点で、読んだ後から使えるマーケティング全般の情報を発信します。

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